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こんな事件があると、またどっかのアホ評論家が……

2005-05-13 21:31:16 | Weblog(日記や雑記)
「ハーレムつくる」小林容疑者 18歳少女首輪監禁(産経新聞)goo! ニュース

 はあ……ってな感じですね。
 こんな事があるとまた、どっかのアホ評論家が「ゲームの所為だ!」とか「『萌え』のせいだ!」とか言い出すんだろうなあ。
 論調までピンポイントで予測できそうです。「こう言う事件が出てくるのは百パーセントTVゲームや『萌え』ブームのせいだ! だから、そう言ったものは排斥しよう!」
 言い方はどうあれ、こう言う系統の論調が跋扈しそうですよね。

 しかし本質的には、こう言った事件を起こすのは、あくまで個人なんですよ。
 元々何処の世界にも、こう言った狂人が1パーセント(もしくはそれ未満)くらいはいるわけで。
 そう言う人間は本来、どういう環境に置かれても、こう言う事件を起こすものなんですよ。現実に、日本でも世界的にも、強姦で捕まる人間は後をたたないわけですが、それは「ゲームのせい」だとか「萌えのせい」だとかは言われませんよね。
 それに、例えば同性愛者とか、性同一性障害とかはよく取り上げられますが、これにも「過激化するエロ雑誌のせい」とか、そう言ったところに原因を求めたりはしませんよね。まあ、当然の話ですが。

(特に日本の)評論家という存在は何故か、やたらと何か自分の分からない事を「社会のせい」とかに求める傾向があり、これが非常に厄介です。
 この傾向を分析すると、おそらくはマルキシズムの変形だとは思うんですが……(『資本主義体制ではこう言うことが往々にして起こる。だが、社会主義になれば起こらない』と、本気で思っている輩が、この国には沢山いる。つまり、今の日本の体制を崩壊させ、社会主義体制にしよう! と考えている奴が、遠まわしに資本主義批判をしていると言う事)。

 まあ、こんな事でどうこう言っても、お偉い頭を持っている人は、読みもしないのでしょうがね。

 ――BOMBAS / CHIMO BAYO を聴きながら――