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点字ディスプレーの講習Part2

2005-10-29 | パソコン講習(自宅へお伺いします。)
第2回目の講習の日程が決まった。2回目の講習には、受講生の他に、システム担当、点字担当、そして手話通訳さんの3人が存在している。受講生1人に対して3人体制になった。厳密に言えば点字講師の親が運転手さん件通訳になるから、1対4人体制かな。

どうやって受講生に伝えるか?
点字講師>親>手話担当>受講生このような流れで講習を行う予定になっている。
様々な障害を抱えているために、点字講師>受講生という直接的な講習はできないからだ。段取りは作ってみたものの、手話でどこまで表現ができるのかわからない。技術的な部分は手話でどのように話すのだろうか?受講生は視覚、聴覚障害を抱えているために、PC Talkerを利用することもできない。

やってみなければわからないところも多く存在しているので、当日までにできることを下調べしてみた。

【システム、PCの環境設定】
視覚障害者は、利用するソフトも、それ専用のソフトが存在している。当然のことながら、点字ディスプレーと併用して、winXPなどでも利用しやすく設定をする必要がある。また、聞き取りが可能であれば、OCRなど利用した、読み上げソフトも利用する。自動的に内容を読み上げてくれる。

インターネット接続環境も整ったところで、今度はメールの設定となったわけだが、視覚障害者専用のメールソフトは主にMMメールというものを利用しているそうだ。

さっそくダウンロードして、利用方法を調べたが、これはシェアウェアとなっているために1ヶ月の試用期間の後有料扱いになっている。設定方法などは通常のアウトルックなどと変わらないから、設定できそうだ。
また、PC環境については、通常はctrl,alt,winキーの3個のキーで操作できるようにすると便利のようです。ちょどいいサイトを見つけました。
視覚障害の方とパソコンとの出会いを演出するITサポータ養成講座
これを読んであらためて考えさせられるところも多かった。視覚障害にかかわらずパソコンを習いたい人にとって、まず最初の難関は難しい言葉の羅列で迷ってしまうこと。初めて聞く言葉が多いからそれだけで迷ってしまうこと。この養成講座には、教え方の基本もかかれている。これは健常者にも通用することだと思う。

あえて難しい言葉は使わない。そして、興味をひいたことから実践していく。難しいものを押し付けない、まずパソコンに慣れて、楽しんでもらうことを心がける。無言の作業をすると不安感を抱くので説明をしながら操作していく。などなどたくさんのことが書かれてある。

パソコン講習は、かゆいところに手が届く、分かりやすい講習が一番。そのためには、講師の技量や知識も豊富でなければ、余裕をもった講習などもできない。受講生も学ぶが、講師は技術以外にも、もっと学ぶことが多いはずである。

2回目の講習をまた、報告します。
こんなページもありましたので、リンクします。
視覚障害者に対するサポーター養成講座



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