天気と選挙のいちびり

今日はあたたかくよく晴れている。暑いくらいだ。たまたまヤフーの天気予報を見たら、東京の「現在の実教数（人）」は次のようになっていた。
晴れ：583人　91.8％
曇り：23人　3.6％
雨：27人　4.3％
雪：2人　0.3％
改めて都心の空を見上げたら山登りで言う高曇りと言えないことはないが、紫外線は十分にありそうだ。雲取山から小笠原諸島まで東京都だから雨はあるかもしれないが、雪はありえない。
いや、この数字は世の中にどれだけヒマでテキトーでおふざけが好きな人がいるかを示していると言うべきだろう。大阪弁で言う「いちびり」である。

さて、昨年末の総選挙の話である。当然各党の得票率を示すわけだが、少数政党に有利な比例代表の数字にしよう。
自民党：33.11％
民主党：18.33％
維新の党：15.72％
公明党：13.71％
日本共産党：11.37％
次世代の党：2.65％
社会民主党：2.46％
生活の党：1.93％
コンマ以下の政党は省略したが、今日の天気を雨だの雪だのと言う人よりも少ない票数しか得ていない政党が既にして多い。先日、ＮＨＫに出せと騒いだ生活の党改め「生活の党と山本太郎となかまたち」もその類いである。

最初に長ったらしい党名を見たときはカルト宗教かネオファシズムみたいだなと思った。だが、考えてみればいちびりが投票したのだから、党名がいちびっていることで一件落着、腑に落ちるべきなのであろう。

しかしと言うべきか、したがってと言うべきか、まともな人間が行う討論をマジメに視聴しようとする人のための党首討論を見せようとするなら10党は多すぎる。少なくとも政治的に意味がない、無視しえる、選挙基盤すらないような政党を出すのは貴重な時間の無駄遣いだ。国会でも質問時間は議席数に応じているのだから。

内実ともに日本共産党までで十分だろう。残りはBSか副音声で好きなだけいちびっていただきたい。