酒と鉄道の日々

大好きな酒と趣味の鉄道の話題を絡め、時評・四方山話に酔うコーナー。

大晦日

2007-12-31 10:23:11 | Weblog
 12月31日付け朝日新聞「素粒子」欄は、年越しを目前に控え、行く末来し方を考察するにピッタリのコラムに仕上がっていた。
 引用させていただく。
 
 同新聞・同欄を担当されていた加島祥造さんの言葉。

 「求めない するとちょっとはずかしくなる あんなクダラヌものを求めて
  いたのか と」
 「求めない すると ひとから自由になる」
 「求めない すると 失望しない」

 身に沁みる、心に沁みる、とても重い言葉だと思う。「開眼」という漢字が浮かんでくるかのようだ。

 自身、この春に退職し、良くも悪くも「求める」ことはしてこなかった。というか、視点を変えれば「求める」ことなく、過ごすことができた年でもあったと思う。

 今夜、年越しの酒に酔いつつ、心を無に帰して、新年を迎えようと思う。
 今年も暮れる。

   生ビール  泡消えぬ間の  晦日かな

 (掲出写真 言わずと知れた、来年の干支・ねずみ様である)