酒と鉄道の日々

大好きな酒と趣味の鉄道の話題を絡め、時評・四方山話に酔うコーナー。

どうにかならぬか、灯油・ガソリンの高騰 

2007-12-11 08:36:44 | Weblog
 12月に入って、原油高に伴い、灯油もガソリンもさらに高騰している。

 ガソリンは、クルマ利用を自制すればなんとかなるとの意見もあるが、都会と異なり、極めて頻度の低い地方の公共交通機関では、日常生活には役に立たない。
この際、最低限の公共交通のレベルアップのための施策にも、政府は取り組むべきだ。

 灯油はさらに深刻だ。
 吹雪逆巻く北国の冬にあって、暖房が採れないということは、生死にかかわる。
そうでなくとも、積雪地で暮らす人たちには、雪イコール負担増といっていい。つけ焼刃的な助成措置を講ずるよりも、税金面での控除で、恒常的な支援があってしかるべきだろう。

 それもこれも、原油産出国をはじめ、世界中にODAをバラまいている国なのに、
何故に、こんなに原油高に苦しまねばならないのだろうか。

 もう少し、気の利いた要領のいい外交はできんのかいな、え、福田さん。

 庶民は、熱燗で寒さとウサを晴らすしかないのかねぇ。

(掲出写真 よく分かる解説 ・ 秋田県は大仙市協和の荒川焼。薪を使った穴窯で焼き上げるのだが、その際、発生する灰が溶け出して独特の色合いを湛える。現下、お気に入れのお銚子である)
 

「不適切」で済むのか?

2007-12-11 08:24:28 | Weblog
 先日取り上げた、東国原宮崎県知事の、「若者は徴兵制で鍛えるべき」発言。
結局、県議会での質問に答える形で、「発言が不適切だった」と陳謝した模様。

 私は、あのような考え方は許せないから、本欄で指摘したのだが、ご本人が、自身として信念をお持ちなのなら、敢えて翻意することないのであって、そうした考え方に対して、次回の知事選で宮崎県民の判断を仰げばいいだけのこと。

 いったい、政治家たちは「不適切だった」と陳謝すれば良し、という姿勢があるのではないか。
 加えて、陳謝したのは、あくまでも「発言」や「表現」の仕方であって、本心に対する反省では決してないのだから、マカ不思議な話だ。

 宮崎県民に言いたい。
 あなた方が担いでいる知事は、徴兵制を容認する考えを持っている人であることを忘れてはならない。

 地方行政に、外交防衛はリンクしないという方もいるが、そんなことはない。沖縄県の事例を引くまでもないし、現在のように、真の意味での地方自治が確立していない日本においては、国の方針に従わざるを得ないのが地方の現状。

 国よりも、不健全かつ警戒すべき思想を持っている知事がいることを忘れてはならないと思う。

(掲出写真 よく分かる解説  某町はずれで見つけた標柱。徳川時代末期に造成された用水路の跡。治山治水は治世の基。徴兵制よりも大事なんですよ)