This Is The Way I Am

ただし。が、気まぐれに、日常にて考えていることを綴ってみます。

12月19日→20日 帰国

2007年12月29日 23時26分28秒 | Weblog
長い長い旅があっという間に終わってしまった。
長い、と言っても、実際にNYにいたのは、2日間だけだったのだ。

でも、濃すぎた。
思い残すことは、何も無い。



朝、モーニングコールがなる前に、きちんと起きる。
この習慣は、日本に帰っても続けたいものだ、、、と思いつつ、
こういう緊張感は、旅先でないと味わえないことも、知っている。



ちょっと早いかな、と思ったけど、チェックアウトをする。
スーツケースがパンパンになっている。
昨日の夜、全てを詰め込んでおいて、良かった。
朝になってパッキングをしたら、
きっとスーツケースのチャックがしまらず、慌てていただろう。



チェックアウトの際、
「How was your stay in Hyatt?
 滞在はどうだった?」と聞かれ、
「It was GREAT!!
 素晴らしかったよぉ!」と叫んだ。

特にどのスタッフと仲良くなった、とか、
通い慣れたレストランができた、とか、
そういうわけではなかったけど、
ハイアットが、今回の滞在中、僕にとってのHOMEだったことは確かだ。
どこに行っても、ちゃんと帰る場所があるのは、とても安心できた。



通い慣れた、駅の地下で、またパンを買う。
店員が、チーズとハムのマフィンを勧めてくれたけど、
「I need something sweet!! 甘いものがいい!」と叫んで、
チョコのパンと、レーズンのパンを買った。
だって、アメリカ最後の時間だもん。
アメリカ的なものを食べたい。
珈琲と合わせて、茶色い紙袋に入れてもらう。

この茶色い紙袋は、小さい頃、ミシガンでも使っていたもので、
とってもアメリカ的である。
皆、りんごとかバナナとか、ヨーグルトとかを入れて通っていた。



茶色い紙袋を持って、昨日と同じ要領でバスに乗り込む。
朝早いのに、結構混んでいる。



空港について、真っ先に向かったカウンターで、
早めのフライトに交換してもらえるかを訊いてみた。
またデトロイト空港で経由しなくてはいけないのだが、
今回は乗り換えの時間が、本当に短い。

黒人のお姉ちゃんは、面倒くさがりながらも、きちんと調べてくれた。
BGMでワムの『Last Christmas I gave you my heart』が流れていて、
僕が口ずさんだら、お姉ちゃんも口ずさんだ。
「This song is famous in Japan too.
 この曲、日本でも有名なんだよ」と言ったら、
「I have a brother and he speaks Japanese well.
 He learned how to speak on his own.
 私のお兄ちゃんは日本語を喋れるのよ。
 彼は独学で喋れるようになったの。」と言っていた。
15分くらい話して、結局、フライトのチェンジはできなかったけれど、
「恐らく問題ない」との彼女の言葉を信じて、空港に入った。



アメリカのセキュリティーチェックは容赦がなくて、
靴も脱がされるし、ベルトも外されるし、とにかく徹底している。
だから、時間がかかるけど、誰も文句を言わない。
僕はフライトまでかなり時間があったから、別に問題なく静かに並んでたけど、
後ろの3人の男の子のお母さんは、そわそわしてた。



チェックも終わり、空港の中で2時間ほど時間を潰す。
買ってきたパンも食べてしまったし、お土産のチョコレートも買ったし、
ゴシップ誌を買って、座って読んでたら、
ニュースでブリトニーの妹が妊娠したことを報道していた。
「信じられません!」というコメンテーターの言葉に、
空港中の人が、ちらりとモニターを見るように顔を上げて、
またそれぞれ、新聞や荷物や、会話している人達に視線を戻していった。



いよいよ飛行機に乗るけど、また遅延。
結局、出発は、予定時刻より30分くらい遅かった。
離陸して、窓の外を見ると、ニューヨークは白い。
アメリカの道はチェスの盤みたいに、綺麗に線が並んでいる。
直線が平行に垂直に絡み合って、そこだけが黒くなっていて、
他は、どこまでも真っ白い世界だった。
自由の女神が見えるかな?と思ったけど、よく分からなかった。



デトロイト空港についてから、日本に帰国するまでの時間はあっという間だった。
隣が日本人の夫婦だったのだが、
お互いに日本人であると気付くまでに、時間がかかって、
それまで英語で会話していたのもあって、
結局、成田に着くまで、ずっと英語で会話をし合っていた。
トイレ行く時とか、食事をパスする時とか。
通路側だったから、足も伸ばせたし、
12時間のフライト中、ほとんど寝ることができた。



日本に着いて、思ったこと。
日本人は、とても謙虚だ。



僕は3日間で、すっかりアメリカナイズされ、
気付けば、スーツケースに足を乗せて、態度悪く座っちゃってるし、
少しでも自分にとって都合の悪いことが起これば、苛立ちを隠さずにいた。
赤信号も気にせず渡るし、やたらと珈琲を飲みたい。



そんな調子で帰宅した。



and... it's so gooooood to be home!!!

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