「またね。」
彼は友人を送り出し、一息ついた。
そして、友人の帰った後の部屋の後片付けをするため、自らの部屋に向かい歩き出した。
暫く廊下を歩くと、
カツ。カツ。カツ。
奇妙な音がするのに彼は気付いた。
カツ。カツ。
彼が歩くたびにどこからか奇妙な音が聞こえる。
カツ。
…彼は立ち止まった。
そして、後ろを振り返った。
…誰もいない。
ここは彼の自宅なのだし、友人は帰り、母は2階の部屋にいる。
誰もいるはずがない。
ふと…。
気付いた。
彼の前後。いたるところに点々と赤い「しみ」がついている。
それはまるで足跡のように、廊下に点々と落ちていた。
そして…それは彼の部屋へと続いていた。
彼はそれを追いかけ、自分の部屋へ急いだ。
カツカツカツ!
奇妙な音は彼が歩くたびに聞こえてくる。
部屋に入った。しかしそこには誰もいない。
そこには飲み終わったジュースの空き缶が2つあるだけ。
…。
……。
………?
!!
彼は驚愕し、そして声の限り叫んだ!
「おかーさーん!!足に『缶のフタ』が刺さった~!!」
今更ながら、砂蜥蜴さんの、「赤い足跡」に参加してみました。
もう3日どころじゃない時間がたってますから、本来なら私は消えていないといけませんが。
都市伝説でもなんでもないですし、どこにも消えたりしません。
フィクションも織り交ざってますが、大体実話です。
私が小学生のころにやった話で。
缶のフタってのはプルトップのことですね。昔の缶ジュースはプルタブの部分が外れました。
それをしっかり足の裏に刺し、血を流しながら、全く気付かずに友人を送りだし、それから暫く歩き回ってます。
こういうのは気付いた瞬間に痛みがやってくるのですね。
その後、数日は足に包帯巻いて、痛みに苦しんでおりました。
なんというか…
気付けよっ!!
ってやつで。
彼は友人を送り出し、一息ついた。
そして、友人の帰った後の部屋の後片付けをするため、自らの部屋に向かい歩き出した。
暫く廊下を歩くと、
カツ。カツ。カツ。
奇妙な音がするのに彼は気付いた。
カツ。カツ。
彼が歩くたびにどこからか奇妙な音が聞こえる。
カツ。
…彼は立ち止まった。
そして、後ろを振り返った。
…誰もいない。
ここは彼の自宅なのだし、友人は帰り、母は2階の部屋にいる。
誰もいるはずがない。
ふと…。
気付いた。
彼の前後。いたるところに点々と赤い「しみ」がついている。
それはまるで足跡のように、廊下に点々と落ちていた。
そして…それは彼の部屋へと続いていた。
彼はそれを追いかけ、自分の部屋へ急いだ。
カツカツカツ!
奇妙な音は彼が歩くたびに聞こえてくる。
部屋に入った。しかしそこには誰もいない。
そこには飲み終わったジュースの空き缶が2つあるだけ。
…。
……。
………?
!!
彼は驚愕し、そして声の限り叫んだ!
「おかーさーん!!足に『缶のフタ』が刺さった~!!」
今更ながら、砂蜥蜴さんの、「赤い足跡」に参加してみました。
もう3日どころじゃない時間がたってますから、本来なら私は消えていないといけませんが。
都市伝説でもなんでもないですし、どこにも消えたりしません。
フィクションも織り交ざってますが、大体実話です。
私が小学生のころにやった話で。
缶のフタってのはプルトップのことですね。昔の缶ジュースはプルタブの部分が外れました。
それをしっかり足の裏に刺し、血を流しながら、全く気付かずに友人を送りだし、それから暫く歩き回ってます。
こういうのは気付いた瞬間に痛みがやってくるのですね。
その後、数日は足に包帯巻いて、痛みに苦しんでおりました。
なんというか…
気付けよっ!!
ってやつで。
それはメジャーではない気がします。
少なくとも私はそんな人見たことありません。
私はこれ以降、すっかり「缶のフタ恐怖症」となり、ジュースのフタでも、缶詰のフタでも怖くて仕方ありません。
取ったプルタブをしっかり見張りながらジュースを飲むスタイルとなりました。
飲んだ後に初めて、缶の中にプルタブいれて一安心。
飲む前に入れるってのは珍しい…。
今は取れないのが普通ですけどね。
同級生に、とったプルタブを缶のなかにいれて、
そのまま、ごきゅごきゅ飲んでるのにびっくりした。
これって、メジャーなのかな。
そのころの、僕は小指にプルタブの指輪をして、飲むスタイルでした。