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とうとよ/清貧の独り言。

読書経験。

2007年03月03日 23時11分26秒 | 司書日記
この仕事を始めて、改めて感じたことは、自分の読書経験の少なさでした。

名作、ベストセラー、著名な作家の作品など、読んだことがない本が多すぎます。
特に児童書はそれが顕著に現れてしまいます。

まあ、時代が違うということもありますが…。

今手元に、「夢中で読んだ本」というコラムが載った資料がありますが…。

「バムとケロ」シリーズ…
この仕事に就くまで名前すら知りませんでした。
そして、未だに読んだことはない。

「ガラゴ」シリーズ…
上に同じ。
どちらも、今の子ども達には人気の本です。
特に1年生が好きな本。

…だけど内容は知らないまま。
読もうと思えばすぐにでも読めるのですが、なかなか…。

「ブルーナーの絵本」
NHKでは見たことが…。
絵本自体は、昔どこかで少しだけ見たことがある気がします。
そして、このシリーズは、うちの図書館にはありません。
小学生には幼すぎるってことだったのかなぁ…。

同じく、「ノンタン」シリースもうちの図書館にはない。

「どろんこハリー」
以前、なにかの名作絵本の紹介で、その名前を知りました。
そして、この仕事に就いてから、さらっと読んだ。
単純で、わかり易い筋だけど、それだからこそ面白い本…かな。
これもシリーズがありますが、どれぐらいあるのか調べたこともない。

「ぐりとぐら」シリーズ
これは、幼稚園の時に読んだような…
妹が幼稚園の時に、横から読んだんだっけ…?

既にあらすじを忘れています。
最近出たやつはもうわからない。

で…結局何冊あるのか。

「エルマーのぼうけん」シリーズ
これは、名前だけは知っていました。
だけどやっぱり読んだことはない。
これも、子どもたちに人気のある本です。
特に2年生に人気かな。

うちの図書館には、これのぬいぐるみがあるのですが…。
何かにつけて、子どもたちに襲撃されるため、どんどんボロボロに…。
同じように、ぐりとぐらの人形もあるんですが…、これは襲撃から身を守るために、黒板の上に退避させています。
昔は、身包みはがされて放置されていました…。

で、今も、エルマーのぼうけんがどんな話なのかわからない。


こんな感じで…。
有名な作品でも、読んだことのない本ばかりなのです。

中学生以降、読書だけをして生きていたこともあったのに…。
年がら年中本ばかり読んで過ごしていたのに…。

まあ、その頃読んでいたのは、ライトノベルから始まって、だんだん一般書に広がって…、図書館の一般書の棚を端から読むなんてことをしていましたので、児童書にはあまり縁がなかったのは確かなんですが…。


それにしても…。

児童書以外でも、有名な作品で読んでない本多いですしね。

ハリー・ポッターは最近読みました。
最新作はまだ読んでません。

一昔前に話題になった本から、今も話題の本まで…蹴りたい背中、半落ち、東京タワー、チーズはどこへ行った、佐賀のがばいばあちゃん…。
全部読んだことないし。

ライトノベルにしても…灼眼のシャナ、涼宮ハルヒ…最近の作品はまったくと言っていいほど読んでないですし…ブギーポップも最初だけだし…。


そして、コミック。
この分野は本当に弱い。
私の家では、マンガを読む習慣がまったくありませんでしたから…。

初めてコミックが家に来たのは、小学高学年の時でしたか…、なんか、廃品回収に出てたのを、誰かが貰ってきたような…。
それまで、コミックという形の本を読んだことはありませんでしたし、それ以降も、モンコレでドラゴンジュニアを買うようになるまで、コミック雑誌というものを買ったこともありませんでしたから。

今でも、私の手元にはほとんどコミックはない。
妹たちは、それぞれそれなりに買っているようですが…。

薬岡さん、月読さんなんかが、よくこのあたりの話題で会話されていますが…。
私にはちんぷんかんぷんなことが多いです。
まあ、そこはそれで、いろいろなところから耳に入ってくる情報で、それなりになんのことだかは分ったりするし、聞いていて面白いのですが…。

実際に見たことも、読んだこともないのに、何のことか分るってのも、なんだかおかしな話ですね。



そんな感じで…。
ほんと、私はまだまだ読書経験が足りないと痛感する今日この頃なのでした。

まあ、世界にはいくらでも本がありますから、それも仕方ないのかもしれないですが…。

せめて、基本的な児童書ぐらい読んでおきたいな…なんせ小学校司書なんですから。