日々是好日 とっつあんの雑記帳

とっつあんが徒然なるまま”ほっこりと暖かく誰もがうなずけるちょっとした幸せを感じる”話題を発信していきます。

時の記念日! 近江神宮の漏刻祭  

2009年06月10日 17時47分16秒 | 歳時記

暦の入梅は明日ですが、近畿地方は、昨日、梅雨入りと気象庁の発表があり、今朝から、シトシト雨が降り続いています。

そんな中、時の記念日の行事、「近江神宮の漏刻祭(ろうこくさい)」を見るため、滋賀県大津市行ってきました。

近江神宮は、大津京ゆかりの地に鎮座し、祭神は大化の改新を断行した天智天皇です。
また楼門を入った左手には、漏刻(水時計)を設けて初めて時刻制度を確立した天智天皇にちなんで造られた、時計博物館もあります。

漏刻祭は1330年の昔、近江大津京において天智天皇が漏刻(水時計)を設置され、初めて時を知らされた故事に因んで開催されます。
日本書紀に「鐘、鼓をもちて時を知らす」とあり、この日を記念して、太陽暦に換算した6月10日が『時の記念日』となってます。

当日は王朝装束をまとった時計業界の皆様が陰陽頭(おんようのかみ)陰陽介(おんようのすけ)漏刻博士(ろうこくはかせ)の役に扮し、各メーカーの時計新製品を御神前にお供えし、時計の歴史の進展を奉告します。

古式ゆかしき伝統の舞が奉納され、なかなか厳かな雰囲気でよかったです。
古式豊かな行事で歴史に思いを馳せてみるのも、「時の記念日」に因んだ有効な時間の使い方のひとつかも知れません。

追伸:本日の「高槻ええとこブログ」に私の投稿記事がアップされています。

明日は「入梅(にゅうばい)」です。 
雑節のひとつ。芒種から5日目、立春から数えて135日目に当たり、暦の上で梅雨(つゆ)の季節に入る最初の日のことです。
梅の実が黄ばみ、梅雨に入る頃を示す。
暦には夏至の約十日前を入梅としますが、日本は縦長のため実際の梅雨入りは、年により、また地方により異なり、気象庁が「梅雨入り宣言」を出しています。
高温多湿の気候から黴(カビ)が生えやすく「黴雨」(ばいう)と呼ばれていたのを、青梅が熟するころでもあるため「梅雨」と書くようになったとも言われます。
ちなみに、中国でも「梅雨」と表します。
梅雨は、農耕との深い関わりがあり、古人は梅雨入りの目安を作ったそうです。
江戸時代の暦学者の西川如見(にしかわじょけん)は、数十年間かけて梅雨入りの目安を研究し続けたが合致したのは稀だったとか。

このことに因み「梅酒の日(入梅の日)」です。
梅酒のトップメーカーであるチョーヤ梅酒株式会社が、入梅の頃から青梅の収穫のピークを迎えることと、梅酒を飲んで元気になってもらおうと入梅の日に制定しました。
入梅の日は食中毒対策や夏バテ予防に家庭で梅酒を飲用したり、青梅の需要期に当たることからです。

また「雨漏り点検の日」です。
本格的な梅雨のシーズンを前に、建物の雨漏りの点検をしようということで、全国雨漏検査協会が1997(平成9)年4月に、この日を記念日として制定しました。
全国雨漏検査協会では、紫外線に反応すると青く光る検査液を使う新手法で、雨漏り発見に努めています。

さらに「傘の日」です。
この季節の必需品である傘の販売促進を願い、傘メーカーの団体、日本洋傘振興協議会が1989年(平成元年)に制定した。
この頃、暦の上での入梅にあたることから6月11日としたが、傘のPRだけでなく雨の日の傘の使い方などモラルの向上を訴えたいとのこと。
ちなみにとある調査によると、この季節、忘れ物の傘は、東京駅だと1日におよそ300本、大阪駅は200本強が届けられるそうです。

そして「国立銀行設立の日」です。
1873(明治6)年、日本初の銀行、第一国立銀行(後の第一勧業銀行、現在のみずほ銀行)が設立されました。ナンバー銀行の生みの親渋沢栄一が初代頭取の座につきました。
その後の5年間に153もの国立銀行が発足しました。
「国立」という名前がついていますが、これはアメリカのNational Bankを直訳したもので、国立というより、正しくは国法銀行の意味で、実際には民間の銀行でした。
国立銀行はすべて第○国立銀行のような名前になっていて、ナンバー銀行と呼ばれました。
第百五銀行、百十四銀行等、現在もそのままの名称を使っている銀行が残っています。

毎月11日は、「めんの日」です。
全国製麺協同組合連合会が1999(平成11)年に制定。
11月11日及び毎月11日は「めんの日」です。ではどうして11月11日なのでしょうか。
1を並べると→1111となります。麺でイメージしてみると・・?麺をつなぐことで「細く、長く、末永く…おつき愛、長寿の意味も…」また「いい」と読めることから。
また、麺を食べる姿は「つるつる(鶴)、かめかめ(亀)」1がたくさん並ぶ11月11日は大変縁起の良い「めんの日」なのです。
1年間の中のシンボル的な記念日(11月11日)とともに、毎月11日も、めん類への関心を持ってもらう日にしようと全国製麺協同組合連合会が制定、11日は「いい」と読めることも理由のひとつです。

にほんブログ村 その他生活ブログ 季節・四季へ「にほんブログ村」ランキング参加中です。
    私のブログに興味を持たれた方、「ポチッ」とクリック、応援お願いします。



最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
入梅 (iina)
2009-06-11 10:05:16
関東でも、梅雨入りしました。
いま「つゆいり」と漢字変換すると、「梅雨入り」とも「入梅」とも変換されました。
とっつあんは、(銭無のとっつあん)と称しながら漏刻祭に出かけるなど、
結構「みやび」に遊んでいますね。

きょうは、です。
返信する
こんにちは! (野いばら)
2009-06-11 13:09:39
漏刻祭・・・
このようなお祭は知りませんんでした。
風情があって、いいですね^^
蹴鞠が頭をよぎりました・・・

水時計は思い出せないのですが、どこかの博物館で見ました~
とっても大きな水時計が陳列されてたのですけど。。。
どこだったか思い出せない(涙)

本日は麺の日
私の職場の昼食メニューは、きつねうどんです~♪
返信する
Unknown ()
2009-06-11 15:07:41
昨日は本降りでしたね。
2年前の6月、石山寺へ行ったことがあります。
風はそうでもなかったけど
雨が降っていて、ほとんど人もいなかったです。
でもお寺は良かったなあ。
雨もまた良しです。
梅雨明け宣言は、タチアオイの方が正確かもしれませんね。
返信する
Unknown (銭無のとっつあん)
2009-06-11 15:45:06
iinaさん

<とっつあんは、(銭無のとっつあん)と称しながら漏刻祭に出かけるなど、
結構「みやび」に遊んでいますね。

そうです。極力、お金をかけずに、楽しみを探しています。
そのように見えれば、まずまず、成功ですネ。

昨日も、弁当持参で、別の神社ですが、軒先をお借りして、雨に濡れた新緑と小鳥の囀りを聞きながら食事をしました。

返信する
Unknown (銭無のとっつあん)
2009-06-11 15:52:35
野いばらさん

そうですね!蹴鞠も雅な風情ですネ。
この舞楽も雅な世界を現出してくれました。

近江神宮の水時計(漏刻)は、今日アップしました。
そちらも見て下さい。

返信する
Unknown (銭無のとっつあん)
2009-06-11 15:59:45
藍さん

昨日も雨の中、300名程の参列者があったようです。
私たちは、屋根のある回廊で見学できるのですが、祭を行っている人は大変だったでしょう。

鬱蒼たる緑に囲まれた神社なので、新緑がすごく綺麗でした。

ええとこブログ見ましたヨ。TBもしておきました。
タチアオイの花、早く上の方が咲くのが楽しみですネ。
返信する