きっかけになったのは、本です。
『アスペルガー症候群・自閉症のあなたへ』 東條 惠 著
この本は、知り合いから貰ったものなんだけど、子供向きの本だし、うちはボンズが自閉症だから、お嬢に読ませたらいいかな・・・とお嬢にあげました。
これを読んだお嬢が、ボンのところにやってきて、
『お母さん、私、この中に書いてある例とすごく当てはまるんだけど。』
って言うのです。
特に、友達付き合いの難しさについて書かれているところが当てはまるんだって。
お嬢も、その気があるのかもしれない。
診てもらっているクリニックでも、そんなようなことを言われたことがあるし・・・。
今回、本人が本を読んでそう思ったことには、きっと何か意味があるとボンは思います。
お嬢は、ずっと人間関係でつまづいてきて、幼稚園くらいのころから、自分でも、『どうしてなんだろう?』『普通はこうじゃないのかな?』と関わりについて悩んできたみたいだし、自分が人に言葉で何かを伝えることが、とても大変に思えることについても、悩んできたので、もしも、それがそういう自分の性質なんだって、そういう人もいるんだってことがわかって、対処のしかたを学べれば、もしかしたらちょっとは気持ちが楽になるかもしれないって、そう思ったのです。
昔の辛かったことをちょくちょく思い出しては、ふさぎ込んだり(フラッシュバック?)他人と接することで、ものすごくエネルギーを消耗するとか、思い込みが激しくて、色々なこだわりを持ってしまうことや、他人との関係に、なかなか距離をとりにくいことなんかは、ボンにもちょっと当てはまる部分があったりする。
お嬢のひいばあちゃんも、人間関係が苦手だったみたい。
友達というものを、なかなか作れなかったらしい。
そんな話もお嬢としました。
人間なんて、それぞれいろんな特性を持っていて当たり前なんだけど、人と関わって生きていかなきゃならない以上、そのことが重荷になってしまうのは、とっても大変なことだと思います。
お嬢が、自分に対する見方を変えて、不便な部分はスキルを学ぶことで乗り切るっていうふうに考えていけたら、いいんだけどな・・・・。
最近のお嬢は、表情もだいぶ明るくなってきて、色々話をしてくれるようになったので、学校のことは考えないで、時々フリースクールに行って、何かしらやって帰ってくるっていう今の状況は、まあまあいいんじゃないかな?
お嬢が家にいるときには、一緒にどこかに出かけたり、お料理なんかも一緒にやるようにしようと思います。
考えたら、色々有意義なことができるんだよね!!!!