海のおうち~山のおうち 八ヶ岳森の暮らし 

湘南藤沢から厚木仮暮らしを経て、八ヶ岳山麓に暮らす夫婦+犬。シンプルな暮らしを淡々と。

海のおうち    猫

2010-11-05 09:37:29 | 

昔の写真を整理していた


もう14年も前の事

一匹の猫が家のベランダのあたりをうろつくようになった

とてもきれいな猫で、気品があった

どこかの飼い猫だと思ったが、うちでの名前をつけた。


「レディーちゃん」



とても警戒心が強く、触らせてもらえなかった。

また、それが気高くて良かった



その頃の家族の夢は、「レディーちゃんを膝の上で抱っこしたい」
だった

餌でつると、家の中まで入ってくるようになったが、
窓をしめるとパニックになるから、どんなに寒い日でも掃き出し窓は、
15センチ開けておく状態が1年近く続いた

私が仕事から帰ってくるのを待っていて、鍵の音がすると、
どこからともなく「にゃーにゃー」鳴きながらやってくるのだった

結局、触らせるようになったり、自由に抱っこできるように
なるまでには、3年近くかかった


うちの引っ越しがきっかけで、さよならしたが、隣の人の「毎日、朝晩
ベランダで待ってるよ」
「引っ越しで置いていかれて、飼い主はいないみたいよ」
の言葉に、我が家で飼う事に決めた



おとなしい猫で、一緒に寝ていても決して邪魔せず、
ベットの端をそぉーと歩いて、枕元で私が起きるのを待っているような
子だった。


toshyの股の間で静かに寝ている子だった



それから、2-3年たった頃だろうか・・・

toshyが「一匹飼うのも二匹飼うのも一緒だろうから・・」とか
言って、三宅島噴火の避難猫の里親募集のホムペを私に見せた。


行きました。

多摩の保護センターまで

何匹かいる中で、私と娘が一目惚れして、勝手に選んだやつがこれだ


クロネコ一歳♂ 名前は「伝七」
たぶん、黒いから、黒門町の伝七親分(ヨヨヨイヨイの)からとった名前か?

帰りの車の中では、「名前何にする?マロンがいいか・・やっぱりジジかな」
ああだの、こうだのとなかなか決まらなかった

家に着き、離してみてすぐに名前は決まった・・


「でんしち」


家中走り回るわ

壁を登るわ

人の上はグサグサ踏んで歩くわ

本当にデリカシーのない猫だった

一匹飼うのも二匹飼うのも同じどころか、
三匹分な感じだった



「レディーちゃん」とは正反対の「伝七」


最後まで仲良くすることはなかったね



「レディーちゃん」は、糖尿病にかかり、何歳かわからなかったけれど、
晩年の一年間くらいは、辛そうだった

糖尿で、おしっこの量がものすごく多く、お漏らしもしていたから、
あんまり抱っこしなかった。
いつも、「抱っこして」って見上げて鳴いていたのを思いだすよ

今思うと、もっともっと抱っこしてあげればよかったと、
かわいそうに思う・・・


やっと、「伝七」の時代が来た

のもつかの間、

ラフィーがやってきた。

でも、共働きで昼間いない間、「伝七」がラフィーの相手をしていて
くれたように思う・・

その「伝七」も、
私が介護のために別居している間に、熱中症でアッというまに
死んでしまった・・・

私達の気持がそぞろになり、もう少しケアーしてあげられたら
まだ、元気でいたことだろう・・・
ごめんよ 「伝七」

ラフィーは、今でも黒ねこを見かけると、普通の猫の時と違う反応を
する。
多分、「伝七」かも
って思って追うのかな




時々、猫のあのフアフアの毛が恋しくなる
犬派のtoshyもそう言う・・・


山のおうちに引っ越ししたら、猫を飼おうと思っている


今度はラグドール もう決めている