海のおうち~山のおうち 八ヶ岳森の暮らし 

湘南藤沢から厚木仮暮らしを経て、八ヶ岳山麓に暮らす夫婦+犬。シンプルな暮らしを淡々と。

母の一張羅

2016-06-07 11:49:52 | 父と母の関連
クローゼットの中にしまってあって、

ずっと気にかけていた母の洋服・・・・・




母の遺品を整理していたとき、


これは、シンボリックな洋服だからとっておいて、

この生地で別の何かを作って二人で持っていようね・・・・って姉と話した。



でも、何に作り替える?・・・

いつも持っている物、あるいは目にするもので・・・



と、考えると意外とないのであった。










母のいっちょうらだった。

こどもの頃、あらたまった席にはいつもこれを着ていた母。

シルクで肌触りが良かった。
よくまとわりついて、スリスリしていた感触を思い出す。


背が高くスラッとしていて、首が長く髪の毛をアップにしていた母には、
この洋服が良く似合っていた。


授業参観の日は、よくこれを着ていたことを思いだす。


※授業参観の後には父母会というのがあり・・・
 当時は、一張羅を着て参加したと思われます。着物を着ている人も数人写真に写っていましたから。











昨日・・・


また、これを引っ張り出して・・・・・

何にする?
スカートに作りなおすか・・・


シルクだから、耐久性はないんだよなぁ~~









ちょっと、着てみっか。






あらら、入ったじゃないの




以前は、着てもピチピチで、手足動かしたらビリッといきそうだったのに・・・





ええっ?

痩せたってこと?  気をよくする私・・・




早速、洗濯してみたってわけ。







ISETANで買ったんだね~


昭和・・・何年ごろの物なんだろ・・・・





しばらく、私が着てみるよ。


ビリッとなったら・・・・


また、何かに作り替えることを考えよっと。







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ほとんどの物は、家でお洗濯します。
スーツは、後のアイロンが手に負えなくなりそうなのでクリーニングに出しますけどね~
シルクもアンゴラもダウンも、ほとんど。

母の残した花

2015-09-15 20:43:36 | 父と母の関連
  朝12度 最高20度



母がまだ元気だったときに、


母が自分で買ってきて、自分で植えた「ベコニア」




藤沢の家で、介護中は・・・・

全く水もやらず、気にもかけずにいたけど、

夏になると、とろけたようになり・・・

冬になれば、いじけて小さくなったりしてたけど・・・



枯れそうで枯れなかったベコニア。






母が亡くなってからは、

大事にしてきたベコニア。




厚木の家で、サーシャに引っこ抜かれ、瀕死の重傷になったベコニア。









今年・・・・


なんだかしらないけど・・・・



爆発的にはじけたーーー!!!










どうしたの?










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霜が降りる前には、家の中に入れるので、冬もずっと咲いていて・・・・
一年中咲いているベコニア。
ありふれた花だけど・・・けっこうコレ好きだなぁ~

多分・・・
もう10年ぐらいになるんじゃないかなぁ・・・・・


最後の絢爛・・・だったらイヤだなぁ~








※ ベゴニアが正しいようです・・・我が家では小さい時からベコニアで育ちました

父の記憶

2014-11-29 20:15:00 | 父と母の関連
 朝7℃ 最高13℃


父が突然倒れた6年前・・・・

そのときまで仕事をしていた会社から荷物が届いた。



会社が75周年を迎え、その記念の品と・・・・

父が約50年間に渡り、広告を手がけて「日本産業広告賞」に参加、入選したものを選定し制作した作品集も一緒に贈ってくださったのだ。




ハードカバーのものすごく立派な本と・・・・
チタン製のペアカップ・・・・





本を開くと、目に飛び込んでくるこのオブジェは・・・

私も大好きなオブジェ・・・

会社のロビーの壁を飾っているオブジェだ・・・・






父の部屋の壁にもあった・・・
日本の武士と兜をイメージしたんだと言っていたのを思い出す・・・










私が11歳のころの作品・・・

このイラスト、しばらく家にあったなぁ~





これもよく覚えている・・・
庭にあった、白樺の枝を折って撮影していたっけ・・・






このイラストを描いていたのも覚えている・・・・





これも・・・






これは、割りと最近のもの・・・





多分・・・
これが最後の仕事になったと思う・・・・









ひとつひとつの作品に、私にも思い出が詰まっていた・・・・








もう、会社を離れて6年も経ち・・・
父が亡くなってから3年経つというのに・・・・

このように、私たちのところにまで、過分の贈り物をいただけたこと・・・

最高のプレゼントをいただきました。




願わくば・・・・・・

この75周年の時に父が生きていて、見せてあげることができたら・・・

なんて・・・・


生きていれば・・・・

93歳・・・・








たら・れば・・・の話・・・・・・









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昨日から・・・
また、過去のことを振り返って考えています・・・・

今日は、街まで出かけて行って、口直ししてきたんですけど・・・・・

その話はまた明日・・・・・





佐々木語

2013-04-05 19:31:57 | 父と母の関連
 3.3℃  19.1℃


昨日のブログで・・・

つくねておいた工具や大工道具たち』と書いた・・・・


toshiyが、「佐々木語だからこれじゃー誰もわからないよー」って言う・・・



佐々木・・・


私の旧姓の苗字だ


どうやら、うちだけで使われていた用語があるらしいと・・・

知ったのは、わりと最近のこと



調べてみたら

「つくねる」は、名古屋弁で無造作に積み上げた状態とあった・・・


名古屋ですかぁ~



わたしは、

岩手県一関と・・・

南大東島のハーフですから・・・


名古屋とは無関係のはず・・・・



ちなみに、他には・・・・


「かっちゃく」 かゆい所を掻き壊してしまった時とかに使う

「ふんばぐ」 夜寝ていて布団とかを手足で無意識にはぐ時に使う

「けっぱぐ」 夜寝ていて布団とかを足で蹴ってはぐ時に使う

「たごまる」 物が途中で丸まってしまった状態、
       主に靴下が靴や長靴等の中で少し脱げて丸まった
       気持ち悪い状態の時に使う




たごまる・・なんて的確な表現の言葉だと思いませんか?

靴下が靴の中で丸まったとき・・・

や、

長袖の下着が途中で丸まっちゃってる気持ち悪いかんじ・・・

や、

布団が布団カバーから中ではずれちゃって、一方に固まって丸まっちゃってる状態の時・・・



ありますでしょうーーー?



逆に聞きたい

そんな時、どんな言葉使ってます




やっぱり、たごまるでしょう・・・・






父は、岩手県一関で生まれ育ち、戦争にも行ったし(中国の大連)・・・・

母は、南大東島から疎開して、茨城の笠間に何年かいたし・・・



その間に出会った人の影響を受けたことも考えられるけどねぇ~

いつから、その言葉を使いだしたのか・・・

本人たちもわからないに違いない・・・





我が家では、当然


佐々木語は共通語になっている





娘も使い・・・

孫も使う・・・・




脈々と、佐々木語は伝わっていくのである






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ありがとうございます




南大東島・・・

母は10代で引き上げてきてから、一度も帰ったことがなかった・・・
ずっーと、行ってみたいと言っていたけど・・・叶う事はなかった。
私も行ってみたいと思う。

はとぽっぽ

2013-01-15 19:48:57 | 父と母の関連


綺麗に晴れた今日・・・

すごい数のトリが、我が家を訪ねた。

すごい数だったのか、すごい頻度だったのかは不明なんだけど・・・


いつもの、シジュウカラ・ゴジュウカラ・ヤマガラ・コガラに加えて・・・




アトリが来た。


裏庭の赤い実を食べに、ツグミも来ていた



昨日から・・・・



ヤマバトも来た


それも一羽だけ・・・





海のおうちで・・・

もう、何年も前・・・・父が元気なころ・・・

一羽のヤマバトを少しづつ慣らしていって、

だんだんに家の中をうろうろするようになり、

そのうち、手からエサを食べるまでになった。


その後、何代も代替わりしたりしても、父は根気よく慣らして同じようにした。


父がホームに入所しても、慣れたハトは、窓際に人影が見えると、

エサをねだって庭に降りてきて、窓のそばに来た。

時々、私もエサをあげたりした。



そんなことがあったもんだから・・・・


大じじのハトがついてきたんじぁーないのー?なんて・・・


あるわけないけど・・・


うちでは、このハトの事を「大じじのハト」と呼んでいる。


明日、来ても同じヤツかどうかわからないんだけどネ









今日は、洗濯機の上の棚が出来上がった


これで、だいぶ片付くわ





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ありがとうございます



長野道・・・
通行止めだった・・・




海のおうち    あがき~

2012-01-14 13:00:00 | 父と母の関連

ここの所・・・

自分自身の心の中で、

この家を去る事や、この家が解体される事への

理由を探し続けている


そんな理由は、もう随分前から明白なのに・・・

バカみたいに、気が付くと又考えている私・・・・


その事がわかって、一歩引いた所から自分自身を見てみると・・・

笑っちゃうけど




母は晩年、この家に私達も誰も泊めなかった。

それは、地震が来たら、この家は潰れてしまうから・・・という理由。


潰れるかどうかはわからないけど・・・

もう40年も経っているから、怪しいもんだ。


『そんな危ない家に執着していたって始まんないよー。

 1日も早く避難したほうがいいんじゃないの』

なんて、思って・・・・自分を納得させていたり・・・・


この家は、父と母が建てた家。

父は存分に自分の趣味を取り入れて、自分で設計し、

この家を満喫したのだろうし・・


母も、自分の思うように庭をいじり・・・・

多分、ここでの生活を楽しんだであろう・・・


『ここは、父と母の家、私の家ではない』

『ここへは、介護のために来たのだから、今も仮住まいなのだ』などと

自分を納得させたりして・・・・


そうだ。

思い出なんだ。

この家に執着しているのは・・・ここにくっついている思い出なのだ。

ここに、父母の現実など、もうどこにもないのだから・・・

思い出なら・・・

私の記憶の中にいっぱい詰まっている・・・・

だから、いいじゃないか、なくなったって。




あがいている・・・・


カウントダウンが始まってしまったから・・・・







あがき苦しんでいる・・・・






あがいてあがいて・・・

ふっきれた時・・・・





手放せるのかもしれないな。





そうであってほしい・・・・・・・。










≪何言ってるのー、いつまでもそんな事言ってないで、今すぐ!
 手放しなさい≫

母の声が聞こえた・・・・・




はい、そうですねー・・そうします



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海のおうち    それでも秋

2011-08-23 20:45:26 | 父と母の関連



つかの間の秋だった

あのまま、秋に突入するとは思っちゃーいなかったけど・・・・

もう少し、あのままでいて欲しかった


それでも・・

庭では、秋の虫が鳴いていて、

片瀬のお祭りの太鼓の練習の音が、風向きによってよーく聞こえてくる・・






「テレンコ、バッタイス」

太鼓の音が、そうゆうふうに聞こえるらしい・・・・

母は、よくそう言っていた・・・・


なんで?

なんで、テレンコバッタイスなの?って聞いた事あるけど・・・

母が幼い頃の思い出らしい・・・


もう、今となってはわからない・・・







「テレンコ、バッタイス」




私も、口に出してつぶやいてみた・・・






海のおうち    納骨だ

2011-07-09 20:31:59 | 父と母の関連


今日は、大ジジの納骨・・・

っていっても、お寺のお墓でもなく仏教徒でもなんでもない

から・・・・

納骨って言ったって・・・ 作業の日って感じで・・・

ものの15分くらいで終わる




この墓石には、大ジジの「書」が掘ってある



「無二心」と書いてある・・・・
心二つあらず・・・真の心はただ一つ・・・というような意味らしい・・

大ジジが書を習っていた幼少のころに、出会った言葉だとか


大ジジが、三年前に倒れた時・・・・・・

いよいよ、危ないからと・・・・

母が、私に、お墓を建てる手配をして欲しい・・・と言った


良いタイミングで、墓石屋さんから電話があって・・・・

そこで、格安で作ってもらう事になった


大ジジは、すんなりとそこへ入るはずだったのだが・・・・

何と奇跡的に復活したもんだから・・・・・


内緒でお墓を作っていたのに、隠し通せず・・・・・

作るなら、自分の「書」を入れて欲しいだの、落款(らっかん・書画・絵画・墨絵・絵手紙などの作品の仕上げに捺印する)は、
朱赤にして欲しいだの・・・(落款も自分で作り、朱肉も作っていた)

注文が多い事・・・・


結局、出来あがってすぐ、母がここに眠る事になった・・・・







お墓から

帰ってきて・・・・・

娘ちゃんとひーtanは、お友達と七夕へ行くという

ええっ・・・・・・・・また・・・・・・・

若いっていうか・・・・何ていうか・・・・


それも・・・・・


ひーtanと・・・・・


一緒なのに・・・・浴衣着て・・・・・暑いのに・・・・

っていうか、良く見ると、キティーちゃんの浴衣ジャン


若いっていうか・・・・・何ていうか・・・・ねぇ・・・







夕方・・・・

届いたもの








先日、借りてきて見ちゃったからさ






誘惑には、勝てなかったんだもの・・・・・・




海のおうち    ぐり と ぐら

2011-06-10 18:00:00 | 父と母の関連


「まるものおきて」

ひーtanが、大好きなドラマのひとつ・・・

毎週、録画しているから・・

多い時で1日3、4回見る事になる


5日に放送した物語は・・・

「ぐりとぐら」という絵本に絡められたホロリとくる話だった・・・


娘ちゃんが、

見つけ出してきた・・・




なつかしい・・・

もう、製本もバラバラになってしまったから、

母が赤い刺繍糸で綴じてくれていた




裏をみると・・・

1963年12月1日発行  と書いてある

48年も前だ・・・

名前のところには、私の名前が書いてあった・・・



のねずみの、双子の兄弟ぐりとぐらのお話で・・・

大きなタマゴを見つけて、そのタマゴでカステラを作って・・

森の動物たちにふるまう・・というお話・・・・


子どもごころに・・

この黄色の「カステラ」は、とても魅力的で・・・

心安らぐ・・・幸せな・・・・・

そんな感じがする絵だった事を思いだす・・・



私が、仕事をしていたから・・

娘ちゃんも、この家で母に保育してもらっていた。

この「ぐりとぐら」は、娘ちゃんにとっても思い出深い一冊だ






ぼくらの なまえは グリと グラ

このよで いちばん すきなのは

おりょうりすること たべること

グリ グラ グリ グラ・・・・・・




母のなつかしい声がきこえた・・・・・








海のおうち    休み2

2011-06-08 20:45:55 | 父と母の関連


今日も・・・

toshyはお休みした

なんだろうねぇ・・・


昨日、今日と調子が狂い・・・

明日がもう木曜日なのが信じられない




娘ちゃんが久々に着たTシャツ・・・


倖田久美のライブに行った友達にもらった物らしい・・・


これを来ていた二年前の夏・・・


大ジジが、私にそっと聞く・・・・

「MAU(娘の事)は、どこかの組に入ったのか・・?」

「えっ?何で?なんのこと?」私・・・

「組員っていうシャツ着てたぞ」大じじ・・・・



確かにこれ・・・

組員って書いてあるよ・・・


説明するのに苦労しましたぜ




なつかしい・・・・おもいで・・・・