
気持ちを切り換えることにした。
秋の休日、気分が乗らなかっても野辺や山へ出かける。
自然のなかに身を置いていると、次第に気持ちがほぐれてくることは間違いないのだから。
また前夜は映画(スタンリー・キューブリックの「バリー・リンドン」。あの音楽、あの映像に心酔)と飲酒で、
明け方近くまで夜更かししてしまった。
そして目が覚めたのは7時過ぎ。
家を出たのが9時。
日はすでに高く昇り、日帰り山行には遅すぎる時刻。
まぁ、とにかく出かけよう。
松山市内は空の半分以上を雲が覆う、すっきりしない空模様。
それが峠を越えて、山間の道をひた走る頃には、雲ひとつない青空へと変わった。
スロットルを思いっきり開けて突き抜ける、透き通った秋の空気感がたまらない。
山岳スカイラインの高度を上げるごとに、山は彩を深める。「ヤッホー」
通い続ける源流域の森へ入った。
木漏れ日にきらめく水面の光、輝く黄金色の天蓋。
辿る渓流の足元には一面の落葉の絵模様。
しっとり湿った森の放つ香りを、そっと吸い込んだ。
ほっと溜息がもれる…
「あぁ~この場所が好い」
森を出ると携帯に着信2件。
待ち合わせの今治のKさんとシラザ山荘で昼食。
この山荘は半地下から1階までが吹き抜けになって天井が高く開放的だ。
暖炉もある半地下のラウンジはリラックスできそう。
久しぶりに、ゆっくりKさんと語らう。
最近の作品を見せてもらいながら山のゴシップを(笑)
山荘前のススキ原から西に傾いた太陽を撮り始め、瓶ヶ森方面へ移動。
まさに秋の日はつるべ落とし。
石鎚山上へ沈みゆく夕陽を最後まで見届け、
折り返しスカイラインのゲートの閉まる土小屋へと急ぐ。
6時を廻ると、あっと云う間に山は闇に落ちる。
そして寒い。
今日も午後遅く、面河谷の方へ県警の救助ヘリが降下していた。
いいな~この色・この風・光
静かに楽しみました。
バイクもツーリング仲間と行くような人、単独で走る人、それぞれのようですね。しかし、本質的には一人ですよね。何もかも吹っ切って、自然の溶け込むことも必要ですね。
ほっとする時間をありがとうございます。
特に先日の舟越桂の記事には嬉しくなりました。
私も彼の彫刻が好きで「森へ行く日」という作品集を時折眺めています。
やっぱり私は森にいる時間が一番寛ぐようです。
少しづつ、意識的に母の死を乗り越えてゆきます。
私は父や母の死を早くも忘れて、自分自身の趣味に耽ることに後ろめたさ
を覚えていたのだと思います。
特に入院中の母を救ってあがられなかったことに対する
罪障は、この先も消えないと思います。
それらを強く意識した上で、山へと向かいます。
気持ちを偽らずに、自分自身の心の襞が感応した瞬間を
写真表現として捉えてゆきたい。
さて、どうなることやら…
震災の影響もあって、上半期は苦しい状況のニューヨーク旅行業界でしたが、スタッフの皆が頑張ってくれています。拝見した写真は、皆に一服の清涼感を与えたようです。ありがとうございました。11月の初旬、三角寺に向かいます。村井
緯度の高いニューヨークの秋も深まっているのではないでしょうか?
ジャズのスタンダードナンバーAutumn in New York なんか
ちょっと聴いてみたくなりました(笑)
いよいよ結願に向けてスタートですね。
村井さんの結願の寺からのお便りを楽しみにしています。
これですこれ。
待っていました。
シラザからこんな風景が撮れるんだ。
日の入り前とまさに後光。素晴らしいですね。
ススキの石鎚が特に好きです。後、4日寝れば、九重山系。歩けるかどうかドキドキです。
身体と相談しながら決して無理しないでくださいね。
大好きな磯釣りに行けなくなるようなことになると悲しいですよ。
そうですね。
私が一番情熱を傾けられるのは、やっぱり写真です。
鬼城さんのコメントに答えたように、もっと真摯に向き合ってみます。
いつも貴公子さんや皆さんには励まされてばかり。
感謝感謝。
流れ星さんもそう、身震いするほどの魅力に溢れている。。。
全く私など歯が立ちませんね
時間が有ってもまだまだ自分で行動できないし
両親の事もある、実習もある、
HomeGrandにて平日の茜雲、後日添付します
今日は実習レポートがあるので
そうですね。
時間は、ままならないものです。
意識的に行動しないと、あっと云う間に過ぎてしまいます。
忙しい最中に、なんとか遣り繰りして時間をつくり、
山へ行ったときの方が、なんだか充実していたように思えます。
山の行き帰りに見ていた秋の山野草が気になっていました。
週末は天気もぱっとしなので野辺の秋を探してみましょうか?