
石鎚山系では霧氷の山として有名な寒風山へ行ってみた。
標高1763mの寒風山は、皿ヶ嶺よりグレードが上がるが、アプローチの比較的楽な山として人気がある。
山名が示す通り、海から近い位置にあるので湿った霧が海風に乗って吹き上がってくるのだろう。
霧氷発生の気象条件としては理想的なのかもしれない。
縦走路で繋がる笹ヶ峰や伊予富士と共に笹尾根を彩る美しい霧氷が見られる。
山泊の休みが取れないので、日帰りの山として候補に挙がった。
同行のmasaさんのリクエストでもある。
夜明峠から石鎚北壁も候補に挙がったが、西条方面の空模様を見て寒風山に決定。
ずいぶん久しぶりの寒風山である。
登山口までの道路の凍結も心配するほどでもなかった。
足ごしらえをして出発。
桑瀬峠までの急登を息を切らせて登ると、見事な霧氷の造形が迎えてくれる。
稜線をガスが覆いすっきりしない空模様だが、天候は回復傾向にある。
展望が望めないので伊予富士はパスして寒風山へ。
ブナの樹々が切っ先の尖った氷の造形に覆われている。
岩山である寒風山を巻くようにして登山路が整備されている。
Hさん個人による梯子やロープの設置には頭が下がる思いだ。
一か所、アイスバーン状の斜面の下りと横歩きがあったが、
ここも渡されたロープと足場の確保で安心して通過できた(感謝)
笹尾根に出ると、みるみるガスが切れて青空が広がった。
山頂直下の白骨樹の霧氷を撮影していると、
青空に輝く太陽の周りに虹色の光輪が出現。
石鎚山岳写真家の間で日輪と呼ばれている気象現象だ。
日輪とは本来、太陽のことなので正しくは光環と呼ばれる現象だ。
これは、また鮮やかな七色の虹彩が輝く太陽の外周を縁取る。
思い掛けない冬晴れの青い空から降ってきた贈り物(gift)に心が躍る。
これがあるから山は止められない(笑)
今はHさんの姿は駐車場でしか見られなくなりましたが本当に頭が下がります
同行したときも登山道の補修をしながらでしたから・・・
今季の冬山登山は叶いませんが先ずは健康なからだを取り戻すことです
医師の許可が下りたら春から少しずつ始動したいと思います(折角揃えたのですから)
何度か行った感触は、あまり写真にならない山でした。
今年は記録的に雪の少ない冬なので、日帰りの山として選択してみると、
意外に変化に富んだ山岳風景が観られることに驚きました。
トドメは山頂直下での日輪ですね(笑)
定番としての寒風山の撮影ポイント以外に何カ所か面白いポイントも発見しました。
ここに通うことは無いかもしれませんが、視点を変えれば面白い写真が撮れそうな山ですね。
misaさんも無理しないで少しづつ回復に努めてください。
それに今年の冬は、どう転んでも記憶にある限り、最も積雪の少ない冬ですから。
そして息抜き?が山行ですね。
雪が少ない年でも2000m級の山々では霧氷の林、究極のプレゼントが日輪!
そうそう寒風山という名前は大学時代からお気に入りでした。
なにか不思議な力がもらえる山のような気がして・・・
写真の切り取りは相変わらず美事です。
これがセンスなんでしょうね。m(_ _)m
もう驚くばかりです(笑)
そうなんです。
仕事を始めてみると忙しい日々が続きます。
週末しかブログの更新や撮影に出掛けられない状態です。
本当は、もっとのんびり過ごしたいのですが、そうもいかないようです。
寒風山はmasaさんのおかげですね。
雪山初心者の彼にとって私という案内人の同行が安心なのでしょう。
私にとっても車で行ってもらえるので助かっています。
ここのところ、ランスケ、masaのRMコンビが続いています(笑)
単独行の多い私にしては珍しいことです。
さて今シーズンの雪山も明日の暖かい雨で、沢筋に残った雪も融けてしまいそうです。
週間予報を見ても、しばらく暖かい春の陽気が続きます。
そろそろ今シーズンの雪山も店仕舞いでしょうか?
この時は感動しました!雪山はたしかにまだ不安な
ところがあります。慣れたとはいえ 西条コースも
まだまだ十分ではないし ランスケさんのお陰です!
やはり冬山はこれでおしまいのような気がします。
このままエルニーニョが弱くならなければ 昨年の
ような5月雪&霧氷もないかもーーー
唯、雪山は何かあった時、命に係わります。
なるべく誰かと一緒に行った方がいいですね。
私も体力が落ちてきているので、お互い持ちつ持たれつですよ。
masaさんの御家族も、その方が安心だと思います。
可能な限り、同行させてもらいます。
長谷さんから写真展の案内状が届きました。
masaさんの所属する写真の会「PHOT愛」の第一回写真展が2/19(火)〜2/24 (日)まで、
松山市堀之内のNHK,1Fのアートギャラリーで開催されます。
長谷さんや芝崎さんを始め、レベルの高い写真の会だと思います。
ぜひ皆さんも足をお運びください。
私も、たぶん日曜日に観に行きますね。
おげんきですか。
最近は更新が遅れ気味ですね。頑張ってください。
う~ん、御指摘通り、煮詰まっていますね。
仕事が忙しくて時間の余裕がない。
山に雪がなくて写真にならない。
日曜に雨が降るというパターンが続いている。
こういう何をやってもダメな時は、待つしかありません。
写真展の帰りに本屋に寄って本のまとめ買いをしたので、
次の更新は、久しぶりに本の紹介になるかもしれません?
梨木香歩の新刊?(2017年岩波書店発行)も買いました。
平成の30年間が終わり、たぶん次は安久(安倍晋三国家元首の時代)になるのでしょうね。
NHKのニュースで盛んに新元号の視聴者向けの刷り込みをしていましたから。
8年目の3.11も近づいています。
何か雨の日曜日に書いてみたいと思っています。
夢中でページを繰った長い時間でした。
エッセイ「ぐるりのこと」にも通じる境界線上に立つ異文化交流のダイアローグ。
世界を旅する二人の旅先の逸話が、どれも出色でした。
唯、これを直に記事に起こすのは難しいですね。
もう少し、私の中で文章として整理するには時間が必要です。
一緒に購入した混乱の時代を読み解く本と合わせて考えてみたい。
本の写真も撮らなければ。
今少し時間をください。