
どうして近頃、風景に対して心動かされないのだろう?…と不可思議に思っていた。
それは、きっと旅慣れてきたことで心の振幅が小さくなったことと
普段見慣れた地元の風景だからと納得していた。
でも、それは違う。
今日一日歩いていて、本当に退屈な風景なのだ。
確かに国道沿いの風景はどこも同じような郊外店舗が並び面白くない。
しかし、昨日今日と国道から一筋入った旧街道を歩いている。
旧い家並が並ぶわけでもない。普段の生活道だ。
静かだが、面白みがない。
なぜだろう?
徳島、高知の風景は全体に面白かった。
愛媛も松山市内に入るまでは面白かった。
それなのに、それ以降の風景は退屈だ。
確かに松山以降、お遍路さんがスピードアップをするのも頷ける。
風景が退屈だから足が早まるのだ。
遍路道の選択、もう一度考え直しては如何だろう?
今朝、目覚めたら五時を廻っていた。
まだブログ記事を上げていない。
今日は三角寺までの長い道のりが待っている。
まだ目覚めきれない、ぼんやり頭で考えた。
三角寺から雲辺寺までは山道が続く。池田側に降りたところに民宿が一軒あるが、
でもここまで来て、旧い遍路道を外して幹線道路を歩くのは嫌だ。
最後の難所は雨中の悪条件で辛くても、遍路道を歩き通すことに拘りたい。
ずいぶん愛媛に入って楽してきたくせに、と笑われそうですね。
でも難所と呼ばれる場所では、旧い遍路道歩きを続けてきたつもりです。
早く出ても、遅く出ても結局、三島泊りになる。
だったら、出発を遅らせてもブログ記事を書き上げてしまおう…という結論でした。
新居浜を出たのが朝の9時前。
三島の宿には4時半に到着。
雨は宿に到着後、降り始めた。
明日一日、雨降りの予報。
さぁ覚悟を決めて、三角寺から雲辺寺の山越えを楽しもう。
雲辺寺を打ち終えると、後は雪崩を打ったように札所の数が減っていく。
お大師様と対話するような遍路歩きは、これが最後かもしれない。
今夜は早寝。そして早起き。
6/19 の歩行距離、23.6km。
しかも今夜はあることで笑いすぎたせいか
まだ眠れません(kyoichiさんは御茶目な方?)
ご指摘の通り、四国山脈が立ちはだかる地形故か、高知は超超田舎なのです(だからヨドバシカメラもビッグカメラも無いのです)
流通面でもかなりの遅れが見られるし、GSは
徳島が断然安い(徳島登山では必ず現地で給油して帰ります)
でもそんな田舎モードをランスケさんは殊のほか気に入って下さり、今更ですが大岐の浜は残念でした
地元の私でさえ「こんな道あるの?」と思わせるのが歩き遍路での発見でしょう
本日は、四国中央市一帯も高知中央一帯も
「警報」が出ているのではないかと、
ビクビクものでしたが、
優しい微風でしたので安心しました。
ありがとうございました。
さて、三角寺は高いところにあるのですね。
一茶もここに来ているのですね。
(遍路の風景により知る)
これでこそ登りかひある紫陽花
本歌取りで山桜ですが、今の時期は紫陽花だと勝手に変更。(笑)
ありましたか?
雲辺寺は徳島県で香川の最初の札所???
今日は、ついにお遍路ハイ状態です(笑)
過酷な状態を抜けて長時間歩いていると来ると云われる「精神の突き抜けた世界」に入り込んだようです。
山歩きでは時折あるのですが、ついにお遍路歩きでも来ました(笑)
「えぇ~」と引かないでくださいね。
ランナーズハイやアスリートがみる「ゾーン」も同じ精神状態だと思います。
ドーパミンやエンドルフィンの作用でしょうね?
さぁ明日から怒涛の札所打ちが始まります。