
ついに愛媛県知事、中村時広氏が、大飯原発再稼働を待っていたかのように「伊方原発3号機の再稼働も必要」と発言。
まず伊方原発がどういう立地にあり、3号機がどういう原子炉であるか知ってほしい。
福島第一原発の直接事故原因が、津波より以前に地震による配管の破断にあるという説が根強い。
もしそうならば、中央構造線の活断層上に立地する伊方原発は、最も危険な状態にあることになる。
南海地震が近い将来に確実視されている現状においては。
それは大飯原発における危険度の比ではない。
その上、伊方原発3号機がプルサーマル実用炉であることも指摘しておきましょう。
あの水素爆発を起こした福島第一原発3号機と同じ。
なぜ中村知事は、この時期に伊方原発再稼働容認発言をするのでしょうか?
中村知事は保守王国である愛媛県では、比較的リベラルな政治家として知られている。
大阪市長、橋下徹氏に近く自ら維新の会を主催する。
津守くん曰く、歴代の愛媛県知事があまりにも酷かった(同感)
保安院が伊方原発3号機のストレステストの結果を容認しても、
まだ原子力安全委員会は審査を保留している原子炉なのに。
これは手続き上、8月に発足する原子力規制庁の判断を待つのが筋じゃないだろうか?
そして何よりも、原発立地の地元である愛媛県において再稼働反対の声が上がらない。
(決して活動がないわけではないのですが、県民の過半数を巻き込むような声とはならない)
最近のニュースを見る限り、抗議行動を表立って行っているのは、伊方原発の対岸に位置する山口県上関町(あの祝島の)くらい。
ごめんなさい。勉強不足でした。「原発さようなら四国ネットワーク」の活動を張っておきます。
なぜ四国の他3県の首長は、関西連合のように意思表示しないのだろうか?
どの県も30~50km圏内から外れるから?
この同心円状の放射性物質の拡散を、そのまま信じて大丈夫でしょうか?
福島第一原発の地図上の位置に、もう一度注目してほしい。
東の端の海岸線にある。
つまり偏西風の吹く日本では、放出された放射性物質のほとんでが海に流れることが予想される。
ここにドイツ気象局による福島第一原発の放射性物質広域拡散予想マップがある。
もう一つ、スイス気象庁による大気中の拡散予想動画です。
ということは伊方原発の東側、四国全域および中国地方、そして関西圏まですべて汚染区域となることが予想されます。
否、福島の高濃度の汚染が西側の首都圏まで及んだことを考えると九州全域も。
つまり、昨年の福島第一原発による東日本全域汚染に次いで、伊方で事故が起こると西日本全域が汚染される。
それはもう日本全国、どこも安全な場所は存在しなくなってしまう。
私は大飯などより伊方原発3号機の方が、はるかに危険だと思っている。
大量のプルトニウムを拡散する怖れのあるプルサーマル実用炉です。
最後にTBSの報道番組「こんな原発まで再稼働するの?伊方原発」を、どうぞ。
2011年3月21日と翌22日の地図からは、完全に四国全域から中国、関西圏まで高濃度の汚染に晒されることが予想される。
残念ながら、現在この事実を指摘しているサイトが見当たらないことが不思議です。
これを単なるシュミレーションと片付けないことです。
当時の気象データから大気の流れの上に重ねた拡散予想図なのですから。
ずっと追って行くと何度も西日本まで放射能が拡散してゆく様子が手に取るように分かる。
さぁ、あなたは、まだ知らんふりが出来ますか?
その加戸さんに乞われて知事になったから加戸さんの為にも。そして、取り巻きやしがらみで身動きできなくて再稼動するなんてことはありえないですよね。中村さん
原発は当初は活断層がないと云う事で今の場所を選んだと聞きましたが。
当事者は、死んでもういないようですが。
石油ストーブにガソリンを混ぜて加熱させているような3号機にもしもの事があれば、核分裂を止める事は出来ないでしょう。
道前道後平野に生き物は生息出来なくなるでしょう。
福島第一原発事故は隠してもメルトダウンした事実が次々と証明されてきてます。
日本人は身内や子孫も含んで殺し合いの道を歩んでいくのですね。
本当に怖い選択を、今わたしたちはしようとしています。
浜岡原発停止後は、日本で最も危険な原発と云われている伊方原発の再稼働が、
政府や新たに発足する規制庁の安全審査を待たずに、立地自治体の首長自らが事前に承認するという異例の事態。
大飯原発のときにも繰り返してきた同心円状の放射能拡散なんてほとんど意味がないのです。
スピーディーの予測結果を見れば分かるように風向きによって50km圏内もしくは100km圏をはるかに超えて拡散してゆくのですから。
そのことは通過して行った台風による雲の流れを見れば一目瞭然でしょう。
過酷事故が起こったときのシュミレーションを、もっと現実的に見直してほしい。
でも西日本全域汚染となると避難しようがないか?
はは…今度、伊方で事故が起これば、日本はマジでOUTということですよね(汗)
岡村先生の南海大地震についての講演は何度か聞いたことがあります。
先憂後楽より先楽後憂といって後の憂いより今のこの便利な暮らしを楽しみたいのでしょうね。
「先楽後憂」という思いが夏場の電力不足を煽り、再稼働を急がせたのでしょうね。
今朝の天声人語の言葉は、胸に迫りました。
先頃の脳死判定による6歳の幼児の臓器移植について触れています。
6歳の男子の命は、二人の幼い女子に提供された臓器に宿り、やがて大人へと成長してゆく少女らの未来と共に、それは会ったことも会うこともない恩人と一緒の二人三脚の日々を歩み出したのです。
命は未来へと繋いで行かなければなりません。
それが今を生きる私たち大人の義務だと思います。
コラム文中に寄せられた日航機事故で亡くなった坂本九さんに永六輔さんが手向けた言葉を。
「昨日と今日は、偶然並んでいただけでした。今日と明日は、突然並んでいるのです。だから明日のないこともあるのです」
未来の子供たちに、せめて今、私たちの出来ることを。