奥山の 樒の花の 名のごとや しくしく君に 恋ひ渡りなむ
大原今城(おおはらのいまき)
今日の花はあまり馴染みのない「シキミ(樒)」と云う木の花。近縁種にトウシキミと云う木が有り、その実は中華食材(香辛料)の八角なのですが、この「シキミ」は有毒種です。実は植物としては唯一、劇物に指定されるほどで、それは誤って食すと死亡する事を意味します。花は前エントリのコブシに似ていますね。嘗てはコブシが属するモクレン科に分類されていましたが、現在はシキミ科となっています。
香木で、天竺から来たとされ仏教と縁(ゆかり)があり、仏前草とも云い、仏前に供えられたりもします。京都のお寺さんの墓所に咲いていたりもします。が、関東に来て見つけたのは初めて。
今日の天気予報は晴れで出掛ける6:00頃は7℃(度)で17℃(度)まで上がる予報でした。出掛けたのは5:50で、何時もの出立ちですから、左程寒くは感じませんでしたし、予報通りだと帰宅する頃には汗をかくかもと思っていました。
今日は資源ゴミを出す日なので、何時もとは別ルートですから、Mサイズのレジ袋でゴミ拾いし乍ら公園に向うのですが、公園に着く前にほぼ満杯。今日も2袋かと懸念したものの、何とか押し込んで公園内も綺麗に。空はどんよりしているものの雨は降らないだろうけれども、気温は上がりそうもない感じ。
紫陽花の下草取りも、1株奇麗にしただけで、大きなレジ袋も満タンです。あと数日で何とか一区切り、それ以外はまだ芽を出したばかりですから、もう少し育つのを待って、また150m忽忽とやろうかと。紫陽花の咲く頃には終らせたいなぁとは思っていますけれど、雨が降ると2~3日は出来ませんから、多分無理な計画です。
一時期痩せ細っていた足も、だいぶ筋肉が付いて来て、良い感じになって来ました。と云っても膝から下の平目筋ですけれど。太ももの方は走らないと筋肉は付きません。それでも意識し乍ら太ももの筋肉も使い乍ら少し早歩きですから、普通に歩く人よりは幾分筋力はアップします。
「うつ」で寝込んでいた1年半の間は、週に1回食事を摂る位で、水分は汗となって出て行きますから、小便も殆ど出ません。人間と云うのはそう簡単に死ねないものだなと思いましたもの。その頃は、家賃を含め全て銀行振替でしたから、外に出る事もありませんでしたし、食事もCoCo壱番屋の出前カレーでしたね。で、その空き容器は枕元に積上って行くのです。
寝たきりから、動き出した時には掃除が大変でした。切っ掛けは確か賃貸契約の更新だった様な気がします。もうその頃は頬は痩けて、身体もガリガリ君。痩せる時は筋肉から痩せて行きますから、歩くにもフラフラ。頭では普通に歩いているイメージしか在りませんから、外を歩くとあちこちにぶつかる始末。
その後は、筋肉の回復よりも脂肪が溜まります。身体が飢餓状態になるとエネルギーを溜める為に、脂肪に変化させ蓄え様とするのです。貧困国の子供がお腹ポッコリなのは、そう云う理由からです。私も「うつ」の前はウエスト63cmだったのですが、25cmは増えましたね。嘘じゃないですよ、ジーンズは25インチを履いていましたから。服はJUN MENと決まっているのですが、既製品はSサイズでもウエストは70cm、それを詰めて貰っていましたから。今はMサイズが何とか入る様になって来ました。
体重は増える、筋肉は付いていないとなると、足腰に負担が掛かります。だから、膝を痛めるのだと思います。あと、踵も痛い。私は倦怠感や頭が廻らないのにはめっぽう弱いのですが、痛みには意外と強く我慢出来るのです。強いと云っても椎間板ヘルニアのあの激痛は唸ってしまいます。それ以外は所謂ポーカーフェイスを通せるのです。鎖骨を折った時も平然としていましたし、膝を擦り剥いて骨が見えて血だらけでも平然としていましたし、顎下の麻酔なしでの切開後もポーカーフェイスで仕事をしていましたし、「うつ」でも外ではそう見えないと言われます。気を許したヘルパーさんだけは調子の善し悪しが判る様です。
今日も湿布を貼って、その上にサポーターをしてのボランティアも、膝が痛くても誰も気付きません。小さい頃からめそめそしていると母親から余計に怒られて来ましたからね。子供が泣くのって、愛情が欲しいのもあるのだと思いますけれど、悉く拒否されて育ちましたからね。何時しか同情も期待しなくなり、そう云う仕草さえも封印してしまいました。まぁ、泣き言云う男性もあまり居ませんからね。私だけじゃありません。皆、そうなのだと思います。
若い頃、慣れていない仕事で、親指の付け根が腱鞘炎でパンパンに腫上がって、ライン作業でしたが、間に合わなくなるのでリーダー呼んで診療所に行かせて貰ったんです。診療所で鎮痛剤を注射し様にも、固くて針が入らなく「こりゃ、痛いわ」と医者も言うくらいでしたが、職場に戻ると有無を言わせずまたライン作業でしたからね。こっちも意地になって、やり遂げましたよ。会社とは厳しい世界です。
お陰様で鍛えられましたから、少々煽って、ライン稼働中でも余裕でトイレに行っていましたからね。任された仕事は誰にも負けない程、余裕で仕事をする術を得ました。余裕があると、仕事を増やそうとあれもやってくれ、これもやってくれと次々仕事が増えます。それでも、或る程度までは引き受けます。でも、私が休んだりしたら他の誰も同じ仕事を出来ませんから、限度があります。だから、私が休んでも出来るの?と聞き返すと「出来ない」と諦めてくれます。それでも、余裕を作ってライン稼働中に帰り支度まで済ませますから、正社員でなくとも正社員にならないかと、何処でも言われます。
それでも、欲が無いから「器用貧乏」は私のライフスタイルなのです。
さて、紫陽花の下草取りも終える頃、シンさんが折り畳み傘を持ってやって来まして、小一時間お喋りしました。私は外から見ていても判っているのですが、何処も彼処も補助金目当てに色んな団体を立ち上げ、懐を温める輩は居るものです。私が潰しに掛かっている公園愛護会もそうですし、シンさんも内情を知って、今期で辞めたとか、辞めるとかそう云う話をしてくれます。シンさんはシルバーですけれど、そう云う世代の人達はそう云う世界に浸りっ放しで生きて来た訳で、定年退職しても小遣い稼ぎに税金を良い様に使うのです。だから国や地方自治体の借金も今の様な状態になる訳で。
日本の基幹産業が疲弊するのも他国に追い抜かれるのも、ぬるま湯に浸りっ放しだからで、真っ当な競争をしていないから負けるのです。で、消費税増税などまたお湯を注ごうとするのだから、増々競争力は落ち、よっぽど理屈の判っている確りしたリーダーを立てないと再生出来ません。
帰路では風が強くなり、飛び立ったP3-Cも風に流され乍ら飛んでいましたねぇ。春一番かしら。
( ´ー`)yー-~
或る男が、自分を愛している3人の女の中で誰を結婚相手にするか長い事考えていた。
そこで彼は3人に5,000ドルずつ渡し、彼女らがその金をどう使うか見る事にした。
1人目の女は、高価な服と高級な化粧品を買い、最高の美容院に行き、自分を完璧に見せる為にその金を全て使ってこう言った。
「私は貴方をとても愛しているの。だから、貴方が町で一番の美人を妻に持っていると皆に思って欲しいのよ」
2人目の女は、夫になるかも知れないその男のために新しいスーツやシャツ、車の整備用品を買って、 残らず使いきるとこう言った。
「私にとっては貴方が一番大切な人なの。だからお金は全部貴方の為に使ったわ」
3人目の女は、5,000ドルを利殖に回し、倍にして男に返した。
「私は貴方をとても愛しているわ。お金は、私が浪費をしない、賢い女である事を貴方に判って貰える様に使ったのよ」
男は考え、3人の中で一番おっぱいの大きい女を妻にした。