海よ 宇宙よ 神よ 命よ
このまま永遠に夕凪を...
THE BOOM「島唄」より
「開いた口が塞がらない」と枝野経産大臣も言う様に、東電は電気料金の大口顧客向け(50Kw/h以上)値上げに際し、契約期間の値上げは必要無い事を隠し、恰も4月1日からの値上げの如く通知していたとは悪徳商法の如く、卑劣極まりない。
PPS(特定規模電気事業者)の参入は意外と古く1995年(多分、自社さ政権時)からだが、入札制度の為、家庭向けの参入は認められなかったから、家庭向けで儲けが有る東電には入札も敵わなく、あまり儲けが出ない仕組みの規制緩和故に、参入が進まなかった。つまりは家庭向けで儲けられるから、大口顧客向けでの入札で他社よりも低い価格提示でも、東電は一向に構わない訳である。事実上、意味の無い規制緩和である。そう云う規制緩和に関しても、官僚との太いパイプの有る東電の意向が影響したのは想像に難くない。
経営破綻させないと、未だに殿様商売の癖が抜け切らないから、私は資本主義のルール通り、経営破綻させるべきだと当初から言っている。随意契約が殆どだが、子会社や東電OBが起こした会社としか取引が無いのも高い電気料金の温床だし、検針員すらコネが無いと就職出来ないとは、健全だとは言い難い。
私が若い頃、「三菱自動車は潰れない、何故ならグループ会社の社員が買うから」と云われたものだ。その中でエコシステムが出来ているのなら、日本内にある小国みたいなものだと、或る意味感心し、或る意味コネで成り立つ仕組みだと、何れ機能不全を起こすぞと思っていた。ディアマンテなど誰が乗るのかいね?「三菱グループの偉いさん達だ」とね。
そう云う意味では、霞ヶ関も東電も旧態依然としているね。守りの姿勢しか知らない。
だから、霞ヶ関が潰れない様に必死に増税路線を敷いている。霞ヶ関に守って貰っている経済界も彼等を擁護する。「今そこにある危機」にしか目がいかない。
9日のエントリから、消費税のカラクリを記していたが、もう一度簡単な計算式を見て貰いたい。消費税非課税項目がある。経営者にすれば、削るのに都合の良い処は其処しか無い。故に、人件費削減に走るのだ。
雇用を生むのは税制を変えれば良い。設備投資の減免を止め、代わりに人件費を減免すれば良い。企業は雇用すればする程、人件費を計上すればする程、税負担を少なくする様にすれば良い。国は所得税と云う比較的確実に国庫に入る税収が増え、人々にお金が廻れば消費も増える。消費税を上げなくとも税収は上がる。
困るのは経営者達だ。今まで以上に人件費が嵩むし、減免されない設備投資し辛くなりコストが掛かる。さぁ、困った。今のままじゃ物が売れない。そうなると、売れる商品にする為に知恵を絞らなくては儘ならない。無能な経営者じゃ会社が持たないから、株主から首を宣告される。
今までが甘過ぎた。嘗ての「Made in Japan」も、その威光は既に無い。が、知恵を絞り絞り、高付加価値を付けたのなら少々高くても製品は売れる。安かろう悪かろうは他所の国がやってくれる。保証期間も5年、10年の製品を生み出せ。その潜在力は日本なら持っている筈だ。開発費を回収する迄に新製品を出す事もあるまい。今迄の商習慣が、自転車操業的だった。売上が好調なのに新製品を出してしまう。旧製品はカタログ落ちとして安価で叩き売られる。
経営の在り方も練り直さなければ、日本が衰退する。帳簿面しか目を向けない無能な経営者は去ってくれ。貴方方が日本を駄目にしているのだよ。
税制を変えれば、そう云った無能な経営は破綻し、強い会社が生き残れる健全な競争が始まる。高付加価値を持った製品で人々もハッピーになれる。
「物から人へ」とは何処かで聞いた言葉だが、税制も「物から人へ」と変えるだけで良いのだ。非正規雇用など形骸化してしまい、そんな物すらなくなる。それが、国の舵取りだと私は思うがね。
阿呆総理に、阿呆霞ヶ関の舵取りする船など乗りたくないがね、日本語しか喋れぬから今の処文句を垂れるだけに留まっているけれど、余りにも国民を馬鹿にされているのが腹立たしくてね。たまには私も怒りを怒りを表現しても良いかね?
野田佳彦さんよ!得意らしい演説は沖ノ鳥島でやってろっ!
( ´ー`)yー-~
無人島に人が漂着したら無人島とは言えない。孤島と云うのだよ。