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風の記憶

the answer is blowin' in the wind

寒露の頃~庄内の暦風景_17

2015-10-08 | 二十四節気



 

 

寒露とは、草花に冷たい露が宿るという意味です。朝、野歩きの時に足元を濡らすのは
露時雨(つゆしぐれ)、その露が冷たく感じられるころです。
芋や栗、柿など秋の実りの頃を迎え、収穫を祝う祭の季節でもあります。
東北地方では、この頃から急速に秋が深まります。
「秋の日は釣瓶落とし」まさにその通りに、夕暮れ日が落ちると驚くほど早く夜の暗がりが
やってきます。日脚はすっかり短くなり夜は冷え込みを増していきますが、この頃の日中は
秋晴れの過ごしやすい日が多くなり「秋麗(あきうらら)」という言葉がぴったりの日が嬉しい
時期でもあります。

一方で寒く曇った日の翌日には、岩木山、八甲田山、岩手山、鳥海山、月山など東北の
高峰からは初冠雪の便りが聞こえてくるのもこの頃です。
そして紅葉が本格的に始まります。庄内でも鳥海山や月山の紅葉ラインが日に日に山の
上から下りてきて、里まで下り切ると全山真っ赤に染まります。
里や平野では稲刈りはすでに終わりを向かえ、そしてそれを計ったように北の空からは
冬の使者「白鳥」の第一陣が飛来します。

秋の深まりを楽しみつつも、忍び寄る冬の気配に何となく落ち着かない寒露の頃です。

 


「 寒露 」 七十二候
 第四九候 ~ 鴻雁来(こうがんきたる)雁が飛来し始める頃 [10月8~12日頃]
 第五十候 ~ 菊花開(きくのはなひらく)菊の花が咲く頃 [10月13~17日頃]
 第五一候 ~ 蟋蟀在戸(しっそく(キリギリス)とにあり)キリギリスが戸にあって鳴く頃 [10月18~23日頃]

 
















遊佐町杉沢地区









鳥海山の紅葉ラインが里まで下りて秋は益々深まります(遊佐町直世より)




庄内地方は柿の産地でもあります。美味しいですよ「庄内柿」♪




遊佐町杉沢地区
彼方に日本海が見渡せます。





この菊の花を「きれい♪」と思う人は他県の人、山形県人は「美味しそう♪」と思うんです。
もってのほか』と言う食用菊なんですよ。




鶴岡市羽黒町松ヶ丘地区




鶴岡市羽黒町手向









秋の日のこんな風景が好きです。















遊佐町を流れる「月光川」
朝日に輝いていました。





酒田市八幡地区を流れる「日向川」
秋の透明な陽射しの中を流れます。




日本海では偏西風が強まっていきます。(吹浦灯台)



秋は夕焼けがきれいです。








撮影DATA
Nikon D300s
TAMRON SP 90mm MACRO F2.8
Tokina AT-X 124 PRO DX F4
Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
Nikkor AF-S DX 17-55mm F2.8G

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コメント (6)
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