梅の花ほど 期待されず
桜の花ほど はやしたてられず
深まる春の傍らで
気がつくといつの間にやら 緋色を詩いはじめている 木瓜(ボケ)の花
“ 人は人、自分は自分 ” と言った風に
のんびりと自分の季節を楽しんでいるような 木瓜の花が
私は好きです。
紬(つむぎ)着る 人見送るや 木瓜の花 許六
木瓜咲くや 漱石拙を 守るべく 夏目漱石
つつましく 生きねばならず 木瓜一輪 夏生
撮影DATA
Nikon D300s
TAMRON SP 90mm MACRO F2.8
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雲のむこう、約束の場所 |
新海 誠,加納 新太 | |
エンターブレイン |