イタリアお気楽日記

イタリア生活8年目。楽しい事だってあるけど、つらい事だってあんのよねぇー。

長らく留守しちまいました。

2007-08-28 00:34:33 | イタリア生活
みなさん、いかがお過ごしでしょうかーーーーー

ネットが出来なくって、
えらい長いこと留守しちまいましたよ

ネットの引越しはすぐ出来るかしら?

なんて希望をわずかでも持っていたあたくしは馬鹿でした

本当は、今日工事の人が来るって電話があったから、
ついにネットが出来ると喜んでいたら、
電話線確認だけにオッサンが来ました・・・

なぜだ、なぜなのだ・・・

そして、しがない町ではPC持込でネットすると
1時間4ユーロ・・・・
フィレンツェでは1,5ユーロだったってのに・・・
ってことで、これからもネットが付くまでは、
あまり頻繁には更新できそうもありませぬ。
皆、忘れないでくれよぉぉぉぉぉ

てか、それよりも、意外と皆さんトイレのドアを開けられていて(笑)
なんかあたいだけじゃなかったんだと一安心しましたわん

こういうのを乗り越えて大人になるのねぇ

さて、そんなお馬鹿なあたくし、
引っ越しが全て終わった日にとんでもない馬鹿をしでかしました。

そう、フィレンツェでも一度しでかしたのだけど、
家に鍵忘れたままフィレンツェの家の鍵持って外に出ちゃいました・・・

怖いわね、習慣って怖いわね。
見慣れた方の鍵を手にとっちゃったわよ。

家に入ろうと思って、
鍵を見た瞬間のあの冷たい空気。。。

こっこれじゃぁ、入れないよ・・・
オォォーーーマイガーーーー

フィレンツェで鍵を忘れて家出た時は、
夫の仕事が終わるまで友人宅で待たせてもらったわけだが、
今回は訳が違うのだよ。
レベルが違うとでも言うかね。

なんと、まだ合鍵を作ってなかった・・・ 

そう、鍵は家の中のしかない・・・

さぁー皆ならどうする?

あたくしは、夫に速攻電話をかけ、
とりあえず、大変な事をしでかした事を伝える為

『たいへん

と言ってみた。

あたいが、”たいへん”と最初に言う時は、
救急病院に行く時か、
家の中に鍵を忘れた時だけだ。

でもさ、夫に言った所で、
合鍵ないんだからどうすんだって話でね、
窓からよじ登ろうってことになったんす。

怪しいけど、また近所の人は窓からジィーと眺めてるだけなんだろうけど、
窓は全て開いているからよじ登れれば問題ナッシングだと。

でも、窓見て思った。

高すぎるよ・・・

よじ登る為に捕まる物もない。

どうする、あたい達。

そこで、夫が試しに1階のドアを見た。
ちなみに玄関は2階です。

1階のドアは入り口ではないのだけど、
鉄製のドアがあって、
前住んでいた時は開閉が出来たので、
そこから引越しの荷物とか大きな荷物は取り込んでいたのよ。

でも、今回引越して来た時に家の中から見たら、
開閉できないように鍵穴が壊してあったのね。

だから、もう開かないと思われていたのだけど、
なんだか、隙間もあるし、
試しに蹴ってみたーーーーーー

すると、開いたぁぁーーーーーー

ばんざぁぁぁいいいいいいいいい

ドア開いたぁーーーばんざぁぁぁいぃぃぃ

って、あれ

鍵閉まってたんじゃなかったの?

無事に家には入れたのは良かったが、
実はこのドア今まで鍵がかかってなかったことが判明

なんてこったい。
あたい達がフィレンツェでバラ色生活してる半年の間も、
引越しを始めて少しずつ荷物を置いていた時も、
ここの鍵閉まってなかったのねぇぇぇ

こえぇぇぇ。

何もなくって本当によかったぁぁぁ。

こんなの、ローマじゃぁー考えられない事だよねぇ。
しがない町でよかったぁぁぁ。

ということで、大家に連絡。

大家もまさか開いていたとは知らなかったらしく、
急いで南京錠を取り付けました。

ふぅ~、これで一安心。

てか、本当にあたいってついてるわっ
鍵を忘れた事によって、
実はドアが閉まってなかった事もわかったわけだよ、ワトソン君

泥棒に入られる前に気づいてよかったよ、
こんなあたしに感謝して欲しいくらいだ。

これで、安心して留守に出来るってもんだということで、
ネットもないし、する事もないので、
ちょっくら南イタリアに行ってきたりぃぃぃーーーーー

それがさ、やっぱり8月の上旬はどこも高いんだわ。

特に、海とかもぉー1年中で一番高い時期なわけですよ。

しょっぼい、ブタ小屋のようなホテルに
ばか高い金を出してまで行きたくはない。

なので、週末にかかっちゃうけど、
1泊だけで南に行こーーー

なんて急いで決めたわけさ。
どうせ天気も悪いし観光だー観光ーーー

で、出発の日、
渋滞がイヤだからと朝の7時に家を出たあたくし達。

そう、南にいく高速は海の方向へ向かう部分もあるので、
週末かけて海に行く人の渋滞があるだろうと予想したわけだー。

それなのに、それなのに、
すんごい渋滞・・・

そう、フェラゴスト(8月15日)というイタリアの祝日のある
前の週末だ=======

忘れてたよ====

だから、この週末から実家に帰ったり、
ヴァカンスに出る人がすんごい多いんだよ=====

ので、普通なら3時間程で行ける距離に7時間かかりました・・・

必死に渋滞の退屈や眠気と戦いながら運転する夫を横目に
あたくしは寝てはダメだ、寝てはダメだ、
と自分に言い聞かせながらも、
睡魔には抵抗出来ず、白目をむきながら、
突然、寝てないことをアピールするかのように話しかけたりしての7時間でした。

しかし、あれだね、やっぱりローマより南に行くと
さすが、交通マナーが違うよね

もぉー、内抜きとか当たり前だし、
なんか追い越し車線なのにトロトロ走ってるし、
指示器だしたら罰金取られんのかな?
ってくらい指示器出さずに突然車線変更するしね。

でもって、なんかサービスエリアもさすごいわけ。
マナーとかクソ食らえなわけだよ。

皆、飲み終わった後のコーヒーカップとか商品の上においてたりするわけ。
でもって、そういう場所に場違いなアジア人が来たもんだから、
もぉーそれはすごい注目を集めちゃうわけだよ。

フィレンツェで視線攻撃に対する抵抗が少し緩んでいたあたくしには、
かなーーーり、拷問でした。

でさ、サービスエリアの駐車場にね、
白衣着て、車掌さんみたいな帽子かぶったオッサンが
空いた所を指してくれてコッチコッチィィ
なんて言ってくれるのね。

あぁ、やっぱり、こんなに混んでるから
皆、むちゃくちゃ停めるからだろうねぇ

なんて言ってて、出て行こうとしたら

『心付けお願いしまーす

ってΣ(゜ロ゜;)

何この人===

やっぱり、南ってすごいよね。

あたしは、日本人として北イタリアの人が南の人を馬鹿にするのはあまり好きじゃない。

なんでって、日本人的視線からだと50歩100歩だからさ。

違いはあったとしても、
日本人の目から見ると一緒なわけよ。

例えば、電車が普通は遅れるのが南で、
北は時々遅れるとするなら、
日本人からしたらどっちにしろ遅れてるわけじゃない。

でもね、イタリアに住む者の目で見ると、
やっぱり、違うと思う。

住んでないから、
”おもしれーーーサイコーーー
って言えるけど、
住んでたら言えねーだろうなぁー

後さ、南の人って陽気で愛想が良くってってイメージってあるじゃない。

確かに北の人よりは陽気でお喋りだとは思う。
特に商売人は良く言うと陽気で明るいけど、
悪く言やー、金がもらえるなら愛想良くするなんて簡単だぜ
って感じで、金がもらえないとなると急に態度変えたりさ、
後、すごーく馴れ馴れしいわけだ。

客で初対面でも敬語とか一切使わなかったりするわけだよ。

でもね、愛想のいい人もいるが、
悪い人もたくさーーーんいるのが南なわけさ。

でもね、その愛想の悪さの違いが北と南じゃあると思うんだな。

北はさ、
”あたくし、世界一偉い北イタリアの者ですがなにか?
 別に貴方みたいな人に買ってもらわなくても結構です。”
みたいな、偉そーな態度が感じ悪いって思うわけよ。

それがさ、南で愛想悪い人ってのは
まさに、やる気のない人って感じなわけ。

”かったるいわー、仕事よりも海行きてー
 てか、テメーらが買いに来るから海に行けねーんだろ”みたいな

どっちが良いかと言われると、
これが究極の選択で、
結局はどっちもイヤなんだけどさ。

まぁこんな事を言いながらも、
あたくしは旅行をするなら北よりも南の方が圧倒的に好きなわけです。

なんせ、海が好きだから。
そして、食べ物が好みに合ってるから

でも、決して住みたくはない。
ラッツィオより南には旅行で充分でございます。

と言うわけで、今回はナポリ近郊の
パエストゥムとエルコラーノに行ってきましたのよん




南イタリアに住んでいる日本人の人って
本当に尊敬しちゃうよーーーーー
↓ ↓ ↓


ありがとん