VOL2 わ・た・し流

おとぼけな私ですが 好きな本のことや 日常のなにげない事等 また 日々感じたことも書いていきます。

ソロ活初めまして、の思い出その二

2023-06-15 16:25:07 | 日記

一人旅に憧れて 実現させたのは良かったが・・・の話

 

刈り取りの済んだ田んぼの畦には  所々にコスモスが

咲いていた。

まだまだ残暑は厳しくて 私の服装では、暑い。

目指した民宿には  誰もいなくて、ウロウロしていたら

野良仕事をしていたおばさんがやってきて

入ってていいよ~♪と 戸を開けてくれた。

お礼を言って中に入ると  布団が積まれた部屋が

あったので 勝手に布団を出して横になった。

とにかく  眠かったのよ。一睡もせず  もう

午後の三時を回っていたのだからね😅

 

あっという間に爆睡し、フッと 何かの気配で

目が覚めた。

辺りはもう暗くなっている。部屋の襖が少し

開いて  直ぐにパタッと閉じ、しばらくすると

また  そぉっと開いて  黒い 男性らしき人影が見えた。

分かりますか?その時どんなに怖かったか・・・

 

しばらくたって 「もし、お客さん」とその人影が

しゃべった。

「はい」と私も答えた。

「お茶が入りました」と  人影。

「あ、はい」と言って私は起き上がり、部屋の外へ。

玄関口傍の広間に 囲炉裏があって 細長い座卓が

囲炉裏を囲んでいて、上座に湯飲み茶わんが一個

長い座卓の真ん中に置かれている。

黒の上下を着た男の人がひとり。

「え?お客は私一人ですか?」

男「まず  この時期に來る客は  いないでね」

私「え?宿には 貴方一人?」・・・

黙ってお茶を飲む私。

男「お風呂が湧きました」

 

お風呂のドアにはなんと  鍵がない!!

恐怖心Max!

私は  脱衣かごを浴室に入れ、そこに脱いだ服と

貴重品を入れた。

入口から目を離さず  そそくさと入浴。

自分が何だか惨めになってきた。

入浴が済んで 広間に戻ると、一人分の夕食が

長い座卓の真ん中に置かれていた。

そして、

男の人以外にも 奥さんらしき人と子供がいた。

私はやっと ホッとしたわ。

 

向こうは向こうで  私を 自殺志願者か?

と 構えたらしかった・・・

 

夕飯が終わってすぐ  私は

「寝た」

翌朝も 起こされて ようやく起きる。

「いや~~民宿やって 初めてだよ。こんなに寝る人」

と言われてしまったわ~😅

わたし、いったい  何しに白川郷へ?

 

 


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