VOL2 わ・た・し流

おとぼけな私ですが 好きな本のことや 日常のなにげない事等 また 日々感じたことも書いていきます。

ピクニックatハンギングロック

2014-05-11 10:23:04 | 日記
昨日、たまたまGyaO!の映画

 「ピクニックatハンギングロック」を見まして、


この映画 とっても映像が美しく、音楽も素敵。

 思わず引き込まれてしまいました。


1975年制作で、日本で上映されたのは10年ほど後だったらしい。


 内容は ミステリーで、起承転結もはっきりしない。

謎のまま終わるので、好ききらいがはっきり分かれる作品。


 私は 起承転結がはっきりしないものは イラっとするので

あまり好みませんが、この作品はきにいりました。


 で、ユーザーレビューなどを見て、原作をネットで検索して、

ダウンロードし、今読んでいます。


 1900年のオーストラリア、寄宿制の女学校、

聖バレンタインデーの日に 学校で計画されたピクニック。

 昼食も終わり、自由時間。

御者が 時計が12時で止まった事を気にするが・・・スルーされる。

 岩山に「観察する」という理由で、上る許可を得た3人と、

興味だけでくっついていった下級生合計4人。
 
 しかし下級生が半狂乱になってもどり、3人の上級生は行方不明になる・・・
 
そして、いつの間にか 教師も一人いなくなっていた。

 大捜索が行われるも、1週間過ぎても見つからない。

ところが、女学生の美しさにひかれ、忘れられなかった青年が

 岩山を探し回り、生きている一人を発見する。

しかし、女学生の容体は、

 とても山で遭難したとは言えない不自然な状態だった・・・



宇宙人こそ出てこないけど、ピクニックに行って行方不明になる生徒と

 先生は、まるで 宇宙船に連れていかれたような展開で考えると、

納得できるような作品でした。


 ハンギングロックという岩山に、強力な「磁場」があり、


コンタクトを受けた生徒が そこを目指して行く。


 違うと判断された生徒は 1週間以上行方不明になっていながら、

生還するのです。


 そして、生徒が行方不明になったために崩壊してゆく女学校。


その描き方も 秀逸です。


 2回見てしまいました。


でも、7~80年代に この内容では、見た人はまったく

 意味不明の未消化感があったのでは?と思いました。


見る方の感性で、いろんな見方ができる「秀作」だと思います。