利根輪太郎の競輪仲間で、生活保護者の身でパチンコや競輪にのめり込んでいる者が3人いる。
他にもいるだろう。
その中の一人は、生活保護費を3日か4日で無くしてしまうのだ。
米さえあれば、次の生活保護費支給日まで何とか我慢であると言うのだが・・・
だが、大好きな酒は当然、飲めない。
さらにタバコも飲めないのだ
「それが辛い」ともらす。
家には居られずに、毎日、競輪場で1レースから12レースまで競輪場内をウロウロするほかないのだ。
実に惨めで哀れな姿である。
身から出らサビとは言ったものだ。
大半の競輪仲間は、年金生活者であり、バイトで収入も得ているのである。
金を無くしたのか、姿を見せない人が3人いるが、どうしたのか?
あの世へ行った競輪中も多いのだ。
幸い競輪場は冷暖房であり、快適な環境下でしのぎやすいのだ。
そして、冷水、日本茶、麦茶、ほうじ茶が無料で飲めるのである。
たまには、人のいい人間に出会えば、酒代はくらい貰えるので、それを目当てにすのだ。
人のいい人間の一人が、 利根輪太郎。
輪太郎は競輪仲間に、 1万円以上の払い戻しでは、「ご祝儀と1000円進呈」するのだ。
犯罪を犯して、現在は保護観察の身の男も競輪場に居た。
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