内の生命哲学の言及
【生の哲学】より…日本にも明治40年代以来ベルグソンとオイケン,大正期以降ディルタイ,ジンメル,オルテガ・イ・ガセットなどが紹介された。
訳語には1911年(明治44)以来〈生命哲学〉,大正期以降〈生命の哲学〉〈生活の哲学〉〈人生哲学〉があるが,〈生の哲学〉は少なくとも1914年(大正3)以来の訳語である。
ベルグソンは分析的・概念的把握ではなく直観によってのみ把握される生の真相を純粋な〈持続〉と呼び,生の持続の緊張の弛緩した状態が物質であり,内的な〈生の飛躍(エラン・ビタール)〉により進化が生じるとして世界の創造的進化を説くが,この生の概念には歴史性,社会性が希薄である。
より良き社会を築くためには、分断を乗り越え、世界の人々が「生命を尊厳」して、共和と共生を志向すべきである。
人間の生命の善性を確信し、非暴力と平和を促進するのである。
生命哲学とは「新しい人間主義の哲学」である。
いかなる試練にも、ひるまず立ち向かい、それに勝利していく、そのための勇気と希望の源泉となるのが、生命哲学の本質なのである。
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