バイクと音楽を楽しむ前期高齢者

ロイヤルエンフィールドとグループサウンズ、カワサキWシリーズとグランドファンクをこよなく愛しています。 

カフェOTTO通信

2014-10-21 20:19:30 | 音楽
 「新しい大学を作る」と言ってカフェOTTOに本を置いていった女性二人連れがいました。厨房担当が受け取ったらしいのですが本を見てビックリ。なんと「幸福の科学」です。この集団は「慰安婦は売春婦だった、南京大虐殺は無かった」と主張しています。2000万人のアジア人を犠牲にし、310万人の日本人の犠牲者を出したこの戦争を侵略戦争と認めず、「アジア人のために戦った」と主張。確定済みの世界史をひっくり返そうとするとんでもない団体です。このような下衆の集団が緑が丘に出没するとは、気をつけなければなりませぬ。
 戦後日本は侵略戦争を反省し、世界に向かって新憲法で平和を宣言し、象徴天皇の下で経済発展を成し遂げて「先進国」の仲間入りを果たすことが出来ました。世界も日本の憲法9条を賞賛し、もうちょっとのところでノーベル賞入りだったのです。
 ところがこの集団は日本が核武装せよと主張し、戦後日本が汗水垂らして世界に認めてもらうように徹底した平和主義で努力した歴史を台無しにしようとしているのです。宗教を装ったネオナチ。これが幸福の科学のどす黒い正体。こんな連中が緑が丘に徘徊するのを許すことはできません。
 多くの日本人が赤紙一枚で兵士にされ、その多くが南方の地で餓死した。どんなにきれい事を言おうとこの事実は消すことができません。それを推進した天皇制軍国主義。この戦争で叔父を失った自分としては到底許すことができないのです。
 しかし今の天皇は少し違います。昭和天皇の葬儀に対して違和感を抱き、自分の葬儀に対して「国民の迷惑にならない程度の葬儀を」と仰っています。皇后の誕生日での会見も素晴らしい。天皇制否定派の僕でも一気に彼女のファンになってしまいました。人権問題を含めて天皇制は廃止すべきですが、今の天皇皇后両陛下の考え方は戦後民主主義の影響を強く受けたものと思えます。それに対して日本のネオナチ=幸福の科学のアホさかげん、薄っぺらさは対極。こんな奴らが緑が丘を徘徊することを許せません。
 ただしこれは浅野清志個人の見解です。いろんな考え方があるでしょうが譲れない一線です。