ジーコ寅の「鹿島アントラーズよ永遠に」

昨年四月まであった、ジーコ寅の「名曲探偵アントラーズ倶楽部」に続いて開設したブログです。音楽部門は今回はやめました。

湘南ベルマーレ戦

2016-08-20 20:27:02 | 日記

 正直、オリンピックで世界レベルのアスリートを観ている眼には、レベルの低い低調な試合だった。両チームとも状態が良くないのが出ていた

試合だったが、何とか勝てて、良かった。後半、35分の優磨の得点がなかったら、見るべきものがほとんどない試合だった。

 

 優磨は前半から右サイドで良く攻撃の起点にはなっていたが、最後のラストパスの精度が良くない。前半は左サイドからゴール前に切れ込んで

打った土居のシュートが一番惜しかったが、相手GKのファインセーブに防がれた。そこそこ形は作れているが、やはりいい時の連係やパスワー

クの良さは見られなかった。絶好調時に比べると50パーセントくらいの出来だと思う。

 

 CBの昌子とファン・ソッコが安定して以外は、優磨以外はほとんどの選手があまりよくなかった。永木もいい動きもあったが、FKやシュー

トの精度が悪く、決して褒められたものでなかった。金崎は得点がないのでフラストレーションがたまるのはわかるが、ファブリシオとの交代で

腹を立て、監督につっかかって荒れていたのは、いただけない。頑張っているのだろうが、金崎の調子はいい時に比べるとかなり落ちている。

ファブリシオがいいとは思わないが、もっと謙虚に自分の状態を見つめるべきだろう。金崎は反省して欲しい。

 

 唯一の得点シーンだった、優磨のゴールは、PA内で優磨が倒され、明らかにPKに見えたシーンで全選手が審判の判定に気を取られ、プ

レーを止めてしまった時に、優磨が素早く起き上がって、プレーを続けて、左足でシュートを決めたもの。優磨だけが、審判がファウルを取ら

なかったのにすぐに反応した。あそこで審判に異議を唱えたりしていたら、あのゴールはなかった。優磨の瞬間的な判断力が素晴らしかったと

言える。前節に続いて右サイドハーフで評価できるプレーをした。

 

 怪我していた中村や柴崎も戻ってきて、あとは遠藤とブエノくらいか。次第に態勢は戻りつつある。ファブリシオはまだ活躍らしい活躍はな

い。ボールコントロールはカイオのような正確さはない。スピードはある程度あるようだが、ドリブルもそんなにうまそうでもないし、カイオ

の突破力は今のところ期待できそうもない。

 

 久しぶりに見た、ジネイは相変わらず、ボールを落とすのがうまい。ポストプレーでは使えるが、それ以上の怖さはなかった。優磨と仲が良

かったとは知らなかった。ジネイとファブリシオがどっちがいいかと言われても判断がつかない感じだ。ファブリシオは前線で赤崎のように

ボールを追い回すことはほとんどなく、ディフェンスはさぼり気味のタイプに見えた。

 

 こういう見るべき内容のない試合でも勝ち点3を取れたことは非常に大きかった。勝ち点3を取れたこと以外はほとんど見るべきものがない

低調な試合だったと思う。局面局面での戦いも物足りないし、攻撃にも創造性を感じない。アントラーズが本来のサッカーを取り戻すにはもう

少し時間がかかりそうだ。

 

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