ジーコ寅の「鹿島アントラーズよ永遠に」

昨年四月まであった、ジーコ寅の「名曲探偵アントラーズ倶楽部」に続いて開設したブログです。音楽部門は今回はやめました。

ベガルタ仙台戦 2

2016-08-07 13:11:57 | 日記

 チームが上り調子のベガルタ仙台と、今や暗黒のトンネルの中にずっぽり入っているアントラーズの差はミスの差になって表れている。たっ

た一つのミスが失点につながってしまう傾向が、jリーグでもオリンピックでも続いていて、アントラーズの選手はお祓いでもした方がいいの

かもしれない。オリンピックでは、3失点目には植田がクリヤーミス。5失点目は櫛引のミスキックからとアントラーズの選手が失点に絡んで

しまった。サガン鳥栖戦では山本のクリヤーがちょうど相手に渡ってしまい、昨日は、西のバックパスが相手へのアシストになるミス。

 

 今や、サッカーの神様はアントラーズを見放したのか、試練を与えているのか?いつもつまらない不用意なミスで失点し、追いつくことがで

きない。昨日のサッカーの前半を観ていて、勝てる気がしなかった。最近の失点の多さは、攻撃時に前掛かりになり過ぎているという石井監督

の考えから、「攻撃時の守備のリスクマネジメント」をしようと、SBの山本と西にいつもほど高い位置を取らせず、守備にエネルギーを使っ

た。それが逆にいつもの感覚を狂わせて、西の守備でのミスにつながったように見えた。

 

 この日は西は、キャプテンを自分から志願して、「チームのためにやらせてもらった」と言うが、バックパスでの失点シーンは明らかに判

断ミスで、周囲の状況が良く見えていなかった。チームの状態が良くない時はやることが悪い方悪い方へ出るもので、前線からのプレッ

シャーをかけなかったために、ベガルタ仙台は余裕をもってボールをキープできた。やはりアントラーズの基本は前線から厳しいプレスをか

けて激しく球際で戦うことだと思う。その要素が全くなかったこの前半は、ゴール前でのチャンスがほとんど作れなかった。

 

 杉本も一人でドリブルで切れ込んでシュートへ持っていく場面も、安易に味方にパスしてしまい、しかもそれがつながらない。若いのだか

らもっと強引に思い切りよくやってほしい。遠藤に代わって投入された優磨も最近は何をやっているのか、何をやりたいのかさっぱりわから

ない。かつてのギラギラ感もなく、なんか自信なさそう。杉本に代わった中村も相変わらず、もう少しの惜しいプレーで終わってしまう。

こうなってくると新加入のファブリシオが活躍できるかどうかにすべてがかかってきそうだ。いいプレーをしてくれればいいんですけど。

 

 この日は相手GKの関が大当たりの日で後半の金崎などの決定的なチャンスは見事に防がれた。サガン鳥栖戦といい、アントラーズ戦にな

ると相手GKが燃えて素晴らしいプレーを見せるのも不運。観ていて勝てない原因はまず第二列目にあって、それにつられてFWもいい連係

が作れなくなっているのが、得点できない原因だろう。ファーストステージにはあった前線での連係をどう取り戻すかが大きな課題だ。あと

はやはり柴崎が本来の力を出してくれることだ。もっと前線にいい縦パスを出したり、自分でも攻撃参加して欲しい。

 

 これで今季初の三連敗になったが、サッカーも人生も苦しい時期にどう耐えしのぐのかが重要だ。この程度で気落ちして下を向いてはいけ

ない。セカンドステージの上位はもう難しいので、年間勝ち点三位以内を確実に取ることと、CSの時期にチームの状態が最高になっていく

ようなコンディションのもっていき方を考えるべきだろう。フロンターレもレッズもそのうち負けだすだろうから、CSの時のチーム状態が

重要になってきそうに思う。

 

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