ジーコ寅の「鹿島アントラーズよ永遠に」

昨年四月まであった、ジーコ寅の「名曲探偵アントラーズ倶楽部」に続いて開設したブログです。音楽部門は今回はやめました。

「エルトン・ジョン  Your Song 」

2012-08-01 22:57:46 | 日記

 スルガ銀行カップ2012、ウニベルシダ・デ・チリ戦は、PK戦で勝利したとのこと。スカパーでやるのかと思っていたら、フジテレビNEXTは

映らなかった・・・・・・しかしクラブの発表では2万人以上入ったようだ。このオリンピック中にずいぶん入ったものだ。

たぶん、勝手な想像だがサンフレッチェ広島戦の最後の20分間のような何か、異様な熱気があった試合だったのでは?セレッソ戦は、後半

しか見られず、録画しておいた前半をまだ見れないのでコメントできないのだが、あの大迫の二点目、本山のスルーと小笠原のコンビネーシ

ョンから出たパスを大迫が見事に決めた、イマジネーション溢れるゴールからのアントラーズには、去年のシーズンには一度も見なかった

何かがあった。サッカーのエクスタシーとでも言いたいような、痺れるような高揚感を見ていて感じた。

 

 以前の本当に強かった時のアントラーズが分厚い攻撃で獲物をしとめる時には、あんな感覚を感じたような覚えがある。たぶん、今日の

試合もあの何か、アントラーズが本気になったときの熱気を持った試合だったのではないだろうか?先発メンバーを見ると完全にベストメ

ンバーで行っている。小笠原を最後まで使ったのか!よくわからないカップ戦だが、はるばるチリからやってきた世界クラブランキング2

位!(本当だろうか?)のチームに、週末のアウェーの鳥栖戦のことなど全く考えずに全力でやったのだろう・・・・・・。

 

 いかなる相手とは言え、プロのチームが戦う限り、基本的はアントラーズのような姿勢でやるべきなのだ。なでしこジャパンのように、

移動と対戦チームを考えて、二位通過狙いで、選手に本気でシュートを打つな、などと監督が指示するのは、相手に対して失礼だ。

南アフリカのようなチームにもベストの試合をして、移動で疲れてもいいから、アメリカやフランスのいるゾーンで戦うのが、少なくともワール

ドカップで優勝してオリンピックに参加するのチームの考え方だと思うがどうだろう?

 

 中二日でやったサンフレッチェ広島戦の最後は、向こうは足が止まり防戦一方になったのに、アントラーズの方はあと30分くらい出来そう

なくらいの勢いがあった。なでしこのように自分たちのベストを尽くさなかった試合というのは、長距離の移動の疲労より、チーム全体に

悪影響を及ぼす可能性がある。これでブラジルに負けたら佐々木監督は何と釈明するのだろう?やっぱり長距離の移動をしても、南アフリ

カ戦で一位通過すべきだったなどと言うのだろうか?

 

 今日のアントラーズにしても小笠原などは本当は休ませたかったのだろうが、フル出場して、たぶん足もガクガクになるくらい走って、

なおかつPKを決めたのではないか?それでこそ、戦う相手に敬意を表している証であり、サッカーを職業とする人間にふさわしい。

眩暈がするような疲労が、その勝利で逆に力となって己に戻ってくる。戦いとはそういうものではないのだろうか?

 

 なでしこの佐々木監督の合理的な作戦は、頭で考えるとほとんどの人が納得するだろうが、勝負とは合理だけでは説明がつかない。

スペインとモロッコ戦で、スペインがシュート練習を好きなだけやるようにシュートを打っても、すべてクロスバーやポストに当たってしまった

ように、戦いには理屈を超えた非合理的な要素がある。

 

 私にはなでしこが金メダルを取れる気がしない。計算上は不利だとわかっている状況に飛び込んでいって、なおかつ勝利を手繰り寄せる

ようなチームが世界一になるような気がする。我々としては、敢えてそのような状況で素晴らしいサッカーをするなでしこを見たかった。

アントラーズは疲れはたまっているだろうが、アウェーのサガン鳥栖戦では観客を納得させる試合をすると思う。

このような戦いを切り抜けれるようなチームなら、アントラーズの未来は明るいと言えると思う。

 

 なお、なでしこの南アフリカ戦の引き分け狙いの試合について、批判的な意見としてはサッカージャーナリストの大住良之氏の記事が

あるが、私の意見もこれに近い。ワールドカップでの予選なら、ああいう戦い方は許されると思うが、オリンピックというのはオリンピックの

精神に基づいて行われる戦いであり、それに反する戦いというのは批判されて当然だと思う。FIFAが何と判断しようが、なでしこがメダル

を取るために、フェアプレーの精神に反する試合をしてしまったという事実は、残ってしまう結果になった。もちろん選手に責任はなく、オリ

ンピックで「勝利する」ということに対しての倫理性を無視した佐々木監督にすべての責任があることは言うまでもない。

http://www.nikkei.com/article/DGXZZO44407890R00C12A8000000/?dg=1

 


 

柴崎   「奈穂美さん、あの試合は何なんだ?」

川澄   「二位通過したほうが有利なのよ」

柴崎   「それでシュート打たなかったんだ」

川澄   「そうよ。監督に言われたの。カットインするシュート打つなって」

柴崎   「金が泣いている・・・・・・」

川澄   「え?」

柴崎   「僕が作った金色のパンツが泣いている・・・・・・」

川澄   「三枚交替ではいて、毎日洗濯してるわ」

柴崎   「シャネル岳ナンバー20の香りをかいでシュートを打たないでいられたのか!」

川澄   「だからすごく欲求不満よ!ムラムラしてるわ」

柴崎   「何てチームなんだ。僕は君たちはメダルを取れないと思う」

川澄   「何ですって!勝つには戦術ってものがあるのよ。馬鹿みたいにがんばれば勝てるわけじゃないのよ」

柴崎   「君の心正しい素直なパスは腐ったんだ・・・・・・」

川澄   「何言ってるの?まだ子どもなのね、岳君」

柴崎   「僕が正しことはきっと証明されるよ・・・・・・」

川澄   「私たちは金ダルを取るわ」

柴崎   「もう僕の金色のパンツははかないでくれ」

川澄   「ピンクとか、緑のはけばいいんでしょ。わかってるわよ」

柴崎   「他人の背中に乗って勝つような奴らはダメだ!」

 

サンフッチェ広島戦の最後20分くらいの濃密な時間が忘れらません。

関塚ジャパンとアントラーズがやったら、アントラーズが勝つと思います。

この気持ちを忘れるな!アントラーズ!!

 

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