常夏ならば振り向くかも

語り部である私が提供する、今そこにあるチープでホットな噺の数々を口承するブログ。一話解決を目指して今日も喋ります。

ものまね共通一次試験

2006年05月19日 | 『今そこにある既知』 今これが言いたい
文章を書く時、頭の悪いやつは消しゴムを大量消費するという。
オラは正にそれが当てはまる子。
採用試験の為にエントリー用紙や履歴書を書く為に、予備の紙を何回も書き直しては誤字とか気に食わなくてぶん投げる。
名前や年齢を書いて、はい!どうぞと渡せればどんなに楽なのだろうか
必ず前職歴で得たものを書かなければならない。
オラは前職を早々に辞めたから何にも分からない、したがって書けない!
といって用紙を丸めてポイしたらば、その時点でノーゲームでフィニッシュなので「冗談じゃないよ!書けよバカヤロー、コノヤロー」とビートたけしさんの物真似をしながら、何とかかんとか指向を変えるとかして書いてみる。
書き終えても満足感は無い。
取り合えず、たかしさんの物真似をしたので「弟には世話になっているしなー」とボヤいて北野大さんで締める。
その物真似の締め方には満足がいく。


なんかオラは本気で学習する時は、時々口に出しながらやると良いみたいだ。
しかも其々のジャンルでお世話になった教授や教師の物真似をするといい。

今夜は予備校に短期間通っていた時の国語の講師を真似てみた。Yシャツにネクタイ、下はGパンというニューヨーカーなのだが、背が低く茶髪で頭部が禿げ上がっている眼鏡のトンガリ君(キテレツ大百科脇役)なのだ。文章問題になると主題や重要な部分に線や「」を付ける様に促す。そして「さぁいくぞ、いいか、分かるな、目を離すなよ」とジェットコースターの絶頂部にきて、さぁ下りますよという気分にさせる。嫌でもこんな気分になるから期待するものの、次の一言は「分からない奴はバカだからな」と言うのでカチンとくる。「着いた頂上は眺めが良いです。空気も澄んでます。遠くまで見渡せます。でも下にレールはありません。おりろ南無!」って感じ。納得のいかないまま、オラはその日の授業を終えるという繰り返しだった。練習問題の解に納得がいかないのではなく、そのトンガリ先生のネタにグレイト納得がいかなかった。
その先生の次の授業は古文・漢文。先生は汗タラタラの七三髪型の朝青龍似の先生。体もそのまんま、喋り方はおかまっぽい。時折自分の世界に入り、嬉しくなるとその場でジャンプする。そのアクションにウケル人は俺を入れて1割、あとの9割はグレイトにドン引きしてた。不思議とその先生の授業は人気が高かった。納得がやはりグレイトいかなかった。

納得のいかない先生が多かったものの、彼らの物真似をしながら問題をやるとなんか楽しい。憑依とはこんな感じなんだろうか、イタコの道も悪くないと思いながら今夜も更けていく。
今、学習してて楽しいですかと尋ねられれば、教師の物真似だけが唯一の楽しみですと答えるだろう。

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