11. アブラハムの家庭
第三節 アブラハムの家庭を中心とする復帰摂理
ハムの堕落行為によってノアの家庭を中心とする復帰摂理は完成されなかったのであるが
神は、御自身の創造目的を完成なさろうとするみ旨を絶対的なものとして予定し、かつ摂理なさるので
ノアが天に対して忠誠を尽くしたその心情の基台の上で
神はアブラハムを召命なさり、その家庭を中心とする復帰摂理を、再び行われるようになった
ゆえに、アブラハムは、ノアの家庭において完成できなかったメシヤのための基台を復帰して、その基台の上でメシヤを迎えなければならなかった
したがって、アブラハムも、まず「信仰基台」を蕩減復帰し、その基台の上で
「実体基台」を蕩減復帰しなければならなかったのである
(一) 信 仰 基 台
(1)信仰基台を復帰する中心人物
アブラハムの家庭を中心とする復帰摂理において
「信仰基台」を復帰すべき中心人物は、正にアブラハムであった
ゆえに、アブラハムは、神がノアを中心として成し遂げようとされた「み旨」を受け継いで、完成するための中心人物として立てられたのであった
したがって、アブラハムはかつてノアの路程のために立てられたが
ハムの犯罪によってサタンに奪われてしまったすべての条件を、蕩減復帰した立場に立たなければ、ノアを中心とした「み旨」を継承することができなかったのである
ノアが最初にサタンに奪われた条件は、アダムからノアまでの十代と、審判四十日期間であった
ゆえに、アブラハムは十代と共に、その十代が各々審判四十数を蕩減復帰したという立場に立たなければならない
しかし、一代を四十日期間で蕩減復帰することは不可能なので、後日、モーセ路程において、偵察四十日の失敗を、荒野流浪四十年期間でもって蕩減復帰したように
(民数一四・34)
ここにおいても、その各々の代が、審判四十日の失敗を四十年期間でもって蕩減復帰するというかたちで通算年数を立てられたのである
それゆえに、神はノアから十代にわたる四〇〇年蕩減期間を経過したのち、初めてノアの身代わりとして、アブラハムを立てられたのである
このように、アダムからノアに至る一六〇〇年間に十代を復帰した時代から
四〇〇年間に十代を復帰する時代に移ったので、ノア以後、人間の寿命は、急に短くなったのである
ノアがサタンに奪われた第二の条件は、信仰の祖の立場と、アベルの身代わりであったハムの立場であった
ゆえに、アブラハムは信仰の祖とハムの立場を蕩減復帰しなければ、ノアの立場に立つことができなかったのである
したがって、アブラハムがノアの代わりに信仰の祖の立場に立つためには
ノアが信仰と忠誠を尽くして、箱舟をつくったのと同様に
アブラハムも、信仰と忠誠を尽くして、「象徴献祭」をささげなければならなかった
また、神が一番愛するアベルの身代わりであったハム(彼らはみな次子として「実体献祭」の中心であった)を、サタンに奪われたので、蕩減復帰の原則によって
神もその代わりに、サタンが一番愛する立場にいる存在を奪ってこなければならなかった
ゆえに、神は偶像商であるテラから、その長子アブラハムを連れだしたのである
(ヨシュア二四・2、3)
アブラハムは、ノアの身代わりであり、したがって、アダムの身代わりであるので、復帰したアダム型の人物であった
したがって、神はアダムとノアに祝福なさったように、アブラハムにも、子女を殖やして大いなる民族をつくり、祝福の基となれと、祝福なさったのである
(創一二・2)
アブラハムは、このような祝福を受けたのちに、神の命令に服従して、ハランの住みなれた父親の家を離れ、妻サライと、甥ロト、そしてハランでもっていたすべての財産と人を連れて、カナンの地に行ったのである
(創一二・4、5)
神は、このようなアブラハムの路程によって、将来、ヤコブとモーセがサタンの世界であるハランとエジプトから、各々、妻子と財物を取り
困難な環境を押しのけて、カナンの地へ復帰する際に必須のものとなる典型的な路程を指し示してくださったのである
そしてこの路程は、将来、イエスが来られて、サタン世界のすべての人間と万物世界とを、神の世界に復帰するに当たっての、典型的な路程を予示されたことにもなるのである
(後編第二章第一節(二)参照)
原理講論 後編1 復帰基台摂理時代-11
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よく言っておく
天地が滅び行くまでは、律法の一点、一画もすたることはなく、ことごとく全うされるのである
マタイによる福音書:5章より
十戒
❶ あなたは わたしのほかに 何ものをも神としてはならない
❷ あなたは 自分のために 刻んだ像を造ってはならない
❸ あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない
❹ 安息日を守ってこれを聖とし、あなたの神、主があなたに命じられたようにせよ
❺ あなたの神、主が命じられたように、あなたの父と母とを敬え
❻ あなたは殺してはならない
❼ あなたは姦淫してはならない
❽ あなたは盗んではならない
❾ あなたは隣人について偽証してはならない
➓ あなたは隣人の妻を むさぼってはならない
またすべて隣人のものを ほしがってはならない
申命記5章より
イエス様の答え
「先生、永遠の生命を得るためには、どんなよいことをしたらいいでしょうか」
イエスは言われた、
「なぜよい事についてわたしに尋ねるのか。よいかたはただひとりだけである。もし命に入りたいと思うなら、いましめを守りなさい」
彼は言った、
「どのいましめですか」
イエスは言われた、
「『殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証を立てるな。 父と母とを敬え』
また『自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ』」
マタイによる福音書 19章 より
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