Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
でもホントに旅 Blog なんだろうか?

「マティスを追いかけて」

2006-09-19 | Henri Matisse 特集
朽木ゆり子「フェルメール全点踏破の旅」とジェームズ・モーガン「マティスを追いかけて」という本を二冊買ってきて読み始めました。

どちらも画家の画業・足跡を辿るという内容なのですが、フェルメールの方は、現存する真作が僅か三十数枚しかなく、これらが展示されている欧米の美術館をひとつずつ見て回るという旅。

マティスの方は作品も多いので全部見て回るのは到底無理だろうけど、作者が凄いのは著作業の成功で手にした富も家を捨て去り、画家の人生を追体験する旅に出発するところです。旅行先では絵を習ったり、マティスの描いた風景や室内を描いたりして、その旅は一年間に及びます。

見るだけなら、フェルメールは2000年の春に大阪市立近代美術館に5作品がやってきたように、日本の美術館にもちょくちょく来ているので、気を長くして日本で待ち構えているのも手だけど、マティスの人生追体験となると、一般人には難しいです。マティスファンとしては羨ましい。けど、できそうにない。そういう自分がちょっと悔しいです。


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4 コメント

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かなり、ごぶさたです (ふる)
2006-09-19 21:12:19
最後にコメントしたのがいつだったか忘れてしまいました(笑)



フェルメールは、大好きです。

しかしまだ本物は一度も見てないはずです。



ちなみに、ロンドンのナショナルギャラリーで見られる、カルバッジオなんかも大好きです。

では、また!
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高原ネタだっけ (Tomotubby)
2006-09-20 00:39:49
ふるちんさん。お久しぶりでごわす。

確か高原禿ネタで盛り上がったような...



ともたびはフェルメール20枚くらい見てるかな??

日本にもけっこう来てるみたい。調べてみました。

99年以降、なんと日本で9作も見れたのです。

これって、いながらにして 1/4 見れたってこと。

ともたびは2000年に大阪天王寺で見た5作のほかに

手紙を書く女、と、読む女、合わせて7作を日本で

見ています。今から考えると、大阪での展覧会は

必見だったのだ!



1968 ダイアナとニンフたち

1974 窓辺で手紙を読む女

1984 ダイアナとニンフたち

1984 真珠の耳飾の少女

1999 手紙を書く女

2000 真珠の耳飾の少女

2000 地理学者

2000 窓辺でリュートを弾く女

2000 天秤を持つ女

2000 聖女プラクセデス?

2000 恋文

2004 絵画芸術

2006 恋文

2006 窓辺で手紙を読む女



カラヴァッジォ。ともたびも大好きですよ。

足跡たずねてナポリやマルタ島まで行きました。



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わーお! (ふる)
2006-09-22 17:16:45
20枚も見てるってことも、

そんなに日本に来てるってことも

びっくりです!



「真珠の耳飾りの女」の映画は見たんですが(苦笑)



フェルメールも

カ「ラ」「ヴァ」ッジォ(苦笑)もお好きな人だとは。気が合いそうです



高原禿ネタはだいぶ前でしたね。
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フェルメールとカラヴァッジョ (tomotubby)
2006-09-23 09:32:49
カラヴァッジォよりカラヴァッジョと

書いたほうがいいのかな??



たしか2001年に庭園美術館で「カラヴァッジョ展」があり、真作がたくさん来てました。あそこの庭が紅葉で綺麗だった記憶があるので秋だったと思います。今から考えると

この展覧会も必見だったようです。



フェルメールとカラヴァッジョって

ぜんぜん違う画家なのに日本人受けする画家のようです。

フェルメールはあの時代には珍しくテーマが世俗画なんだけど、

絵の中に崇高なものがあるって感じ。

カラヴァッジョはテーマは殆どキリスト教や神話の世界なんだけど、

絵がとても人間くさいという感じ。

つまり



本来人間くさい筈の世俗画において

人間くさくなくて崇高な絵を描いたフェルメール。



本来崇高な物語である筈の宗教や神話のテーマなのに

あまりに人間くさすぎる絵を描いたカラヴァッジョ。



正反対なんだけど、異端ですよね。

このへんで宗教や神話に疎い日本人でも親しみを覚えることができるんじゃないか。

と思う次第です。自分もですが
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