goo blog サービス終了のお知らせ 

Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
でもホントに旅 Blog なんだろうか?

「DEATH NOTE BOBBLE HEAD MASCOT」 (その後のデスノート その1)

2007-11-04 | 漫画... 「デスノート」と「ジョジョ」など
デスノート、既に終わっているかというと、さにあらず。最近も デスノートMAD「ごっつええデスノート死」(「ダウンタウンのごっつええ感じ」からの これイイぜ!~世紀末戦隊ゴレンジャイ~ガタンゴトン(オジンオカン)お見舞(世界一位)Mr. BATER のコント と デスノートのコラボレーション) で盛り上がっていたし、個人的には、先日近くのコンビニに行った際に、食玩コーナーに「DEATH NOTE BOBBLE HEAD MASCOT」というのが売られているのを見つけプチ大人買いしてしまった。

「食玩」といっても知らない方がいると思うが、「食=菓子」+「玩=おもちゃ」と思ってもらっていいだろう。オマケつきグリコと違うのは、あくまで主役は「玩」の部分であることで、「食」の部分がむしろオマケといってよい。「DEATH NOTE BOBBLE HEAD MASCOT」についていえば、体裁はいちおう、箱入りのおもちゃ付きラムネ菓子なのだが、「食」の部分のラムネ菓子は10粒にも満たず、ラムネ菓子を目当てにこれを買う人などはおらず、お目当ては「玩」の部分のデスノート・キャラの「BOBBLE HEAD MASCOT」つまり「首ふりマスコット」なのである。

マスコットにはどんな種類が存在するのかは、箱に写真が印刷されているのでわかる。ふむふむ。



月、L、ミサ、ニア、メロ、リューク、レム

問題なのは、このうちのどのマスコットが個々の箱の中に入っているかが開けてみるまで判らないことである。マスコットは内パッケージで外箱に固定されているので、箱を振ってもわからないようになっている。また購買者の射幸心を煽り消費を促すために、それぞれのマスコットの出現確率は操作されている。人気のあるキャラの出現確率は一般に低く、全キャラを揃えようとすると、同じ不人気キャラをいくつも掴まされることになる。また低い確率で「シークレット」という特殊なキャラが登場する。デスノートの「シークレット」キャラとはいったい誰なのだろう。と考えてしまった。

夜神総一郎、ワタリ、魅上照

あたりが順当だが、

夜神粧裕、火口卿介、高田清美、ジェラス、シドウ

あたりの可能性も十二分にある。

松田桃太、模木完造、相沢周市、出目川仁、渋井丸拓男

このあたりの線はおそらくないだろう。それはさておき、個人的には、

リューク、ミサ、L

が出るとうれしいな。

レム、ニア

は、白くて陰気だしあんまりうれしくないな。

と思いつつ、一大決心をして、一箱 税込 399円の食玩を三個、プチ大人買いすることにした。

すぐ開けて中身を見るのも大人気ないので、家に帰ってから開けることにした。

久々に童心に帰ってウキウキ気分で家路を急ぐ。

家に着いたら取るものも取り敢えず開けてみた。



ニア、レム、ニア

がっくし、最悪の結果であった。

=======================================
Cafelife DIARY ver,Ⅱというブログの方が「DEATH NOTE BOBBLE HEAD MASCOT」をコンプリートされているのを発見。シークレットはジェラスであることが判明。

マウント・フェーバーからケーブルカーに乗る (ジョジョをめぐる旅 第四回 シンガポール)

2007-08-18 | 漫画... 「デスノート」と「ジョジョ」など
シンガポール三度目にして初セントーサ。シンガポールの最南端に位置するセントーサ島は、まるごとリゾートアイランド。島へ行く方法として、昔はバスが一般的だったと思うんですが、最近MRTのハーバーフロント駅から乗り換えてセントーサ島に渡る「セントーサ・エクスプレス」というトラムが開通したので、こちらを利用するのが便利です。ハーバーフロント駅と直結して「VIVOCITY」なる一大ショッピング・モールが世界貿易センターの跡地にできたので、ここにも寄ることにしましょう。VIVOCITYにはローカルフードのホーカーズが結集した屋内フードコート「FOOD REPUBLIC」があって、涼しくて美味しくてお薦めです。


セントーサ・エクスプレス

でも、今回のセントーサ行きは「セントーサ・エクスプレス」や「VIVOCITY」が目的ではありません(きっぱり)。シンガポール第二の標高を誇る、といっても僅か115m の「マウントフェーバー」から、もう一つの交通手段であるケーブルカーに乗ってセントーサに渡ることなのです。日本人的にはこの形の乗り物は、決してケーブルカーと呼ばず、ロープウェーと呼ぶのですが。「だって、ケーブルにぶら下がってるからケーブルカー」らしいのです。

このケーブルカーは「ジョジョの奇妙な冒険 第三部」で空条承太郎が、花京院典明に化けた敵、イエロー・テンパランスと闘った舞台なのです。私、シンガポールにツアー旅行で初めて来たときに、マウントフェーバー頂上までバンで上ったのですが、けちなツアーだったせいか、ケーブルカーには乗らず景色だけ見て帰りました。そのとき、ラオコーンの如く大蛇を体に巻いたオジサンがケーブルカーの駅にいてビックリしたことをよく覚えています。

タクシーでマウントフェーバーに上がって、まず最初に驚いたのは、駅舎が「ザ・ジュエル・ボックス(つまり宝石箱。適性検査にそういうのがあったっけ)」と呼ばれていて、レストランができたりしておシャレになっていたこと。あの蛇オジサンの姿はどこにも見つかりませんでした。


ザ・ジュエル・ボックスからセントーサ島を望む

二度目に驚いたのが行列。蛇がいないかわりに長蛇の列ができていました。並んでいるのは、ツアー客、それもコリアンの団体さんなのでした。大声でしゃべり倒すコリアン・ファミリーの行列の後ろに並んだところ、よりによって、また別のコリアンの団体さんがやってきて後ろに続くのです。これでコリアンの中に完全に埋没してしまいました。あえて日本人(イルボンサラム)であることを明らかにする気もないので、押し黙って列に並んでいました。

このようにして、いくつかのコリアン・ファミリーを観察する機会を得たのですが、奇異に思えたのは、母親の化粧が濃いとかいう以前に、どこか人工的で、どの家族も、母親と子供、特に娘がちっとも似ていないのです。やはり整形天国という噂は本当なのでしょうか。父親と子供は概ねよく似ているんですが。

長蛇の列は駅の建物の周囲を回り、マーライオンづくめのスーヴェニール・ショップの店内を通り、ケーブルカー(個人的にはロープウェーと呼びたい)の乗り場に繋がっていました。並ぶこと30分近くしてようやく乗る番が近づいてきました。ここで重要なことに気づきました。乗り場にケーブルカーのチケット売り場がないのです。コリアン・ツアー客が誰もチケットを手にしていなかったため気にならなかったのですが、彼らのチケットは団体チケットの筈で、先頭にいるツアコンが持っているのです。うっかりしていたのですが、行列に並ぶ前にチケットを買っておかなければならなかったのではないか...

しかし、もう一度列に並び直すのはイヤです。シンガポールは罰金刑が厳しいとかいろいろ聞いており、無賃乗車が見つかるとマジ、ヤバイです。どうしようかな~。と思案に暮れていると、いよいよケーブルカーに乗る順番が回ってきました。係員に次のゴンドラに乗るよう指示されました。続いてコリアンの家族が5人乗り込んできます。ドアが閉められます。ゴンドラの密閉空間で膝突き合わせ、彼らの汗から立ち昇る体臭を感じつつ、とても気まずい気分になりました。セントーサ島に着くまでの間、私は貝になりました。


ゴンドラからセントーサ島を望む。空条承太郎はこの高さから飛び降りたわけだけど...


セントーサ島マーライオンの展望台からマウント・フェーバーを望む

「LIAR GAME」と「ライアーゲーム」

2007-06-10 | 漫画... 「デスノート」と「ジョジョ」など
「DEATH NOTE」のブームがきっかけなのかもしれませんが、心理戦をテーマにしたマンガが流行しています。「DEATH NOTE」が終わった頃、何か面白そうなマンガがないかと探していて、教えてもらったのが「LIAR GAME」です。何軒か本屋を回って、やっとのことで見つけ出したコミックス第二巻。甲斐谷忍の絵はそんなに上手じゃないけど、この巻で繰り広げられる二回戦「少数決ゲーム」が面白くて面白くて、以来、この現金争奪嘘つきゲームのお話をずっと読んでいます。今春からは「DEATH NOTE」の映画でミサを演じた戸田恵梨香が主演で「ライアーゲーム」としてテレビドラマ化され、現在ブームになっています。最近では、どこの本屋でも「LIAR GAME」のコミックスは積んであるし、中には「売り切れました」の貼り紙がしてあるところもあります。おかげで作者の前作・異色野球マンガ「ONE OUTS」(全19巻)まで人気が出て、17巻以降は今も売り切れ状態です。こちらも面白いのでオススメ。


一週間前の山手線車内の吊り広告

「LIAR GAME」の紹介にはよく「ゲーム理論」をマンガにしたようなことが書いてありますが、「囚人のジレンマ」とか経営学で習うような単純なものでもなく、さすが甲斐谷忍は鹿児島大学工学部出身、理科系マンガ家だけあるな。という複雑極まるゲームが繰り広げられています。コミックスは現在第四巻までが出版され三回戦「密輸ゲーム」が始まったところですが、連載中の「ヤングジャンプ」(Tomotubby はとうとう先週から買い出して読んでいます) でもまだまだ「密輸ゲーム」が終わらない雰囲気。ところがさっき見たドラマの方では既に「密輸ゲーム」が始まっており、このままいくと次回のドラマでコミックスを追い抜いて、次々回では連載にも追いついてしまいそうなのです。そして次々回がドラマの最終回であることも発表されていて、既に撮影も済んでいるようなのです。

原作「LIAR GAME」が、ブームの渦中で終わってしまうとは思えないので、もしかするとドラマはいったん終了して、遅筆の甲斐谷忍がマンガの連載を重ねてから、ドラマは第二部再開ということなのかもしれません。映画「DEATH NOTE」のときのように、ドラマではマンガと違った結末が用意されているのかもしれません。(以下、ネタバレになるかも?) マンガでは、依然、ゲームの主催者や目的については言及されてはいませんが、ドラマでは、ゲームの主催者は主人公・秋山が以前潰したマルチ商法の首謀者で、ゲームの目的は主催者による秋山への復讐にあることが既に明らかにされています。また「密輸ゲーム」で対戦するグループ分けを見ていても、マンガでは既に二回戦、敗者復活戦に登場した面々がグループになり、独裁者ヨコヤが牛耳る新しい別のグループと戦うのに対し、ドラマではこれらの面々にヨコヤを加えた十人を半分に分けただけです。これらからドラマの結末を予想するに、独裁者ヨコヤこそがマルチ首謀者でゲーム主催者、秋山への復讐者で、秋山は彼の独裁に対抗すべく、彼のグループに入ってしまった顔見知りのメンバーを懐柔して、彼を裏切らせて協力を取り付けるに違いありません。そうして、自分だけが儲けたいと考える金銭欲まみれの参加者たちが、利己心を抑えて協力することで、邪悪な独裁者に勝利する。というのがエンディングなのでしょう。きっと。

ということで、「LIAR GAME」と「ライアーゲーム」の展開がたいへん気になる毎日なのです。

(追) 最近知った「ヤングジャンプ」連載の迫稔雄「嘘喰い」もギャンブルの心理戦がテーマで、「LIAR GAME」や「ジョジョ」とどこか共通する雰囲気があってオススメです。

渋谷で味わう「DEATH NOTE」 その4

2007-03-20 | 漫画... 「デスノート」と「ジョジョ」など
TSUTAYA、HMVのデスノート物件を見物し終えれば、お次は少し離れた場所にある TOWER RECORD へ。タワレコのある交差点で偶然みっけたのですが、街頭ビジョンに大きく映されているのは、ほら、あの「L」の字です。



タワレコ一階の下りエスカレータを降りた真ん前に、後編映画に登場した「優しい死神」レムのCGガイドが飾られていました。TSUTAYA にあったリュークのダミーと違って、こちらは上半身だけ。マンガではレムは女性(雌)の死神という設定だったと思いますが、映画ではなぜか声優がピーター、池畑慎之介でした。ピーターって日常でもスカート履いてたりするから、まあいいのかも。



レムの傍らには、天王洲でハゲADに襲われる戸田恵梨香扮する弥海砂が着ていた蜘蛛柄のゴスロリ服が展示されていました。足元にはジェラスからミサに渡った二冊目のデスノートが。





戸田恵梨香、今度はテレビドラマ化される「LIAR GAME」で神崎直役を演じるそうです。本人曰く「ナチュラルに演じられる」とのことでしたが、それって自分は「バカ女」だって言ってるのと同じなのでは...。ミサミサも頭悪そうだったし。これは禁句かな。いえいえ。土曜の夜中放映だそうです。個人的にはコミックスを愛読しているのでドラマが待ち遠しいです。

つづく

渋谷で味わう「DEATH NOTE」 その3

2007-03-18 | 漫画... 「デスノート」と「ジョジョ」など
リュークのダミーほどに目立たないのですが、TSUTAYA の地下には藤原竜也扮する夜神月の衣装、紺のスーツが、ノートの紙片を潜ませてあった時計、そして映画の各所で使われたあのペンとともに飾られています。



再び地上へ上がり TSUTAYA から歩いてすぐのHMV渋谷店の四階に向かいます。ここには、松山ケンイチ扮するLの衣装、白いTシャツとジーンズが飾られています。松山ケンイチは「デスノート」からのスピンオフ企画映画(題未定)に主人公Lとして再登場が決まっており、映画は今年の7月にはクランクイン予定。最新情報によると戸田恵梨香が弥海砂として共演するらしいのです。この時点で西尾維新「ANOTHER NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」映画化の線は無くなったということです。戸田恵梨香よりむしろ南空ナオミの瀬戸朝香との共演を期待してたんですが...



HMVでは、Lの衣装とともに、後編で月とLが再開する場面、Lの最期の場面に出てきた例のチェス盤、そして弥海砂が月に見せた自分のCD「HEAVEN'S DOOR」(「ジョジョ」に出てくる岸部露伴のスタンドみたい)が展示されています。



つづく

渋谷で味わう「DEATH NOTE」 その2

2007-03-17 | 漫画... 「デスノート」と「ジョジョ」など
「DEATH NOTE」渋谷ツアー。前回に続いてリュークのダミーです。一番人気かも。今回は全身像。

身長は3m以上ありそうです。映画撮影時にセットに入らないで困ったと聞きます。比較するのは変だけれど、先日、横浜中華街で見た人形隊くらいありました。



リュークの像の前には、リュークが下界に落して、渋谷からも近い青山学院の裏!!(今度行ってみようかな。プチ・ロケ地訪問)で、夜神月が拾った「デスノート」が飾ってありました。マンガでは使い古されたノートでしたが、映画の方は新品そのものでした。



横から見るとずいぶん薄べったいです。ホントだと背中に大きな翼があるんですが、大きすぎてCGガイドにはつけられなかったようです。

つづく

渋谷で味わう「DEATH NOTE」 その1

2007-03-16 | 漫画... 「デスノート」と「ジョジョ」など
3/14日、ホワイトデーに合わせてかどうかは知りませんが「デスノート」前後編DVDコンプリートセットが発売されました。それを記念して、週末の渋谷の街は至るところ「デスノート」一色に染まっています。渋谷に来れない人も多いかと思いますので「東京で味わうシリーズ」番外篇として一部始終をご紹介しようと思います。

まずは渋谷駅、地下鉄ホームから上がる階段の壁には、DVD発売の告知ポスターが三連で貼られていました。ミサミサ、弥海砂のポスターは初お目見えのようです。夜神月のカラーが黒、Lのカラーが白ならば、海砂のカラーはさしずめ血の色ということでしょうか?



地下鉄改札からも地下で繋がっている TSUTAYA のビルへ。ここの一階はDVD売り場で、映画に用いられた死神リュークの人形が飾ってありました。映画ではリュークはCG(Computer Graphics)で描かれていますが、リュークのCGガイドとして使われたのがこの人形のようです。


L役の松山ケンイチにも似ていたりする

つづく

「スティール・ボール・ラン」レースの開催は何故1890年なのか?

2007-03-08 | 漫画... 「デスノート」と「ジョジョ」など
前回に続いて「ジョジョ」第7部「スティール・ボール・ラン」とフリーメーソンのネタです。

ジャイロ・ツェペリの出身国ネアポリス王国、即ちナポリ王国は、歴史上では 1816年フェルディナンド4世の治世にシチリア王国と合併して両シチリア王国が成立するとともに、その名は地図の上から消えています。1860年にはガリバルディによって両シチリア王国が征服され、イタリア王国に併合されてしまい、ネアポリス王国の名残すら消えてしまいます。「スティール・ボール・ラン」レースの行われた1890年9月時点では、ネアポリス王国(ナポリ王国)は跡形もなく消え去っているわけです。

ならば、レース開催年はどうして1890年(9月)に設定されたのでしょうか?

最初は「ジョジョ」第一部の主人公ジョナサン・ジョースターの没年1889年(2月7日)と何か関係があるのではないか。と睨んだのですが、ご存知の通り第7部は、第6部までの「ジョジョ」で連綿と描かれてきた世界とはまったく別のパラレル・ワールドらしいことが明らかにされました。そこで他の理由を考えました。「フリーメーソン」と関係はなかろうかと。

数霊術的な分析(numerology)をすると以下のようになります。

①まず、1890年の各数字を足すと1+8+9+0=18となります。18=6×3でもあり、ここに「666」が現れます。「666」は映画「オーメン」の主人公ダミアンの頭髪の中に記されていたことで知られていますが、ヨハネ黙示録において「獣の数字」、つまり「アンチ・キリスト」を象徴する数字として示されています。一方この数字はフリーメーソンの崇め奉る数字とも言われます。NYロックフェラーセンターの一角に番地「666」のビルがあり、ビル壁面に番地を大きく掲げているというのは、有名な話です(最近買却されたみたい)。

同時多発テロの「9・11」についても 9×(1+1)=18として、18=6×3として「666」が現れるというかなり無理っぽい説がありますが、「1890年」の分解は、これよりずっとスマートに思えます。そういえば米国起源の某コンビニエンス・ストアの名前も足しあわせて分解すると「666」が現れますね。

②また、1890年09月と月までの数字を取り、二つ区切りにすると、18・90・09となります。二つの数字を足し合わせると1+8・9+0・0+9で、ここに「666」が反転した姿の「999」が現れるのです。

③「666」と直接結びつきませんが、1890年は21世紀まで残すところ「111」年とこれもゾロ目です。「111」は「666」の1/6にあたります。全周360度の1/6は60度、正三角形の内角と等しくなります。目を閉じ込めた正三角形はフリーメーソンの象徴でもあり、真理を表すものです。また、円周を6分割した点を結ぶとユダヤの星ができあがります。

なんだか怖くなってきました。

「スティール・ボール・ラン」とフリーメーソン

2007-03-07 | 漫画... 「デスノート」と「ジョジョ」など
「スティール・ボール・ラン」は、アメリカ大陸横断乗馬レースの順位を競う話と思いきや、コミックス5巻以来、レースの裏で「キリストの遺体」の争奪戦が繰り広げられています。「大統領の陰謀」という意味ありげな副題がついた5巻からは、黒幕として(ふざけた名前の)アメリカ大統領ファニー・ヴァレンタインが登場し、ジョニィとジャイロの敵役となります。

「キリストの遺体」の争奪という着想は、「テンプル騎士団」の伝説に拠るものでしょう。テンプル騎士団はエルサレムのソロモン神殿跡で「聖杯」を見つけ、ヨーロッパへ持ち帰ったといわれます。彼らの子孫は迫害に会いスコットランドに逃れますが、そこから大西洋を西に向かって航海しアメリカ大陸に渡ったという記録もあります。その際に騎士団の財産「聖杯」が持ち出されたと言われ、この「聖杯」の正体はよく判らないのですが「キリストの遺体」だったという説があります。

テンプル騎士団は、フリーメーソンの起源とも言われています。スコットランドに逃れた残党が迫害を逃れるためにフリーメーソンを組織したというのです。フリーメーソンはイギリス起源ですが、アメリカに最も多くの会員がおり、歴代大統領のうち18人が会員だったそうです。こうして、テンプル騎士団の財産である「聖杯」、つまり「キリストの遺体」に執着するヴァレンタイン大統領はメーソン会員ではないか。という大胆な予想に行き着くのです。

ヴァレンタイン大統領は登場時、

「あの「死体」を手に入れる事が「正義」だ! そのためにはどんな手段でもとる! 歴史上いかなる権力よりも どんな財宝よりも 人類が望んでいた「死体」だッ! 何ものにも優先するッ! それは最終的に我々が必ず手に入れるッ!」
と話しており、大統領の刺客であるフェルディナンド博士も、

「この遺体は もし全てのパーツがそろったら この世のあらゆる人間に「尊敬される遺体」となる。「尊敬」は「繁栄」だ! この「遺体」を全て手に入れた者は 真の「力」と「永遠の王国」を手にする事が出来るッ!」
という言葉を残しています。

このような救世主キリストの遺体を求める行為には、超自然的な預言や奇跡を信じるカトリック的な傾向がありますが、その目的は、死すべき人間が徳性・尊敬を得ることで神と近づき、神と等しいものになる「人間の完成」の実現と、それを基にした普遍的な人類共同体という「社会の完成」の実現にあるのでしょう。これらは、フリーメーソンの目指すところとよく似ています(フリーメーソンには、絶対的な神への愛によって神からの啓示を待つというカトリック的な信仰を否定する「理神論」的、合理的な傾向が強いのですが、一方ではローマ時代に遡る西ヨーロッパの神秘主義の流れを汲んでいて、アンビバレントな一面があります)。

一方、ジャイロ・ツェペリは、カトリック勢力のネアポリス王国(ナポリ王国)の法務官です。作中ネアポリス王国は、バチカンの意向に沿って動く国家として描かれています。

つまり「スティール・ボール・ラン」においては、
旧大陸⇔新大陸
カトリック⇔プロテスタント
バチカン⇔フリーメーソン
という対立軸が浮かび上がるのです。

それから、ジョニィとジャイロの馬のゼッケン番号が、それぞれ「939」「636」というのも、どこかフリーメーソンの象徴のナンバー「666」を連想させます。

つづく

大統領の刺客「11人いる!」

2007-02-20 | 漫画... 「デスノート」と「ジョジョ」など
本日発売「ウルトラジャンプ」最新号に掲載の「スティール・ボール・ラン」で、ジャイロとジョニィのコンビを襲う大統領の刺客が全部で11人いるのは、「11人いる!」を描いた萩尾望都へのオマージュではないのかな。ふと、そんな気がしました。もう一人多ければ「12人の怒れる男たち」なんですけど。