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はじめての台湾~台北故宮博物院~

2014-06-14 20:53:55 | 台湾旅行

昨日の新聞に、”台北故宮博物院のアジア初の特別展”の記事が載っていました。

台北故宮博物院という言葉に、なんとも言えない懐かしい気持ちになり、
4年前に家族4人で初めて台湾に行き、訪れたときの想い出がよみがえってきました。(´ー`*)。・:*:・ポワァァン

初めての台湾・・・あこがれの国・・・

空港に降り立って、台湾の土地を踏みしめたときから、私の鼓動は高鳴るばかり
見る景色すべてが新鮮で、でもどこかホームに帰ってきたようなあたたかく包まれるような感じだったと思います。

とにかく、台湾の空気を吸うだけで嬉しかったんですが、
ガイドブックに載っている台北101、そして台北故宮博物院
このふたつは、はずせないな~ということで、行きました。

台北故宮博物院は、台北の中心部よりかなり北の山中にあった、それはそれは美しい博物館でした。



台湾の台北故宮博物院には、蒋介石が台湾に移ってくる時にとてもたくさんの中国のお宝を持ってきたので、
中国本土の故宮博物院より作品が充実しているとのことでしたが、
本当にすごい数で、展示できるのはその一部なので、展示内容を時々変えて展示しているとか。
でもその一部という展示がまた想像以上にたくさんで、一日で全部見て回ることが出来ないほど。

私は書道の作品を見るのが好きなので書法を中心に、
もっとも人気の二大文物の「翠玉白菜(すいぎょくはくさい)」と「肉形石(にくがたいし)」も見ようと思って、いざ中へ。

世界中から大勢の観光客が訪れていて、こんなに人のいる大きな博物館は初めてでした。
各国の言葉で音声ガイドが聞けるようになっていて、さすがです。
でも、あまりの作品の多さと人の多さに、ただただ圧倒された気がします。

「翠玉白菜」と「肉形石」は凄い人気なので、人だかりもかなりのもの。見れるのかな~?
という感じだったんですが、長時間いるとなんとかその前が空く時間ができて見ることができました。
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どちらも掌に乗るほどの小さいものなんですが、小さいだけに繊細な細工はとっても難しいと思います。

「翠玉白菜」は、清時代の翡翠(ひすい)から白菜を彫刻した宝飾品 
翡翠の色をそのまま生かして白菜に見立てて細工したのも見事なんですが、
葉の上に多産を願うキリギリスとイカナゴを掘り出しているんです

「肉形石」は清時代の、瑪瑙(めのう)で豚バラの角煮を再現した宝飾品
瑪瑙のもつ赤と白の縞目で赤身と脂身の層が表されていて、角煮の皮の照りは瑪瑙ならではの染色技法で作られているとのことです。
思ってたよりずっとずっと小さいものなんですが、1個の石とは信じられないです。
豊かな質感をもつ石を加工して、磨いて着色して・・・ホント豚の角煮そっくり~



さて、台湾には「翠玉白菜」や「肉形石」を楽しめる場所がもうひとつあったんです。

台北の故宮博物院には、敷地内に「故宮晶華」というレストランが併設されていて、
驚くことに、そこには「翠玉白菜」と「肉形石」を再現している料理があるんです。
野菜や料理を模して造形物にして、またそれを模して料理にするって発想、おもしろ~い
私は残念ながら食べることはなかったんですが、こんな感じらしいです。

 

故宮博物院は、工芸品や器、書法、絵画、文献・・・と、展示物の素晴らしさもさることながら、
本格的な食事やお茶も楽しめるという、複合的な施設なんですね。
(ちょうど東京国立新美術館もそんな感じで、食事が楽しめるようになっているみたいですが)


故宮博物院の展示室の上の階にも、「三希堂(さんしーたん)」というレストランがあって、食事やお茶を楽しめるようになっています。
展示を見て回って歩き疲れた娘と私は、そこで蓮のお茶とお菓子で休憩することに。
ガラスのポットの中で花開く蓮とお菓子がとっても綺麗で美味しくて、外の景色も最高で・・・
・・・忘れられない想い出のひとつです。(´ー`*)。・:*:・☆


さて、翡翠と言えば、世界有数の高さを誇る高層建築物の”台北101”の展望台の一つ下のフロアには、
信じられないほどたくさんの素晴らしい翡翠の作品が展示販売されていました。
大きい作品もあって、見ごたえたっぷり!
しばらく翡翠の綺麗な彫刻の世界に浸って・・・
・・・ふふふ・・・見てるだけでも、すごく楽しめちゃいました。
台湾に大理石がたくさん採れるのは有名ですが、翡翠も採れるのかな?



昨日の新聞の記事によると・・・

東京国立博物館で、台北故宮博物院の神品至宝が、6月24日~9月15日まで見れるとか
あの「翠玉白菜」が見れるそうです
また、九州国立博物館(福岡)では、福岡会場限定で10月7日~10月20日まで「肉形石」が展示されるそうですよ~。
日本に居ながらにして「翠玉白菜」や「肉形石」が見れるなんて、なんというラッキー☆

あのう、本当に持ち出していいの?
だって、その期間台湾の故宮には、一番のお宝「翠玉白菜」や「肉形石」がないんだよね。
世界中から来た観光客ががっかりするんじゃ?という心配もしつつ、
でも、日本の事をとっても大事に思って、信用くれての事なんだろうな~と、感動します。

故宮博物院の展覧会はこれまでアメリカ、フランス、オーストリア、ドイツでしか開かれたことがなく、アジアでの開催は初めてで、
中国歴代の文化財を60万点以上収蔵している故宮博物院から、特に代表的な作品を厳選して展示するんだそうです。
台北でしか見られなかった歴代皇帝のコレクションを国内で見られる貴重な機会となるそうですよ~。

台北故宮博物院では、
「肉形石」の方はじっくり見れたんですが、「翠玉白菜」の方は、イカナゴまであまりよく見られなかったので
もう一回見たいな~と思っていたんです。

九州はなかなか行く機会がないんですが、東京なら、ひょっとしたらまた何かのついでに行けたら、
あの翡翠の白菜ちゃんをもう一回拝んで来ようかな?
書法もゆっくり見たいし~♪

皆さんも、いかがですか~?