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ごろごろで 楽しく記憶☆ ~勉強は楽しまなくっちゃ♪~

語呂合わせで楽しく記憶して、勉強に役立てて欲しいな♡
ちょっとした日常のハッピーネタも書いちゃうかも。

坂出の塩

2016-05-06 21:38:24 | 瀬戸内芸術祭
今回の沙弥島の旅で見ることが出来なかった、瀬戸内国際芸術祭の作品に、
かわいひろゆきさんの作品『ハレの日、金時への道』というのがありました。



地元の親子と畑で金時人参を栽培し、ピクルスを制作。
会場でピクルスを並べて山の畑を再現するという作品なんですが、
この白いのは、雪じゃなく塩
なぜこんなに大量の塩を使ったかというと、塩が坂出の特産品だからなんですね~
会場となった旧沙弥小・中学校の教室一面に大量の塩が雪のように敷かれ、
坂出特産の金時ニンジンを酢漬けにした瓶が多数並んでいたみたいです。

坂出と言えば、塩の産地として有名で、
昨日ナカンダ浜遺跡で紹介したごく初期の土器製塩の頃からはじまって、
入浜式塩田になり、
香川県は全国の塩の3分の1を生産するほどになりました。
昭和30年代になると流下式塩田が導入されました。

でも、この画期的な塩田もわずか15年で終わりを迎え、
代わってイオン交換膜を用いてかん水をとる現代の方法が開発されました。

その後製塩技術の発達とひきかえに広大な塩田はしだいに工業用地や住宅に姿を変えていきました。

(塩業資料館・坂出市HPより)
https://www.city.sakaide.lg.jp/soshiki/bunkashinkou/engyou.html

私が子どもの頃見ていた、はるか向こうまでずっと続いていた塩田跡地・・・
坂出から隣町の宇多津(うたづ)にかけてのその広大な跡地は、しばらく何もない湿地のような状態だったんですが、
そこが埋め立てられ、番の州工業団地が出来、瀬戸大橋が架けられ、瀬戸大橋記念公園などが整備されました。
宇多津もまた埋立てで、新しい大きな街に生まれ変わりました。

今、宇多津町には”うたづ臨海公園”ができ、入浜式塩田が復元されています。



約900m2の塩田と茅ぶき屋根の釜屋で、塩づくり体験ができるみたいです。
またすぐ隣の”うたづ海ホタル”という建物では、多彩な展示や最新映像で、
塩づくりの道具や宇多津町の歴史を紹介しているようです。

瀬戸大橋記念館から車で15分くらいで行ける場所にあるので、
もし興味のある方は覗いてみてはいかがでしょうか?

以前の朝ドラ「まれ」で揚げ浜塩田での塩づくりが出て来て、今も伝統の製塩法で作られているようですが、
ここ宇多津でも入浜式で作った塩が、今また売り出されているようです。
”宇多津 入浜式の塩” 200g 販売価格: 520円(税込)

※宇多津町のシンボルでもあった入浜式塩田を復元し、
瀬戸内海の海水を使い風や太陽の恵による昔ながらの製法で作られたお塩です。
海水に含まれるカルシウムが入っており、まるみとコクのある風味になっております。
http://town.utazu.kagawa.jp/town/shio/shio-2/

他にも塩キャラメルや塩アメなども作っており、うたづ海ホタルや、瀬戸大橋記念館など
県内のいろいろな所で販売されています。
http://www.uplaza-utazu.jp/umihotaru/tokusanhin/


綺麗な海、遠浅の瀬戸内海・・・そして、晴れの多い香川県の気候が生んだ塩作り、
今また脚光を浴びるようになってくれるのは、とても嬉しい事です。

GW ~沙弥島~ (4)

2016-05-05 23:51:17 | 瀬戸内芸術祭
沙弥島(しゃみじま)の西の浜で、
綺麗な景色を楽しんだミャンマーの留学生さんと私達でしたが、
「これからどちらに行かれるんですか?」と聞かれ、
我々はナカンダ浜(島の真ん中あたりの東海岸)へ行きたい事を伝え、
彼女達は、半島(本当は島ですが)の最北端へ行く予定だということで、
西の浜でお別れすることになりました。

”一期一会”とは、まさにこのことかな~
としみじみ。。。
ありがとうお二人さん
お元気で~(^.^)/~~~

さて、ナカンダ浜へ行く気満々の私、
でも、ちょっと遠いぞ~ もういいんじゃない?と主人。
んーーー、行きたいなぁ~~

そこで、主人のアイデアで車で行くことに
はい、瀬戸内芸術祭期間中は、島民以外は車で島に入れないんですが、
今日は車でいけるんです。(*^^)v

距離もちょっとありましたが、結構な坂道だったので、車にして正解
瀬戸芸の会場になった沙弥小・中学校とナカンダ浜のすぐ横に駐車場があり、
丁度止めるスペースもあって、うふふ、良かった =*^-^*=
そんなに広くない駐車場だし、島も小さいので、
会期中、多くの人が車で押し寄せたら大変なことになるんでしょうね。
たくさん歩くのに慣れていない我々は、瀬戸芸の会期中でない時に来て良かったかもしれません。

ナカンダ浜へ向かって歩いていくと・・・沙弥島のシンボル・えの木が見えてきました。



えの木は、少し前までは枝だけだったみたいですが、今は新緑の季節なので綺麗な緑色の葉を付けています。



ナカンダ浜からは瀬戸大橋や瀬戸大橋タワーも見えます。



ここの砂浜が白くて砂が細かくて、また綺麗で、


海の色も澄んだコバルトブルー
・・・この色・・・南国の海を見ているよう。(´ー`*)。・:*:・ポワァァン

瀬戸大橋を車や列車で渡るときも、いつも瀬戸内海って綺麗だな~と思うんですが、
実際に目の前で、
こんなに波打ち際まで澄んだブルーなのを見ると感動します。
ナカンダ浜へ来て本当に良かった
主人も同じ気持ちだったみたいで、二人でそんな話をしました。


この海の色を守るために、島の人達は、生活排水などどうされてるんだろう?
ふとそんなことも気になりました。
瀬戸内海の自然と美味しい魚を守るために、
いろいろ努力されているんだろうと思うと、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

また、砂浜の左手の奥の方まで歩いていくと、



柿本人麻呂が沙弥島の事を呼んだ和歌と説明?が書かれている(らしい)碑もありました。
柿本人麻呂は、沙弥島に流れ着いたみたいですね。その時の事を書いているようです。




また、こんなにきれいな海なのに、ここは急に潮の流れが急になるとかで、
遊泳禁止なんだそうです。
・・・そんな立札がありました。ちょっと残念ですね~
でも、ここは景色を見るだけでも十分楽しめそうです

そして、ここには”沙弥ナカンダ浜遺跡”(縄文時代から古墳時代)があり、
 ←クリックしたら大きくなります

弥生時代頃からの製塩土器が数多く出土しているそうです。
そんな昔から、ここ坂出の沙弥島では塩が作られていたことに驚きました。

この後、折角だから東山魁夷美術館へも行って、今している
瀬戸芸連携事業の特別展『時空を超えた画家 堂本印象』も見たかったんですが、
今日はGWで混んでそうだし、もう十分歩き疲れたので、また今度にすることにしました。


今回の沙弥島の旅はこれでおしまいです。

お天気に恵まれ、綺麗な海が見られたこと、
特にナカンダ浜の海の色と、真っ白に輝く瀬戸大橋が本当に綺麗で、
瀬戸内芸術祭の作品で見られないのはありましたが、
それを残念に思う気持ち以上に、沙弥島の素晴らしさに感動した旅となりました。

瀬戸内国際芸術祭は、春会期は終わりましたが、夏と秋にもまた違う作品の公開も含めて開催されます。
期間中でなくても、恒久展示もありますので、十分楽しめると思います。
GWもあと少しですが、
もし四国に来られることがあったら、巡ってみてはいかがでしょうか?
GWが終わっても、いつでも瀬戸内の島とその周辺では、皆様のお越しをお待ちしていると思います。

GW ~沙弥島~ (3)

2016-05-04 21:06:11 | 瀬戸内芸術祭
いよいよ沙弥島(しゃみじま)の中に入ってきました。



西の浜へはずぐに到着。
半島(元は島だけど)の下の方のくびれたところを渡っただけなので。

ヤシの木があり、綺麗な砂浜があり・・・

 



砂浜の砂もとても細かくて、ゴミが全然ないのも素晴らしいです。




水が澄んで、とても綺麗です。近隣の方の努力のたまものだそうです。

南国気分にもなれちゃうここは、沙弥島海水浴場にもなっています。
実際、もう泳いでいる方がいらっしゃいました。(笑)


藤山哲郎+冨井一級建築設計事務所が造った『沙弥島 西の浜の家』もありました。

 
(この左の画像は、瀬戸芸のHPより)

家と山、そして船を連想させる3つの木造建築で構成された海の家で、
瀬戸内芸術祭の期間中は屋上からの眺めも楽しめるようです。

ここは、夏は海水浴客で賑わうんでしょうね。
トイレのある建物に、シャワー室がいくつかあるみたいでした。


ひょっとしてあったらいいな~ と思っていた
五十嵐靖晃 (いがらしやすあき)さんの『そらあみ(島巡り)』という作品は、
残念ながらありませんでした。(・・;)

 (ネットより)
でも、Youtubeがありましたので、雰囲気だけでもどうぞ~
https://www.youtube.com/watch?v=CBouCWXflwA

沙弥島、瀬居島、与島、岩黒島、櫃石島の5つの島でのワークショップで、
漁師さんや島の人たちとともに漁網を編むことで、
人と人をつなぎ、海や島の記憶をつなぐという作品だったようです。

http://setouchi-artfest.jp/blog/detail96.html

沙弥島でのそらあみツアーには、香川県外からは・・・
岡山、徳島、和歌山、三重、神奈川、東京、
さらには遥か遠く南太平洋のフィジーからも参加があり驚いたそうです。
みなさんの参加理由は・・・
「沙弥島に網を編みに来た」「島の人と編む時間を過ごしたくて」
「3年前に〈そらあみ〉を見てずっと編んでみたいと思っていて」などなど・・・(五十嵐さんのブログより)

そらあみツアーについて、もっと詳しくはこちらから・・・
http://blog.igayasu.com/2016/02/%E3%81%9D%E3%82%89%E3%81%82%E3%81%BF%E3%83%84%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%80%88%E6%B2%99%E5%BC%A5%E5%B3%B6%E3%80%89%E3%80%82%E5%B3%B6%E3%81%8B%E3%82%89%E5%AD%A6%E3%81%B6%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E6%9C%AA/


(つづく)

GW ~沙弥島~ (2)

2016-05-02 21:23:24 | 瀬戸内芸術祭
瀬戸大橋記念公園を後にして、次に向かったのは沙弥島(しゃみじま)。
東山魁夷美術館に行くときに止める駐車場に車を止めて・・・
その駐車場から見える、対岸の沙弥島の防波堤に見えたであろう噴水の作品は、
春の瀬戸内芸術祭期間が終わっているので見えませんでした。
やっぱり~恒久展示じゃないのでね。(〃'∇'〃)ゝエヘヘ

でもそこから、東山魁夷美術館を右手に見ながらまっすぐ進むと、すぐ見えてきました
作品番号132,ターニャ・プレミンガーさん制作の ”階層・地層・層”という作品。

 

香川県でよく採れる花崗土(かこうど)を渦巻きに盛った、形の美しい高さ6m半の小高い丘です。

 

茶色い丘のイメージだったんですが、
(息子が2013年春の瀬戸芸で見た時は、土を盛ったばかりで茶色だったそうです。ここも恒久展示です。)
4月も終わりのこの時期だからか、芝生が生えてきて、うっすら緑の丘になっていました。
飛び石を通って、頂上まで上がれるという事だったので、登ってきました。
そこから見えた景色は・・・



公園のプチゴルフ場が見渡せて、丁度向こうに瀬戸大橋も見えます。

実はここで出会いがあったんですね。
綺麗な日本語を話す外国人の若い女性2人に、
「西の浜へはどういけばいいですか?」と声を掛けられたんです。
「私達も今から行くので、よかったら一緒に行きますか?」
ということで、ご一緒することに。
「どちらからこられたんですか?」と聞いてみると、
ミャンマーからの留学生で、岡山大学の薬学部大学院に通っているとの事。
日本語お上手なはずです。

まずは、一緒にこの丘に登って、
それから、瀬戸内芸術祭の英語版の地図を手に持っていたので、それを見ながら行き方を考えます。

またまた実はですね~
私、何を隠そう、瀬戸芸のガイドブックも、わざわざ印刷した地図も忘れちゃってたんですね。(^^ゞ
大体の勘で行こうとしていたんですが、私達こそ助かります!(*^.^*)エヘッ

島の入り口の沙弥漁港が見えてきました。



ここか沙弥島の入り口。
今まで歩いてきたところは、元は海だった所。
埋立て地で綺麗に整備されている印象の場所だったんですね。

私が小学生の頃、埋立てしたばかりの頃よく家族でこのあたりに潮干狩りに来たものです。
番の州工業団地が出来る前で、見渡す限り土、土、土・・で、
もと海なだけあって、大きなハマグリや、
30cm位のムール貝を大きくしたようなバカ貝(と呼んでいました)が
たくさん採れて、楽しかった思い出があります。



漁港の交差点で、方向音痴の私「ここを左ですね」
でも、みんなは「右ですね」
ん?あーーーほんとに!そうだ、そうだ!
ちっとも案内出来てませんね~。
むしろ教えてもらって、ありがとう。thank you~~

たぶん主人と二人だけだったら、地図を家で見てたのは私だけだったので、
ここで左に行って、二人して道に迷っていたと思います。
留学生さんに巡り合わせてくれた神様に感謝~ m(゜- ゜ )

目の前に、古い家々がたくさん見え始めました。
いよいよ、ここから沙弥島なんだな~
そんな景色になってきました。


(つづく)

GW ~沙弥島~ (1)

2016-04-30 23:38:28 | 瀬戸内芸術祭
GW2日目の今日、いいお天気だったので坂出市の沙弥島(しゃみじま)へ行ってきました。

沙弥島は、今年の春の瀬戸内国際芸術祭の会場になった所で、
埋立てによって陸続きになっているので、とっても行きやすい場所、
しかも、時々行く東山魁夷美術館のすぐ近くで
行こうと思えばいつでも行ける場所だったんですが、知らなくて行っていませんでした。
ガイドブックがあったのに、ちゃんと読めばよかったな~
な~んて、瀬戸芸が終わってから思ったんですが・・・遅いですね。(〃'∇'〃)ゝエヘヘ

でも、そこであきらめないのが私。

恒久展示もあるし、ひょっとしてGWだから、まだ展示してくれてたりして・・・
なんて甘い考えで、とにかく行ってみました。

最初に行ったのは、沙弥島の近くの瀬戸大橋記念公園。
そこで”八人九脚”という名前の作品を探してみました。
瀬戸大橋記念館の正面右手奥にありました。
8人掛けで脚が9本あるこのカラフルな屋外彫刻作品は、藤本修三さん制作で、恒久展示です。

 

カラフルで、なんだかウキウキ、心が弾みます



この二人掛けの椅子、踊ってるように見えるように造ってるんじゃない?と主人。
確かに~ 見えます見えます
しかも、2本の足で立ってる・・・2つが繋がっているから倒れないんですね。
オシャレなだけじゃなくて、ちゃんと計算されて造られているのが分かって、ちょっと感動

そういえば、”八人九脚”の足も、前後に交互に開いていて、絶妙なバランスで立っています。
主人曰く、人が八人九脚をしているところを表現してるんじゃないか?
・・・言われてみれば・・・そうですね!八人九脚でかけっこしてるみたいに見えます。
この名前の意味がやっとしっくりきました。立っているだけじゃない、走ってる。
しかも椅子になって、座ることもできる。
芸術作品って、綺麗なだけでなく機能的でもあるんだなと、改めてその素晴らしさに気付きました。

座る側はこんな感じ。ちょっと腰かけてみました。しっかりとした座り心地で、安定感抜群です。
作品に触れられる事ってあまりないのに、まして座れるって、なんかいいですね~



見の前には、瀬戸大橋が・・・



元々は、前々回の瀬戸内芸術祭(2000年)で、沙弥島のカナンダ浜に設置されていたものだそうで、
今回瀬戸大橋記念公園の、この瀬戸大橋が望める場所に移設したということです。
今年造られたのかと思うくらい美しくて、傷ひとつないのもいいですね~

こんな素敵な作品が、親子連れがよく利用するこの公園に持って来られて、
子ども達が楽しそうに座っているのを見ると、
なんて粋な計らいなんでしょう~(´ー`*)。・:*:・ポワァァン
と、ますます嬉しくなりました。

また、この彫刻のすぐ向こうに・・・

 見えますか?

100年前に瀬戸大橋を掛けることを最初に提唱した人、大久保之丞(じんのじょう)の可愛らしい銅像もありました。

 


瀬戸大橋記念公園は、瀬戸大橋が開通した年に開かれた瀬戸大橋博覧会の
たくさんのパビリオンが並んでいた跡を公園にしたもので、
その時のメインの建物は瀬戸大橋記念館として、

上から見るとこんな感じ


シンボル的な彫刻だった”どだま獅子”は、今も当時のまま残されています。



瀬戸大橋のメインケーブル
 

瀬戸大橋記念館の中は、瀬戸大橋の構造などが分かる展示やシアターなど、
大人も子供も楽しめ、勉強にもなるアミューズメント施設となっていますので、
GWの今日はたくさんの人で賑わっていました。
http://www.setoohhashi.com/amusement/

また、瀬戸大橋記念公園内にある瀬戸大橋記タワーは、開通当時から現在も動いています。



丸い展望台がだんだん上がっていくのが地上からもよく分かります。

 東山魁夷美術館近くの西駐車場より

瀬戸大橋タワーは、高さ108m、360度の景色を眺められる回転式展望塔で、
展望室部分が回転しながら昇降するタイプのものでは世界一の高さだそうです。
瀬戸大橋の計画から完成までのあゆみの解説も聴けるみたいですね。
http://www.setoohashitower.com/what/