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聖グロ日記【アッサム】

2016-08-03 23:01:16 | 聖グロ日記
 横浜に降り立つと、オレンジペコとクランベリーとの待ち合わせ場所にMINIを走らせた。わざわざ情報処理部から車を借りたのは、ダージリンと別行動を取るためだった。親と会うと嘘を吐いた。

 3人で向かったのは、あまり普段は足を運ばない場所の下着専門店だ。大きなデパートの中にあるその場所は、キチンとサイズを量り、オリジナルの下着を作ってくれる。だから、私はいつも身体測定後、そのデータをお店に送り、横浜に降りる前にネット予約をしておく。今年から、メンバーにオレンジペコとクランベリーが加わった。密かに、生地選びやらデザイン選びなどをしながら、今日を楽しみにしていた。


 ついに、Bサイズから脱したはずだった。お店に先週の測定の記録を送ったら、サイズアップできると言われて、いつもの2倍する値段の下着を思わず選んだ。クランベリーは現状維持。オレンジペコは微妙なライン、だそうだった。


 とにかく、3人でお店に乗り込んで、周りに聖グロの生徒がいないことを十分に確認して、商品を受け取った。試しにサイズに問題がないかをその場で付けてみるかと言われたので、早速試着してみた。



 何か、ちょっと隙間があると思ったけれど、店員さんに言えばサイズ修正をされるような気がして、私は頭を抱えた。聖グロの測定は情報処理部がやっており、間違いなどないから、サイズが合っていないはずはない。だけど、おそらく、ブラのデザイン性の問題だったのだと思う。

 私は3分ほど悩みに悩みぬいて、店員さんに、何とかサイズを維持しつついい方法はないか、と相談すると、満面の笑みで底上げ的なふわふわとしたパットを持ってこられた。


 オレンジペコとクランベリーも同じように、なかなか試着室から出てきそうになくて。


 結局、私たちは真新しい下着と共に、真新しい真っ白な底上げパットを不織布に覆われて、紙袋に入れられてしまった。


 今日、ダージリンは下着を買いに行くと誘ってきたのだけれど、1人で行けと別行動をしたのだ。

 彼女はバニラおすすめの「小さく見せるブラ」なるものを買おうかしら、と笑っていた。


 バニラの胸は、バニラの4つ上の姉である前バニラお姉さまと同じように豊かだけれど、「小さく見せる」など、意味が分からない。



 ダージリンと合流した時、共に下着専門店の名前の入った紙袋を持っていたものだから、色々聞かれて腹立たしかった。
 今日の夜、今から彼女は私の部屋に来るのだろうけれど、あの下着をしばらくは見られたくはないから、ずっと引き出しの奥に隠しておくことにする。


 本当は。見せびらかすつもりで買ったのだけれど。







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