囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

映画「春を背負って」を観る!

2014-06-19 18:20:23 | ハイキング
「春を背負って」予告


映画館の招待券をもらったので、封切されたばかりの「春を背負って」を観にゆきました。

木村監督にしか撮れないとも言われた09年公開の『劔岳 点の記』も見ました。確かにきれいな映像で、山登りの趣味があるので、今回の作品も観ることにしました。

『春を背負って』は、立山連峰の3000mを超える大汝山に建つ山小屋との設定で、その山頂から見える360度の大自然を背景に、作られています。



「人は皆、何かを背負って生きていくしかない」という木村監督の人生哲学に基づく作品だそうです。映画を観ての感想です。

 この映画には、「悪い人」が一人も出て来ないことです。それぞれの何かを背負って生きてきた人ばかりですが、良い人ばかりです。したがって、肩も凝らずに見ることが出来ました。

 でも、山小屋の仕事は映画で紹介される何倍も厳しい仕事だと思います。北アルプスなど多くの山小屋に泊まりましたが、山小屋の実態はあんなに甘いもんではないと思いました。

 私は、体力も技術も装備もないので冬山はやりません。夏山だけの経験ですが、それにしても登山の厳しさはあんなものではないと思います。登山を扱うのであれば、その厳しさを極限まで表現すべきだと思いました。

 山男は、あまり期待もせず、 ホームドラマの舞台をたまたま「3000m級の山」に置いた位の軽い気持ちで見るのが良いと思いました。

 見ていて一番残念なことは、私自身が体力が衰え、もう3000m級の山に登れそうもないことです。山登りが出来ない悔しさを「映画」で慰めるとは、情けないとつくずく思いました。


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