囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

先生の遺言・・・?

2021-06-27 02:06:31 | 囲碁きちのつぶやき
昨日、東京新聞の読者投稿欄の「発言」と言う欄を読んで驚きました。
私のアコーディオンの先生の中山英雄さんの投稿が載っていたからです。
私は戦中戦後、何もない時代に育ったので、今まで楽器と言うものを習ったことがありません。人生の最後に「何か楽器を!」と思い、70歳でアコーディオンを習い始めました。その先生が中山英雄さんでした。いろいろの事情で今は習っていませんが、文字通り「不肖の弟子」に終わってしまいました。

先生と私はいくつも違いません。投稿には87歳と書いてあります。人づてに病気になられたとは聞いていました。そのことを書いていました。短い文章の中に素敵なことが書いてありました。



音楽家らしく入院中もCDを聴き続けていたとのことでした。
もうひとつのことに感銘を受けました。

若い看護実習生に、自分の生い立ち、その中での音楽とのかかわり、平和と民主主義を守る活動のことなどを話したそうです。それが「若い人への遺言」のつもりで・・・。
最後が素敵です。「看護実習生の方が、あなたのような人と結婚する」と言われたと。
これ、「本当の話です。」と結んであります。

残念ながら、私がいくら自分の生い立ちや生き様を話しても、若い女性から「あなたのような人と結婚します」とは言われないでしょう。それは人柄の為もあるでしょう。

中山先生、これからも病と折り合いをつけながら若い人へ「先生の遺言」を伝え続けてください。

コメント
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