大工の学校 

築き人(きづきびと)を志す、職業能力開発校の徒然日記
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渡りあご

2006年07月05日 | 継手・仕口
 さてさて、ひさしぶりのブログです。
最近、忙しいのと健康診断の結果はまだだけど、視力がえらく落ちていて、(といっても1.5と0.9だけど・・・)ちょっとパソコンが遠退いてまして・・・
 はい、いいわけはここまで。

今週は渡りあごを作りました。この仕口も「ひかりつけ」がポイントです。
 薄い板に芯墨と木の形に墨を写し取るこの作業、今回は字前と字裏を間違えんよ~にと、教えるんだけど・・・・やってました!
 生徒「センセ~、前と後ろ間違ご~た~」
TOM「見しちみ~」
・・・・
TOM「ホレ見ろ、番付書いとらんけんや!
 生徒「あっそうか~」

そんなこんなやり取りをしながら思うけど、どうしても、逃げ墨や芯墨とか、番付とかを後回しにする人がいるのです。

大体目先の墨を急ぎ基本を後回しにするんですね「急がば回れ」いつも言うけど、実際は何本もある木をどこに使うのか考えて、番付して、芯墨打ってこことここを継いで、ここに荷重がかかるから・・・て色々考えながらするけど、大工の学校では断片的に部分部分を切り取るからこうなるんやね~と考えてしまいます。
 
 いまさらですが、現場に勝る教科書はないな~と思いました。秋から冬にかけて建てる模擬家屋
今年はどんなことになるのやら、と今からすこ~し心配してます。
まぁ何とかなるでしょ、ガンバロ~ 


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (アル)
2006-07-05 22:03:14
いろはにほへとちりぬるを(笑)

先生ガンバ
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Unknown (あっちゃん)
2006-07-05 22:24:28
そうですよね

断片的に作るから訓練生のイメージも湧きにくいですよね

そこで、あっちゃんが考えたのが、1本の木を再び1本にです。両サイドに継ぎ手を作って、繋ぎ、片方に継ぎ手を作ってから切り離し、切り離した方に継ぎ手の方割れを作り、繋ぎの繰り返しで、余った所から仕口で曲がり、再び継ぎ手、仕口です。最終的には束を入れたりして台にした感じで、渡りアゴなどを乗せていく物などを作らせた事がありますよ~

全て違う継ぎ手、仕口なので、学期毎の復習課題みたいな感じになりますが・・・
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コメントありがとうございます (TOM-P)
2006-07-07 17:23:36
アルさん、ありがとうございます。

がんばります、暑くなるので、夏バテに気をつけましょうね。



あっちゃんさん、ありがとうございます。

そうですよね、最初から犬小屋くらいのを作ったりとかも考えるんですが・・・他県の先生方もいろいろ工夫いているようです。これだ!ていうパターンが確立するといいのですが。

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