特別支援をカガクしたがるカワムラのブログ

応用行動分析学(ABA)、障害福祉、特別支援教育など、個人の考えとして書きます。ブログは極めて気楽な執筆態度です。

自殺と反応コスト 柵かー死か

2020年09月05日 | 行動分析学

先日、自殺予防週間に関する記事を書きました。
自殺防止関係の研究を少し洗っていると、様々な試みがなされていました。

その中でも目を引いたのは、こちら。
橋の柵を高くすると自殺者が減る、というもの
https://jech.bmj.com/content/jech/50/1/30.full.pdf

OGPイメージ

Effect of barriers on the Clifton suspension bridge, England, on local patterns of suicide: implications for prevention

Welcome to Cambridge Core

Cambridge Core

 



つまりは、極限まで追い込まれて死を選択したとしても、柵を上るというわずかな労力を提示するだけで身を投げずに済むことがあるかもしれない、ということ。
死のうとしていても、まだ生と死の迷いの中にいるのかもしれない、ということ。


もちろん別の所で身を投げた可能性を否定可能なものではありません。
でも、一場面で、一時的にであっても、一人の人間が「生きられた」ってことは相当重要なんじゃないかなあって思っています。

無論そこまで至らせんための原因変数の除去は大切。
そういえば、若いプロレスラーの自殺、早くも話題から去ってしまいました。取り返しのつかない大事件、風化させてはならん大問題なんですがね。


例えば「クソリプ」問題、多分被攻撃側の反応で強化されているケースもあるんじゃないかなあ。
学術的なディスカッションなんかは除き、どんな「クソリプ」でもやり返さないでスルー。個人的にはそんな大らかな人になりたいものです。



 

ーーー

みんなラボ(地域障害児教育研究会)のプロモーション動画を作りました!無料版なので広告が入っていたり、音が跳んでいたりすることは大目に見て下さい!内容を見て下さい!(笑)

 

ホーム | みんなラボ(地域障害児教育研究会)