特別支援をカガクしたがるカワムラのブログ

応用行動分析学(ABA)、障害福祉、特別支援教育など、個人の考えとして書きます。ブログは極めて気楽な執筆態度です。

特別支援学級→通常学級への移行・転籍事例を募集します。(インクルーシブに関するアンケートへご協力を!)

2021年04月25日 | 研究

全国の保護者の皆さま、教師の皆さま、少しだけ力を貸してください(アンケートへご協力を!)

 

インクルーシブ教育の推進される今日、連続性のある「多様な学びの場」が示されています。

https://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/giji/__icsFiles/afieldfile/2012/06/26/1321665_1.pdf

児童に応じて様々な選択肢があることは大変すばらしいことですが、我々には学びの場をより柔軟に運用することが求められるでしょう。※1

手っ取り早く言うと、僕らは子どもを固定的にとらえちゃいけない。就学時に特別支援学級だったらずっとそのまま、ということではなく、その時の実態を考えて柔軟に学びの場の選択肢を提示できるようにしなければいけない。でも具体的に参考になる情報は少ない。通常学級へ児童を移行しようと思っても、質的な事例集の活字と児童の状況を照合したり、あるいは「勘と経験」に頼ったりせざるを得ない。

そこで現在、特別支援学級→通常学級への移行・転籍事例を集めています。

以下のアンケートにご回答いただけないでしょうか?身近にいらっしゃる保護者・当事者・教師・支援者の方々にもぜひご紹介下さい。様々な方からご意見を頂戴できることをお待ちしております。予備予備調査ですので項目関係なく思ったことを書きまくって頂いてもokです!

 

※この調査募集は終了しました。現在は次の予備調査を実施中です。ぜひ拡散&回答にご協力ください。

 

OGPイメージ

【拡散希望】第二回、移行プログラム開発に向けた予備調査 - 特別支援をカガクしたがるカワムラのブログ

通常学級から特別支援学級へ移行した子どもたちに関するアンケートにご協力ありがとうございました。たくさんの回答があり、無事にアンケートが完了し...

【拡散希望】第二回、移行プログラム開発に向けた予備調査 - 特別支援をカガクしたがるカワムラのブログ

 

 

 

OGPイメ

(※1 この辺の必要性に関する議論については大昔からなされています。興味があったら↓の二本とそれを引用した文献をご参照ください。①Reynolds, M. C. (1962). A framework for considering some issues in special education. Exceptional children, 28(7), 367-370. ②Taylor, S. J. (1988). Caught in the continuum: A critical analysis of the principle of the least restrictive environment. Journal of the Association for Persons with Severe Handicaps, 13(1), 41-53.)

 



 

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特別支援学級へのCBT(認知行動療法)導入課題 Dixon先生のACT/AIM、APAの絵本

2021年04月23日 | 研究

以前に記事で書いたPEAK Relational training systemの生みの親、Mark Dixon先生が作ったACTのプログラムがあります。

ACT and Mindfulness

Shawnee Scientific Press PEAK Relational Training System ACT for ABA A...

Shawnee Scientific Press

 

 

それからAIM。心理的柔軟性のアセスメント尺度や教材等がセットで開発されています。すごい。

About AIM | aimcurriculum

 

aimcurriculum

 

 

確か前者のACTのプログラムの方が古いんですが、知的障害特別支援学級で使う場合、discriptionがレベル別に3段階になっていて使いやすい印象です。でもサポートツールはAIMの方がたぶん充実しています。

 

タスクがうまく子どもにマッチすれば最高ですが、認知行動療法系のパッケージは平易に翻訳してもなお、相当な言語能力を要します。特別支援学級で導入する際にはその子にどの程度実施の必要性があるのか、実施が妥当なのかを十分検討する必要があるでしょう。

AIMに付属する心理的柔軟性のアセスメント尺度であるThe Children's Psychological Flexibility Questionnaire (CPFQ) assessment toolについても、結構難しい。文化差もあるだろうから国内研究と照合しながらアレンジしたほうがいいかもしれません。

 

もう少し難度を下げる方法としてAPA監修の絵本が出ています。

OGPイメージ

だいじょうぶ 自分でできる心配の追いはらい方ワークブック - 株式会社 明石書店

 

 

 

このシリーズ、イライラ版など様々な種類があり、結構便利です。

 

最近は↓も参考にしています。

Amazon | CBT Toolbox for Children & Adolescents: Over 200 Worksheets & Exercises for Trauma, ADHD, Autism, Anxiety, Depression & Conduct Disorders | Phifer, Lisa Weed, Crowder, Amanda K., Elsenraat, Tracy, Hull, Robert | Anxiety Disorders

 



 

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