特別支援をカガクしたがるカワムラのブログ

応用行動分析学(ABA)、障害福祉、特別支援教育など、個人の考えとして書きます。ブログは極めて気楽な執筆態度です。

漫画でわかるADHD ゆうきゆう マンガでわかる心療内科

2017年01月31日 | 障害児、障害者、特別支援教育

ゆうきゆうさんのマンガでわかる心療内科のシリーズ、かなり好きです。

気がつかなかったのですか2015年に一冊まるごとADHD!が出ていました。



ADHDそのものの理解啓発だけではなく、当事者や周辺の方の対応方法など、かなり詳細な書かれていました。ヘタなノウハウ本よりはるかに有益です。

何より、私の大好きなゲスいギャグのセンスが非常に良いです。

皆さんぜひ!

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「不登校新聞」知っていますか?

2017年01月30日 | 障害児、障害者、特別支援教育

最近、グーグルプラス経由で入ってきた情報です。

 

 

 

不登校新聞って知ってますか?

 

http://www.futoko.org/

 

HPには「不登校、いじめ、ひきこもりに関するニュース、学校外の居場所情報、相談先となる親の会情報を掲載。日本で唯一の不登校・ひきこもり専門紙です。」とあります。

 

NPOの運営する新聞です。

 

 

 

教育関係の新聞としては「教育新聞」1強だと思っていましたが、こんな新聞があるとは。

 

 

 

子どもの自殺に関しても言及しているようです。

 

 

 

このジャンルに光が当たるのは良いことかとも思いつつ、このような新聞が必要な社会に悲しくも思います。

 

 

 

このNPOのHPにバックナンバーがありますので、興味のある方、ぜひ。

 

 




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【マジか!2】Co-Co Life女子部に知的障害コーナーが!!

2017年01月27日 | 障害児、障害者、特別支援教育

先日、障害者向け雑誌に関する記事を書きました。

すると、ツイッターになんとこんなメッセージが!



なんとココライフの編集部さんから!

しかも知的障がい関係の連載がスタートしたとのこと!

こちらから早速電子版を落として拝見しました。
ココライフ電子版

初回はダウン症のバレリーナの方でした。

知的障害者の生きやすい社会、これでまた一歩前進ですね!感動です!

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【障害理解】LDとICTと周囲の理解

2017年01月23日 | 障害児、障害者、特別支援教育

最近、特定のキーワードに引っかかるAmazonの本を上から下まで買うということをしています。

セレブな方が洋服屋さんで「こっからここまでちょうだい!」なんていうのに似ていますが、古本で固めると案外安上がりです。それでもお財布事情はカツカツなのが泣けるところ。

さて、そんなこんなで毎日大量に送られてくる本をちょっとずつ紹介していきます。



この本ではICTによる読み書き障害児への支援ノウハウが紹介されていました。

中でも一番面白かったのは、

エビデンスベースの研究でもなく、
技術的なところでもなく、
とある事例!
特定の子どもがiPadを使用した支援を受ける際の、周囲の目に対する配慮です。

校内iPad使用許可書を発行し、他の子が見ている前で授与式を行った事例が挙げられていました。興味のある方、ぜひご覧ください。

子どもによってはそういうのが恥ずかしいと感じる年頃っていうのもあるのかもしれませんが、本当に素晴らしい方法だと思います。自身も周囲も支援をポジティブに受け取ったことでしょう。


私は凄い大雑把な性格なので、そういう細部の配慮を蔑ろにしがちです。反省!

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【特別支援と天才2】 出る杭は何が打つのか?

2017年01月20日 | 雑記

少し前に書いた特別支援と天才1の記事に、素晴らしいコメントが届きました。

 

 

 

以下、そのコメントです。

 

正規分布図における下位2.5%を特別支援対象とするならば、何故上位2.5%も特別支援対象としないの?というのか、上位も下位も家族にいる者の実感です。下位2.5%が認知や習得に特別を必要とするように、上位2.5%も認知や習得方法は特別な事が多いです。ただ、能力が高い部分がある為に、ある程度の年齢になってくると今迄培った経験や能力でカバーし始め、自己完結、自己習得をするケースが多くなります。その為、困難さがなかなか周囲に理解され辛い場合が多いです。好奇心、興味を中心に生活をしているので、興味を持ったものを“理解”するまでは寝食を忘れて研究しますが、“理論や方法を理解”した途端に、その物への興味が薄れ、“卒業”してしまう傾向が強いです。(ダヴィンチもこの傾向なのではないでしょうか。)これは、学齢期には、本人も家族も本当に辛いです。その辺りのケアを含めた“特別支援”を海外では目指しているケースが多いようです。

 

 

 

ご家族の方からのコメントですね。

 

本当におっしゃる通りだと思います。素晴らしいコメントをありがとうございます。海外のギフテッド教育は私もあまりレビューしていませんので、是非今後も教えてください。勉強になります。

 

 

 

日本でも情緒障害等通級指導学級や、学校教育の支援的なポジションにある公的施設などの中で、そのテのケアをする機能があるところも一定程度あるかと思います。しかし、十分だと思ったことは一度たりともありません。

 

 

 

それに、仮に行政が公教育として、「特別支援学級(天才)」を設けても、周囲が即理解するとは限らないのがイヤーなところ。

 

 

 

特別な教育の場へわが子を進める保護者の考え、さらに周囲の目を気にする保護者の親世代の考え。

 

「普通であってほしい」という平等思想。

 

 

 

特別支援関係の学会でも天才児関係の論文はまあ少ないこと。

 

 

 

天才児たちの出る杭を打ちたがる魔の手って、パッと考えるだけでも盛りだくさん。

 

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障害者と格闘技!?

2017年01月13日 | 障害児、障害者、特別支援教育

わたくし事ですが、柔道と総合格闘技が趣味です。

そのため、youtubeの履歴は格闘技関係と障害者関係ばかりなのですが、ある日おススメ動画にこんなん出てきました!マジか!







あまりにも興味があるので、問い合わせてみました、、。



が、しかし、

主催者様のお仕事の都合で現在活動休止中とのこと。残念。


打撃系はハードルが高いかもしれませんが、ブラジリアン柔術なんかはじっくり考えながら戦えるので、体で覚えれば知的障害の方もやりやすいかもしれませんよね?

パラリンピックにブラジリアン柔術を!とはいっても競技人口少ないだろうなぁ、、、


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【小田急電鉄に取材!】カラーユニバーサルデザインの時刻表

2017年01月12日 | 雑記

この間、色弱でも見やすい!カラーユニバーサルデザインの記事を書きましたよね。
カラーユニバーサルデザイン

その時私は小田急線の駅のホームにいたのですが、なんと時刻表にカラーユニバーサルデザインのマークが!

気になって小田急さんにメールで取材してみたところ、CUD導入の経緯を丁寧に答えて下さいました。

以下、小田急さんより

前略 このたびは「カラーユニバーサルデザイン」に関しましてお便りを賜り誠にあり
がとうございました。
 さて、このたびのお問い合わせにつきまして、担当部署へ確認をいたしましたとこ
ろ、「カラーユニバーサルデザイン」の導入経緯に関しまして、日本では色覚障がい
をお持ちの方が320万人以上いるとされております。また、世界も2億人を超える
色覚障がいの方がいるとされており、2020年のオリンピック、パラリンピックに向け
ても必要な施策と考え、2015年度より色覚の多様性への配慮からスタートした
とのことでございました。
 現在、当社では、各駅に設置、掲示されている時刻表、路線図、列車非常
停止ボタンなどをカラーユニバーサルデザイン化いたしており、今後も、様々なお客
様に正しい情報を認識していただけるよう、色の組合せなどに配慮したカラーユニ
バーサルデザイン化への取組みを本格化させてまいります。


小田急さん!ユニバーサルデザインへの取り組み、取材への返答、本当にありがとうございます!

今度から運賃ケチらずロマンスカー乗ることにします!

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色弱とカラーユニバーサルデザイン CUD C型 P型 D型

2017年01月09日 | 研究

万人が使いやすいデザインを!ってユニバーサルデザインは一般常識ですよね。

高校の保健の教科書にも載っているくらいです。確か、肢体不自由の方でも使いやすいようにタマゴ型のグリップのペンや、手のひらごと差し込める大きな取っ手のマグカップなんかが紹介されていました。


今回は色弱者を含め、みんなが見やすい色使い!カラーユニバーサルデザイン(CUD)についてです。



基礎知識として、そもそも色の見え方には大きく分けて3通りあります。

一番多いのはC型と呼ばれる、いわゆる普通の見え方です。男性は95%、女性は99%以上これです。

次にP型、これは赤を強く感じるL錐体って細胞がないパターンです。

そしてD型、これは緑を感じるM錐体がないパターンです。

いわゆる色弱はこのうちP型とD型で、男性ではなんと20名に1名の割合で存在します。

ここでミソなのが「○○型」って名称が、健常とされていたC型にもつけられていること。

障害というより、「ヒト」の中の多形って考えかたなんですね。男性の色弱って人口の5%もいますし。(理想論としては人口比関係なく、すべての障害が多形として考えらることですが)


おやおや、、小学校通常学級には6%以上の発達障害児がいるっていわれてますが、これは「障害」ってことになっているぞー、、、、。


ちなみに、この知識はCUDの認定をしているNPO法人のカラーユニバーサルデザイン機構のマニュアルで勉強したものです。
公式マニュアル、お勧めですのでぜひ読んでみてくださいね。
多分文字で説明してもわからない、凄い色彩の世界が待っています。

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障害者支援は「うっとうしい」のか? 自立と支援と理解とイロイロ

2017年01月05日 | 障害児、障害者、特別支援教育

先日から全然カガクしていない障害理解関係の記事が続いていますが、今回はその続きです。

障害者への支援過多、
いわゆる「特別扱い」みたいなものについて、考えさせられる動画を見ました。
youtubeリンクをご覧ください。
バリバラ企画 「ココがズレてる健常者」


まず、「ちらちら見ないで」「ひそひそ噂話しないで」「なぜか物をくれる」この辺は本当に納得です。
特に「物をくれる」ってのは、一応慈善的な精神なんでしょうが、対等に見ていないんでしょうか。保護的な視点があまりにも進みすぎていますね。


ものすごく主観的な意見ですが、、、、(専門外の分野なので研究している方、教えて下さいね!)
健常者側だけでなくて、障害者側も過敏になってしまっているのかもしれませんね。


「自分でできるのに手伝わないで」という意見もありますが、周囲の人はどの程度自分でできるのか理解できないかもしれません。
むしろそこでありがたく受け入れることが、「自分でできない」人の生きやすさを作るかもしれません。


以前、私が怪我をして松葉杖をついていた時、エレベーターの「開」を押しといてくれた人や電車で席を譲ってくれた人など、助けてくれる人が数多くいました。
私は松葉杖でもダッシュできるし立っていられるけど、そこで「自分でできるからいい」と断ったとしたら、その親切な方々は今後、人を助けにくくなってしまうと思いました。
だから、ありがたく受け入れました(というのは後付けで、完全に善意に甘えさせてもらってましたww)。


もちろん、普段そう考え、周囲の空気も読みつつ、不本意ながら過剰な支援も受け入れているからこそ、この番組でぶっちゃけているのかもしれませんが。


障碍者の過敏性を作ったのも周囲の社会でしょう。だから、誰も非難できませんが。
この間、公園の鉄棒で懸垂してたら、犬の散歩している知らないおばちゃんが「がんばってね」ってアメをくれましたが、嫌な気持ちはしませんでした。でも、仮に、自分のやっている仕事を横取りされたらどうでしょう。多分私は激怒して、クレシンのネネちゃんママみたいにサンドバックに向きあうと思います。

乙武さんみたいにガチで何でもできるように練習しちゃう人もいれば、それが難しい人もいる。

支援過多について、
みなさん、どのように考えますか?

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【特別支援と天才1】ギフテッドの才能を伸ばす

2017年01月04日 | 障害児、障害者、特別支援教育

ブログのタイトルで特別支援をカガクすると言っておきながら、全然教育的・科学的な記事を書かない傾向が続いております。ちなみに今回もカガクしません。

最近この本を読みました。

ウィリアムLヒューワード著、禍々しい分厚さの洋書の訳書です。値段もめちゃくちゃ高いですが、それに見合った良書です。


私は本を読むときは目次を最初に見るのですが、まずそこでビックリ。

特別支援の本で当たり前のようにギフテッド、すなわち天才児への教育の章があるんですね。日本で教員養成課程の学生が読むような特別支援概論的な書籍ではなかなか見ません。

障害児教育イコール特別支援教育ではないってこと、ついつい忘れてしまうところでもあります。

障害を不幸や不自由ではなく、個性や多様性として考えること。当たり前の考えですが、案外自分でもないがしろにしていたようです。


日本では公教育で特別な場を設けて、天才児の才能を伸ばそうとする試みは全然聞きません。むしろIQ130超のアスペルガー君を集団不適応としてマイナスに捉えてしまうような話はよく耳にします。



ギフテッドと教育、みなさんどのように考えますか?




ps.ギフテッド当事者へのインタビュー論文がありました。
論文リンク

続き
特別支援と天才2

 

 

 

 


バックナンバー

雑誌に見る障害者

障害と就労

障害とアート








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補助犬・介助犬の寿命 集団心理と支援 盲導犬や聴導犬など

2017年01月03日 | 障害児、障害者、特別支援教育

先日、図書館でこのマークを見ました。

すげえかわいいww家にも貼りたい!


最近、介助犬OKなお店が増えましたね!喜ばしい限りです。

介助犬の寿命は酷使されるから短いなんて聞いていましたが、案外そうでもないようです。

日本補助犬協会のホームページによれば、盲導犬の寿命はペットのワンコと変わらないとのこと。一応エビデンス欲しいので、知ってる方教えてくださいね!

日本補助犬協会のホームページ→日本補助犬協会
聴導犬なども同様だそうです。

まあ、ラブラドール愛好家として、ひとまずホッとできました。

そもそも訓練をパスできるのは仕事を楽しんでる犬だけだから、そんなに負担ではないと言っている人もいるようです。


ただ、犬任せにするのも不甲斐ないとは思いつつも、先日私はやらかしました。

この間、バスターミナルで並んでいると、白杖をついた方が来ました。
不慣れなのか進路をミスって道路の方へコケる。
数十人がそれを見つつも何もしない。私も。
人数が多い故に動けない。社会心理学でよく言われる責任の分散でしょうか。
最終的には学生さんがさらっと救出して事なきを得ましたが。
なんともまあ情けない。

私もですが、障害理解を推進しようとする方は、支援を極力減らしにかかる傾向があるのかもしれません。それが人間同士、当たり前の事だと考えますから。
身体障害の当事者の会合などに行くと、「できるのに手伝わないでほしい」「チラチラ見られると不愉快」という声も耳にします。

ただ、必要な支援は確かにあります。それを躊躇しないようにしたいものです。

 

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