喜寿をむかえた男の遊々生活!

喜寿を迎えた老人の日々を日記に・・・

日本の景気は いざなぎ超え???

2017-09-26 08:48:30 | 日記
 今朝の新聞に”景気拡大いざなぎ超え”と載っていました。2012年12年から続く
景気拡大が58カ月を超えている可能性があるとの事。私達庶民はピンときません。
いざなぎ超えの時代とは1965年11月から1970年の間の57カ月と言うのだが、これには
理由があり頷ける。と、言うのもベトナム戦争が勃発していたからだ。
 西脇の地場産である繊維産業も 大口ロットの受注を受けて フル生産をしていた。
行く先はベトナムのサイゴン。 その後は戦争も終結し、今度はニクソンショックに
続きオイルショックで低迷時期に入るが 日本は貿易黒字も巨大で、日銀が公定歩合
を引き下げ 市場に金を入れたのだが、1986年頃に その金が不動産や株と言った
投資に回ったのが バブル景気の始まりだった。
 その頃から西脇の地場産は 円高により、輸出が不振となり、後進国に仕事を
持って行かれる羽目になる。
そして平成4年中頃にバブルが崩壊。 私はこの頃 不動産業にトラバーユして開業を
していた。

 田舎もバブル崩壊に伴い 不動産も下火になっていたが 都会ほどに落ち込みも
なく、 だがバブル期に派手に土地転がしを行っていた不動産関係者は 大きな負債を
抱えたようだ。
 そして小泉内閣の時に不良債権処理が行われた。私も不良債権処理の手伝いをした
ものだった。
 その処理は債務者にとっては過酷で、当時 住宅金融公庫から”ゆとり返済”を
選んで購入する若い世帯が多かったが その返済法とは当初5年間は金利が低く、
6年目からは 徐々に上がり 11年目以降は金利が場合によっては培になると言う
 借り手に不利なものだった。
若い世代の借り手とすれば バブル景気で潤っていたのと そのバブル景気が永遠に
続くものと錯覚したのだろう。
田舎の事だから都会ほど高くないとはいえ、土地価格は高値の時代。坪30万、35万は
珍しくない。だから3000万、4000万のローンを組んでいた人も居た。
 私は国交省の免許を持つ街の大手不動産業者と手を組み、不良債権処理のお手伝い
をさせて頂いたがその案件は年に14~5件は有ったと記憶する。

 債権処理に遭遇した若い人たちは 破産宣告を余儀なくすることになり、それは
また家庭崩壊を生み、離婚した人たちを大勢見てきた。
それでも債務者は重荷を下ろしホッとした表情を浮かべるのだった。

またその債権物件を買う方も また若い世代で 大手企業に勤める方は金融機関が
求める条件はクリアできるが、収入が少なく 勤め先が軟弱な会社だったら
貸し出しを拒否するし、ましてや自営業者と言うと 貸し出しを渋り、この方たちに
貸し出ししてくれる銀行を探すのも大変だった。

 その不良債権処理を行っていた小泉時代も景気が上向いていたと言うから合点が
行かない。
日銀は0%金利政策を続け 市場にお金を振りまいているが 借り手もなく一向に
物価は上がらず庶民の財布は固く閉じたまま、企業は企業で 内部留保しており、
金融機関から金を調達しなくても潤っているが 労働者に配分しない。
 今0金利政策で喜んでいるのは 一部金持ちと大手投資家くらいだろう。
一般庶民 特に老人などは 先行き不安に お金を使わず、子育て世代は少ない
給与にあくせくしている。
 景気が”いざなみ超え”と聞いてもピンと来ない。 若い世代は 先行きの
年金支給にも不安があるだろう。 先では70歳から いやもっと先 75歳から支給
との声も聞く。 働き方改革などと政府は言っているが、不安を募らせるだけ

 私の周りをみれば70歳を超えて 働いている人は自営業者を除き、少ない。
また介護施設に入園したり、杖がなければ動けない人も多々居る。
私達夫婦はお蔭で 何とか生活しているが 妻は糖尿病で月に1回は病院検査。
5歳下ではあるが 糖尿病が元で健康を害し、病気を併発しないか心配。
 私など 食すれば食べるものが皆身に着くかのように太るのだが、妻はいくら
食べても太らない。 私は そのような妻を”羨ましい”と思うが、妻は逆に
こんな太り気味な私が羨ましいと言います。

 話は横道に逸れたが 景気拡大と言われても 一般庶民は一向にピンと来ないと
思うのは 私だけではないでしょう。 何時の時代も弱者は取り残されると思う次第。
衆議院は安倍首相の”国民の真を問う”などと大義名分のない解散を行うし、
消費税増税分は子育て世代云々と民主党の前原代表が以前言っていた趣旨の言葉を
横取り、

 まぁ確かに 迷惑で無法者の北の某国問題を抱えて いま頭を挿げ替える事は
出来ないのが 私達 国民の大半の本音ではないか?と思う訳ですが・・・


 

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