いつも夏の間には「思い出づくり」的に小旅行などに行くのが恒例だったが
今年はそれもできずに夏が終わる。
「Camera Magazine」8月号の特集で尾仲浩二氏の写真が載っていたので購入した。
その中に北陸新幹線の開通で寂れるであろう高岡駅を訪れ、そこから
盲腸線である氷見線と城端線に乗るという尾仲氏らしい記事があった。
城端の町並みも気に入られたようで、城端ファンとしては嬉しい限りである。
で、掲載されていた戸出駅前の写真に触発されて google street view を覗いてみると
あっという間に写真と同じ構図が見つかってしまった。
尾仲氏の作品は七夕祭り前の情緒豊かな褪せた色調のプリント、
一方 Google は無味乾燥な画像と一応違いはあるのだが、そこにどれだけの意味があるのか。
そこら辺の身近な光景を取る私のようなものにとって、
もはや google street view を意識しない訳にはいかない。
モニターでいつでもそこの景色が見られる今
敢えてその場所へ行って写真を撮る意味は何か、という事だ。