助手 「パッソ、RVR、CR-Zと連続で出たあと、パタッと止まってしまいましたよね。」
所長 「ま、この時期はだいたいこんなモンじゃろ。」
助手 「しばらくは話のネタに困りそうですね。」
所長 「なんかあったはずじゃ。ほれっ、ルーテシアが新しくなったじゃろ。」
助手 「ああ、でもあれって、マイナーチェンジでファミリーフェイスを採用する、お決まりのパターンですよね。」
所長 「そうなんじゃけど、なかなか格好いいと思わんか。」
助手 「そうですかぁ。グリルレスの新しいルノーの顔って、インパクトが足りないって言うか、あんまり印象に残らないですけど。」
所長 「確かにちょっと素っ気ない感じはするけど、低く構えたノーズがなかなか新鮮じゃし、前の日産みたいなのよりも個性があると思うんじゃがな。」
助手 「それは言えてますね。マイチェン前のルーテシアって存在感が薄かったですしね。」
所長 「それにあんまり売れとらんかったみたいじゃの。街で見かけるのも圧倒的に2代目の方が多いじゃろ。」
助手 「ですね。3代目ってホント見ませんよね。」
所長 「いいクルマなんじゃけどな。」
助手 「F1なんかでも活躍してるのに日本ではイマイチ浸透しませんよね。」
所長 「そうじゃな。元々日本で占める輸入車の割合ってホンの少ししかないし、その中でも圧倒的にドイツ車ばっかりじゃろ。フランス車自体、変わりモンしか選ばんのが実情じゃろ。」
助手 「なんかで見たんですけど、2009年のデータでは、国産車が96%を占めてて、輸入車はたったの4%だそうですよ。」
所長 「昨年は減税のせいで極端な数字になっとるんじゃろうけど、凄いのぉ。ま、それだけ国産メーカーが支持されとるということは誇りに思わんといかんのじゃけど、しかしいびつな市場じゃのぉ。」
助手 「ですよねぇ。その輸入車の中でもドイツ車が7割を占めててフランス車はたったの5%だそうですよ。」
所長 「と言うことは、えーと、・・・フランス車の市場占有率は0.2%、1000台に2台か、ルノーに限定するともっと少なくなるの。そりゃ見んはずじゃな。」
助手 「もうちょっと多く見るように思いますけどね。ま、フランス車の中でもスポーティーなイメージのプジョーや、よりマニアックなシトロエンに比べるとわかりにくいブランドではありますよね。」
所長 「そうなんじゃろうな。初代トゥインゴやカングーのようにわかり易いクルマじゃないと日本では難しいじゃろうな。」
助手 「ですよね。」
所長 「じゃが一歩入ってみると、これがなかなか奥が深いそうじゃ。ワシの知り合いにもルノーにどっぷり浸かっとるモンがおるんじゃが、一度踏み込むと抜けられんという話じゃ。」
助手 「へぇー、そうなんですか。」
所長 「じゃがその魅力がちょっと見ただけやディーラーで試乗したぐらいでは、わかりにくいんじゃろうな。」
助手 「実際に購入したらジワジワと沁みてくるんでしょうね。」
所長 「じゃろうな。今度のルーテシアってその一歩目を踏み出すには、なかなかいいクルマじゃと思うんじゃがの。」
助手 「5ドアのマニュアルとオートマをラインナップしてますし、幅広く支持は得そうですね。」
所長 「前期型にはなかったルノースポールもラインナップしとるしの。」
助手 「雑誌で結構取り上げられてますよね。シビックのタイプRユーロと対決させたりとか。」
所長 「そうなんじゃ。性能も価格もがっぷり四つじゃし、乗り比べて好みで選ぶとか面白そうじゃな。」
助手 「ルーテシアが202馬力で299万円、シビックが201馬力で298万円とほぼ互角ですよね。でもルーテシアってBセグメントですし、実際にはフィットやヴィッツなんかがライバルになるんじゃないですか。」
所長 「どうなんじゃろうな。グローバル化が進んどると言っても、ヴィッツやフィットとルーテシアが同格とは思えんがの。」
助手 「どうしてですか。」
所長 「おんなじBセグメントでもかなり幅があるし、フランスやイタリアはゴルフが中心のドイツなんかと違って、小さいサイズがスタンダードじゃしな。ま、ひとクラス違うとまでは言わんが半クラス分ぐらい上に位置しとるんじゃないかのぉ。」
助手 「そうかもしれませんね。排気量も1.6に2Lですし、ヴィッツに2Lの200馬力って想像出来ませんよね。」
所長 「排気量に関しては日本に入っとらんだけで、少ない車種で幅広く対応するために実際はもっとワイドレンジなんじゃろうけどな。ま、2Lを積んでも大丈夫なようにつくっとるのは間違いないじゃろ。」
助手 「ですね。」
所長 「あとスポーツモデルを連綿とラインナップしとるのがいいの。日本みたいに流行りが終われば綺麗さっぱりなくなってしまうこともないしの。ま、これも市場があるからじゃけどな。」
助手 「言えてますね。初代のクリオ・ウィリアムズとかありましたよね。」
所長 「もっと言うと初代サンクのアルピーヌから始まってアルピーヌ・ターボ、シュペールサンクのGTターボとずっと続いとるんじゃ。今でもルノースポールはディエップでつくっとるそうじゃ。」
助手 「ディエップと言えばアルピーヌですよね。そう言えばブランドを復活するとかなんとか言ってましたよね。」
所長 「らしいの。ゴルディーニも高性能モデルのグレード名として復活したようじゃな。」
助手 「アバルトといい、ゴルディーニといい、懐かしい名前が出てくるのは嬉しいですよね。」
所長 「ただ今のところ名前を冠しただけのようじゃし、もう少し様子を見てからじゃないと喜べんがの。」
助手 「ですね。」
所長 「ラリーやツーリングカー・レースなんかで活躍すれば盛り上がるんじゃろうけどな。」
助手 「かもしれませんね。あとルーテシアの価格ですけど、1.6のマニュアルで210万ぐらいするんですよ、もう少しなんとかならなかったモンですかね。」
所長 「ま、確かに高いのぉ。」
助手 「プジョー207のスタイルが1.4で189万なんですよ。出来ればルーテシアも先代にあった1.2Lにして170万ぐらいで出せばいいと思うんですけど。」
所長 「ま、その方がいいのは違いないんじゃけど、そうなるとトゥインゴとの絡みが出てくるんじゃろうな。」
助手 「あっ、そうか。」
所長 「それより1.6Lと言う響きがいいと思うんじゃがの。」
助手 「ま、確かに今どきテンロクって貴重ですけど、税制的に考えても不利でしょ。」
所長 「そうなんじゃけど、ワシはこのクルマを見とると90年代初めのシビックやミラージュなんかがダブってくるんじゃ。なんて言うかあの頃のクルマが流行りに左右されんと進化しとったらこんな感じになっとったんじゃないかのぉ。」
助手 「・・・・。」
参考資料
ルノー・ルーテシア(『webCG』日経デジタルコンテンツ)
ルノー・ルーテシア(轟クルマ文化研究所)
Yahoo!グループ 轟クルマ文化研究所
所長 「ま、この時期はだいたいこんなモンじゃろ。」
助手 「しばらくは話のネタに困りそうですね。」
所長 「なんかあったはずじゃ。ほれっ、ルーテシアが新しくなったじゃろ。」
助手 「ああ、でもあれって、マイナーチェンジでファミリーフェイスを採用する、お決まりのパターンですよね。」
所長 「そうなんじゃけど、なかなか格好いいと思わんか。」
助手 「そうですかぁ。グリルレスの新しいルノーの顔って、インパクトが足りないって言うか、あんまり印象に残らないですけど。」
所長 「確かにちょっと素っ気ない感じはするけど、低く構えたノーズがなかなか新鮮じゃし、前の日産みたいなのよりも個性があると思うんじゃがな。」
助手 「それは言えてますね。マイチェン前のルーテシアって存在感が薄かったですしね。」
所長 「それにあんまり売れとらんかったみたいじゃの。街で見かけるのも圧倒的に2代目の方が多いじゃろ。」
助手 「ですね。3代目ってホント見ませんよね。」
所長 「いいクルマなんじゃけどな。」
助手 「F1なんかでも活躍してるのに日本ではイマイチ浸透しませんよね。」
所長 「そうじゃな。元々日本で占める輸入車の割合ってホンの少ししかないし、その中でも圧倒的にドイツ車ばっかりじゃろ。フランス車自体、変わりモンしか選ばんのが実情じゃろ。」
助手 「なんかで見たんですけど、2009年のデータでは、国産車が96%を占めてて、輸入車はたったの4%だそうですよ。」
所長 「昨年は減税のせいで極端な数字になっとるんじゃろうけど、凄いのぉ。ま、それだけ国産メーカーが支持されとるということは誇りに思わんといかんのじゃけど、しかしいびつな市場じゃのぉ。」
助手 「ですよねぇ。その輸入車の中でもドイツ車が7割を占めててフランス車はたったの5%だそうですよ。」
所長 「と言うことは、えーと、・・・フランス車の市場占有率は0.2%、1000台に2台か、ルノーに限定するともっと少なくなるの。そりゃ見んはずじゃな。」
助手 「もうちょっと多く見るように思いますけどね。ま、フランス車の中でもスポーティーなイメージのプジョーや、よりマニアックなシトロエンに比べるとわかりにくいブランドではありますよね。」
所長 「そうなんじゃろうな。初代トゥインゴやカングーのようにわかり易いクルマじゃないと日本では難しいじゃろうな。」
助手 「ですよね。」
所長 「じゃが一歩入ってみると、これがなかなか奥が深いそうじゃ。ワシの知り合いにもルノーにどっぷり浸かっとるモンがおるんじゃが、一度踏み込むと抜けられんという話じゃ。」
助手 「へぇー、そうなんですか。」
所長 「じゃがその魅力がちょっと見ただけやディーラーで試乗したぐらいでは、わかりにくいんじゃろうな。」
助手 「実際に購入したらジワジワと沁みてくるんでしょうね。」
所長 「じゃろうな。今度のルーテシアってその一歩目を踏み出すには、なかなかいいクルマじゃと思うんじゃがの。」
助手 「5ドアのマニュアルとオートマをラインナップしてますし、幅広く支持は得そうですね。」
所長 「前期型にはなかったルノースポールもラインナップしとるしの。」
助手 「雑誌で結構取り上げられてますよね。シビックのタイプRユーロと対決させたりとか。」
所長 「そうなんじゃ。性能も価格もがっぷり四つじゃし、乗り比べて好みで選ぶとか面白そうじゃな。」
助手 「ルーテシアが202馬力で299万円、シビックが201馬力で298万円とほぼ互角ですよね。でもルーテシアってBセグメントですし、実際にはフィットやヴィッツなんかがライバルになるんじゃないですか。」
所長 「どうなんじゃろうな。グローバル化が進んどると言っても、ヴィッツやフィットとルーテシアが同格とは思えんがの。」
助手 「どうしてですか。」
所長 「おんなじBセグメントでもかなり幅があるし、フランスやイタリアはゴルフが中心のドイツなんかと違って、小さいサイズがスタンダードじゃしな。ま、ひとクラス違うとまでは言わんが半クラス分ぐらい上に位置しとるんじゃないかのぉ。」
助手 「そうかもしれませんね。排気量も1.6に2Lですし、ヴィッツに2Lの200馬力って想像出来ませんよね。」
所長 「排気量に関しては日本に入っとらんだけで、少ない車種で幅広く対応するために実際はもっとワイドレンジなんじゃろうけどな。ま、2Lを積んでも大丈夫なようにつくっとるのは間違いないじゃろ。」
助手 「ですね。」
所長 「あとスポーツモデルを連綿とラインナップしとるのがいいの。日本みたいに流行りが終われば綺麗さっぱりなくなってしまうこともないしの。ま、これも市場があるからじゃけどな。」
助手 「言えてますね。初代のクリオ・ウィリアムズとかありましたよね。」
所長 「もっと言うと初代サンクのアルピーヌから始まってアルピーヌ・ターボ、シュペールサンクのGTターボとずっと続いとるんじゃ。今でもルノースポールはディエップでつくっとるそうじゃ。」
助手 「ディエップと言えばアルピーヌですよね。そう言えばブランドを復活するとかなんとか言ってましたよね。」
所長 「らしいの。ゴルディーニも高性能モデルのグレード名として復活したようじゃな。」
助手 「アバルトといい、ゴルディーニといい、懐かしい名前が出てくるのは嬉しいですよね。」
所長 「ただ今のところ名前を冠しただけのようじゃし、もう少し様子を見てからじゃないと喜べんがの。」
助手 「ですね。」
所長 「ラリーやツーリングカー・レースなんかで活躍すれば盛り上がるんじゃろうけどな。」
助手 「かもしれませんね。あとルーテシアの価格ですけど、1.6のマニュアルで210万ぐらいするんですよ、もう少しなんとかならなかったモンですかね。」
所長 「ま、確かに高いのぉ。」
助手 「プジョー207のスタイルが1.4で189万なんですよ。出来ればルーテシアも先代にあった1.2Lにして170万ぐらいで出せばいいと思うんですけど。」
所長 「ま、その方がいいのは違いないんじゃけど、そうなるとトゥインゴとの絡みが出てくるんじゃろうな。」
助手 「あっ、そうか。」
所長 「それより1.6Lと言う響きがいいと思うんじゃがの。」
助手 「ま、確かに今どきテンロクって貴重ですけど、税制的に考えても不利でしょ。」
所長 「そうなんじゃけど、ワシはこのクルマを見とると90年代初めのシビックやミラージュなんかがダブってくるんじゃ。なんて言うかあの頃のクルマが流行りに左右されんと進化しとったらこんな感じになっとったんじゃないかのぉ。」
助手 「・・・・。」
参考資料
ルノー・ルーテシア(『webCG』日経デジタルコンテンツ)
ルノー・ルーテシア(轟クルマ文化研究所)
Yahoo!グループ 轟クルマ文化研究所
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