助手 「プジョーから2008、ルノーからキャプチャーと同時期にBセグメントのフランス製のクロスオーバーが出てきましたね。」
所長 「そうじゃな。日産のジュークやミニのクロスオーバーにこの間のヴェゼルなんかと合わせれば、このクラスも随分と賑やかになったモンじゃの。」
助手 「ですね。サイズ的に見ても日本市場にも適してると思いますし、この分野まだまだ伸びそうですね。」
所長 「じゃな。大きくなり過ぎたCセグメントのクロスオーバーの代替えとしてだけじゃなくって、コンパクトカーの新しいカタチとしても期待できるしの。」
助手 「新規分野だけあって、どのクルマも個性が強くて面白いですよね。」
所長 「そうじゃな。ま、その分好き嫌いが分かれそうじゃけど。」
助手 「ですね。個人的にはルノーのキャプチャーが気になりますね。」
所長 「ああ、なかなかいいんじゃないか。」
助手 「デザインは先に発売されたルーテシアと共通ですけど、こっちの方が似合ってますよね。ルーテシアは少し顔がデカイ感じがしましたし。」
所長 「何を言うとるんじゃ。量販車のルーテシアがあのデザインで出してきたコトに意味があるんじゃ。キャプチャーじゃったら別にどうと言うコトないじゃろ。」
助手 「そうですかぁ。クロスオーバーでも十分魅力的なデザインだと思いますけどね。」
所長 「それはワシもそう思う。キャプチャーの方がより似合っとるのもわかる。」
助手 「じゃあボクの言ってるのと一緒じゃないですか。」
所長 「ワシは意味合いが違うとると言うとるんじゃ。」
助手 「はい、はい。わかりました。」
所長 「ま、いいわ。で、キャプチャーじゃけど、天井の塗り分けをおかしなところで切ってきおったのぉ。」
助手 「フロントピラーは根元から、リアピラーはウィンドウの下のラインで塗り分けてますね。」
所長 「なんか落ち着かんのぉ。まるでディーラーに止めてある新車の保護シートを貼ったクルマみたいじゃ。」
助手 「剥がしたくなりますよね。」
所長 「ワシは、ミニのようにルーフだけ違う色にするのは理解できるんじゃが、アウディのA1みたいにピラーだけ塗り分けるとか変なトコで切ったのとか、見ててどうも落ち着かんのじゃ。」
助手 「言えてますね。ボクもキャプチャーを買うんなら同色ルーフのZENの方がいいですね。面白いとは思いますけど。」
所長 「ま、選べるんなら別に構わんがの。それとルーフの色ってボディカラーによって白か黒になるのが多いんじゃけど、あれも出来れば選べるようにしてもらいたいのぉ。」
助手 「キャプチャーは選べますよ。茶色は白だけみたいですけど。さすがに茶色に黒ルーフを選ぶヒトっていないでしょうしね。」
所長 「ふーん、そうなのか。ハスラーはボディカラーで決めつけられとったじゃろ。カラーコーディネイターかなんかが選んどるんじゃろうけど、型にはめられたみたいでどうも気に喰わんのじゃ。」
助手 「確かにそういうのってありますよね。内装の色がボディカラーによって決められるのとか。」
所長 「まぁ、実際によぉ出るのは選んだ組合せのになるんじゃろうけど、受注生産でもいいし、選べるようにだけはしといてもらいたいモンじゃ。」
助手 「言えてますね。例えばハスラーのホワイトルーフってオレンジとピンクとブルーでしか選べないんですよ。ダークグリーンにホワイトルーフなんか結構いいと思うんですけどね。」
所長 「そうなんじゃ。ボディカラーの設定があるだけについないモノねだりしたくなるんじゃ。ま、出たトコじゃし、これからバリエーションが増えるのかもしれんがの。」
助手 「ですね。なんと言っても『遊べる軽』っていうのが売り文句ですし、どんどんやるべきだと思いますね。」
所長 「言えとるの。」
助手 「えー、なんでハスラーの話になったんでしたっけ。・・・あっ、そうそう、キャプチャーのルーフの話でしたね。」
所長 「そうじゃったの。」
助手 「他はどうですか。」
所長 「デザインがルーテシアとそっくりなのはどうなんじゃろうな。」
助手 「どっちもコンセプトカーのデジールが起源ですし、これからのルノーのクルマはみんなこんな感じになるんじゃないですか。どこのメーカーもそんな感じですしね。」
所長 「パッと見ぃでどこのクルマかわかるようにしたいのはわかるんじゃけど、せっかくいいデザインのクルマに仕上がっとるのに、こう乱発してしまうと見慣れてしまうと言うか、飽きられてしまいそうな気がするんじゃ。マツダにしてもCX-5、アテンザ、アクセラと立て続けに見せられてしまうと、さすがに食傷気味でお腹がいっぱいじゃ。このあとデミオも控えとるのに。」
助手 「わかるような気もしますね。デジールのモチーフを使うのはいいにしても、もう少し車種ごとに変化があってもよかったかもしれませんね。でもジュネーブで発表した新しいトゥインゴなんか顔つきこそルノーの一族になってますけど、それ以外は結構違ってますけどね。」
所長 「ああ、昔のサンクみたいな格好のヤツじゃな。」
助手 「あれ、いいですよね。どうせなら名前もサンクにして、ミニやフィアット500のように華々しく復活って謳った方が良かったと思いますけど。」
所長 「格好だけじゃったら、ダイハツのエッセの方がサンクっぽいけどな。」
助手 「言えてますね。ところでトゥインゴって、RRなんですよね。面白そうじゃないですか。」
所長 「RRって言ってもスマートとプラットフォームを共用するために仕方なく採用したんじゃろ。これがフィアット500とかじゃったらワシも面白いと思うんじゃが、トゥインゴをRRにする必要性が感じれんわ。」
助手 「ですね。ミッドシップならサンクターボの復活って手もありますけどね。」
所長 「ルーテシアのV6ですでにやっとるじゃろ。」
助手 「でもコンセプトカーでトゥインランっていうV6をミッドに積んだのを発表してますし、やる気だと思いますよ。あっ、また逸れちゃいましたね。キャプチャーの話でしたね。で、どうです、キャプチャー。」
所長 「さっきも言った通り、サイズも手ごろじゃし、特に悪いところは見当たらんの。」
助手 「エンジンも1.2リッターターボで120馬力と必要にして十分だと思いますし、値段も250万と頑張ってますし、売れそうですよね。」
所長 「ま、ルノーにしては売れるんじゃないか。じゃが所詮これまでのルノーの販売量と比較しての話じゃけどな。」
助手 「それ以上となるとやっぱり厳しいですか。」
所長 「殻を破るのは大変じゃからの。これがフォルクスワーゲンなんかのドイツメーカーじゃったら数倍は売れるじゃろうし、国産メーカーじゃったら数十倍は売れるんじゃろうけど。」
助手 「でもマツダがCX-5以降台数を軒並み伸ばしてますし、デザインのチカラもあなどれないんじゃないですか。」
所長 「もちろんクルマを選ぶ際の大きな要素なのは間違いないんじゃが、それよりも偏見の影響の方が大きいんじゃないかのぉ。世間では外車がよぉ売れとるとか言っとるようじゃが、それもこれまでの販売量と比較しての話に過ぎんし、国産車と同列で比較するには遠く及ばんじゃろ。」
助手 「でも高級セダンなんかだと国産と遜色ないぐらい売れてるそうですよ。」
所長 「そもそも高級セダン自体のシェアが微々たるモンじゃろ。それに売れとるのはみぃんなドイツ車じゃしの。」
助手 「ですね。」
所長 「昔ほどじゃないにしても、フランス車って日本ではやっぱりマイナーな存在なんじゃ。そこから抜け出すにはよっぽどインパクトのあるクルマじゃないと難しいって言うとるんじゃ。」
助手 「そうですか。」
所長 「とは言っても高級車を中心として外車が増えてきとるのは事実じゃし、少しずつ世間の見方も変わってくるじゃろう。」
助手 「ですね。ボクも昔、外車を買いたいって親に言ったら、『そんなんに乗ったら、当たり屋に狙われるで』って言われた覚えがありますよ。」
所長 「ま、外車イコール高級な舶来品ってイメージが根強いからの。今度のキャプチャーのような小型の大衆車じゃったら、普通の暮らしをしとるモンでも無理なく買える値段なんじゃがな。」
助手 「ですよね。」
参考資料
ルノー・キャプチャー(ルノージャポン株式会社)
ルノー・ルーテシア(轟クルマ文化研究所)
ルノー・デジール(ルノージャポン株式会社)
ルノー・トゥインゴ(『webCG』日経デジタルコンテンツ)
所長 「そうじゃな。日産のジュークやミニのクロスオーバーにこの間のヴェゼルなんかと合わせれば、このクラスも随分と賑やかになったモンじゃの。」
助手 「ですね。サイズ的に見ても日本市場にも適してると思いますし、この分野まだまだ伸びそうですね。」
所長 「じゃな。大きくなり過ぎたCセグメントのクロスオーバーの代替えとしてだけじゃなくって、コンパクトカーの新しいカタチとしても期待できるしの。」
助手 「新規分野だけあって、どのクルマも個性が強くて面白いですよね。」
所長 「そうじゃな。ま、その分好き嫌いが分かれそうじゃけど。」
助手 「ですね。個人的にはルノーのキャプチャーが気になりますね。」
所長 「ああ、なかなかいいんじゃないか。」
助手 「デザインは先に発売されたルーテシアと共通ですけど、こっちの方が似合ってますよね。ルーテシアは少し顔がデカイ感じがしましたし。」
所長 「何を言うとるんじゃ。量販車のルーテシアがあのデザインで出してきたコトに意味があるんじゃ。キャプチャーじゃったら別にどうと言うコトないじゃろ。」
助手 「そうですかぁ。クロスオーバーでも十分魅力的なデザインだと思いますけどね。」
所長 「それはワシもそう思う。キャプチャーの方がより似合っとるのもわかる。」
助手 「じゃあボクの言ってるのと一緒じゃないですか。」
所長 「ワシは意味合いが違うとると言うとるんじゃ。」
助手 「はい、はい。わかりました。」
所長 「ま、いいわ。で、キャプチャーじゃけど、天井の塗り分けをおかしなところで切ってきおったのぉ。」
助手 「フロントピラーは根元から、リアピラーはウィンドウの下のラインで塗り分けてますね。」
所長 「なんか落ち着かんのぉ。まるでディーラーに止めてある新車の保護シートを貼ったクルマみたいじゃ。」
助手 「剥がしたくなりますよね。」
所長 「ワシは、ミニのようにルーフだけ違う色にするのは理解できるんじゃが、アウディのA1みたいにピラーだけ塗り分けるとか変なトコで切ったのとか、見ててどうも落ち着かんのじゃ。」
助手 「言えてますね。ボクもキャプチャーを買うんなら同色ルーフのZENの方がいいですね。面白いとは思いますけど。」
所長 「ま、選べるんなら別に構わんがの。それとルーフの色ってボディカラーによって白か黒になるのが多いんじゃけど、あれも出来れば選べるようにしてもらいたいのぉ。」
助手 「キャプチャーは選べますよ。茶色は白だけみたいですけど。さすがに茶色に黒ルーフを選ぶヒトっていないでしょうしね。」
所長 「ふーん、そうなのか。ハスラーはボディカラーで決めつけられとったじゃろ。カラーコーディネイターかなんかが選んどるんじゃろうけど、型にはめられたみたいでどうも気に喰わんのじゃ。」
助手 「確かにそういうのってありますよね。内装の色がボディカラーによって決められるのとか。」
所長 「まぁ、実際によぉ出るのは選んだ組合せのになるんじゃろうけど、受注生産でもいいし、選べるようにだけはしといてもらいたいモンじゃ。」
助手 「言えてますね。例えばハスラーのホワイトルーフってオレンジとピンクとブルーでしか選べないんですよ。ダークグリーンにホワイトルーフなんか結構いいと思うんですけどね。」
所長 「そうなんじゃ。ボディカラーの設定があるだけについないモノねだりしたくなるんじゃ。ま、出たトコじゃし、これからバリエーションが増えるのかもしれんがの。」
助手 「ですね。なんと言っても『遊べる軽』っていうのが売り文句ですし、どんどんやるべきだと思いますね。」
所長 「言えとるの。」
助手 「えー、なんでハスラーの話になったんでしたっけ。・・・あっ、そうそう、キャプチャーのルーフの話でしたね。」
所長 「そうじゃったの。」
助手 「他はどうですか。」
所長 「デザインがルーテシアとそっくりなのはどうなんじゃろうな。」
助手 「どっちもコンセプトカーのデジールが起源ですし、これからのルノーのクルマはみんなこんな感じになるんじゃないですか。どこのメーカーもそんな感じですしね。」
所長 「パッと見ぃでどこのクルマかわかるようにしたいのはわかるんじゃけど、せっかくいいデザインのクルマに仕上がっとるのに、こう乱発してしまうと見慣れてしまうと言うか、飽きられてしまいそうな気がするんじゃ。マツダにしてもCX-5、アテンザ、アクセラと立て続けに見せられてしまうと、さすがに食傷気味でお腹がいっぱいじゃ。このあとデミオも控えとるのに。」
助手 「わかるような気もしますね。デジールのモチーフを使うのはいいにしても、もう少し車種ごとに変化があってもよかったかもしれませんね。でもジュネーブで発表した新しいトゥインゴなんか顔つきこそルノーの一族になってますけど、それ以外は結構違ってますけどね。」
所長 「ああ、昔のサンクみたいな格好のヤツじゃな。」
助手 「あれ、いいですよね。どうせなら名前もサンクにして、ミニやフィアット500のように華々しく復活って謳った方が良かったと思いますけど。」
所長 「格好だけじゃったら、ダイハツのエッセの方がサンクっぽいけどな。」
助手 「言えてますね。ところでトゥインゴって、RRなんですよね。面白そうじゃないですか。」
所長 「RRって言ってもスマートとプラットフォームを共用するために仕方なく採用したんじゃろ。これがフィアット500とかじゃったらワシも面白いと思うんじゃが、トゥインゴをRRにする必要性が感じれんわ。」
助手 「ですね。ミッドシップならサンクターボの復活って手もありますけどね。」
所長 「ルーテシアのV6ですでにやっとるじゃろ。」
助手 「でもコンセプトカーでトゥインランっていうV6をミッドに積んだのを発表してますし、やる気だと思いますよ。あっ、また逸れちゃいましたね。キャプチャーの話でしたね。で、どうです、キャプチャー。」
所長 「さっきも言った通り、サイズも手ごろじゃし、特に悪いところは見当たらんの。」
助手 「エンジンも1.2リッターターボで120馬力と必要にして十分だと思いますし、値段も250万と頑張ってますし、売れそうですよね。」
所長 「ま、ルノーにしては売れるんじゃないか。じゃが所詮これまでのルノーの販売量と比較しての話じゃけどな。」
助手 「それ以上となるとやっぱり厳しいですか。」
所長 「殻を破るのは大変じゃからの。これがフォルクスワーゲンなんかのドイツメーカーじゃったら数倍は売れるじゃろうし、国産メーカーじゃったら数十倍は売れるんじゃろうけど。」
助手 「でもマツダがCX-5以降台数を軒並み伸ばしてますし、デザインのチカラもあなどれないんじゃないですか。」
所長 「もちろんクルマを選ぶ際の大きな要素なのは間違いないんじゃが、それよりも偏見の影響の方が大きいんじゃないかのぉ。世間では外車がよぉ売れとるとか言っとるようじゃが、それもこれまでの販売量と比較しての話に過ぎんし、国産車と同列で比較するには遠く及ばんじゃろ。」
助手 「でも高級セダンなんかだと国産と遜色ないぐらい売れてるそうですよ。」
所長 「そもそも高級セダン自体のシェアが微々たるモンじゃろ。それに売れとるのはみぃんなドイツ車じゃしの。」
助手 「ですね。」
所長 「昔ほどじゃないにしても、フランス車って日本ではやっぱりマイナーな存在なんじゃ。そこから抜け出すにはよっぽどインパクトのあるクルマじゃないと難しいって言うとるんじゃ。」
助手 「そうですか。」
所長 「とは言っても高級車を中心として外車が増えてきとるのは事実じゃし、少しずつ世間の見方も変わってくるじゃろう。」
助手 「ですね。ボクも昔、外車を買いたいって親に言ったら、『そんなんに乗ったら、当たり屋に狙われるで』って言われた覚えがありますよ。」
所長 「ま、外車イコール高級な舶来品ってイメージが根強いからの。今度のキャプチャーのような小型の大衆車じゃったら、普通の暮らしをしとるモンでも無理なく買える値段なんじゃがな。」
助手 「ですよね。」
参考資料
ルノー・キャプチャー(ルノージャポン株式会社)
ルノー・ルーテシア(轟クルマ文化研究所)
ルノー・デジール(ルノージャポン株式会社)
ルノー・トゥインゴ(『webCG』日経デジタルコンテンツ)
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