TodaiCruiserGyosyu -東大ヨット部クルーザー班仰秀's Blog-

世界選手権出場を目指し、毎週土日に三崎で練習するクルーザー班。
練習報告を軸に、部員の生活を記事にしてます。

゜+。゜感謝★☆(´∀`人)☆★カンゲキ゜。+゜

2010-08-25 21:49:03 | ローマ法
正解は、 雨嵐 でした。

台風が来ないことを願っています。
雨が降ると星空が見えない上に蒸し暑く洗濯物が乾かないので、小網代にいる期間は晴れていてほしいです。


本題に移ります。
遅くなりましたが、感謝の意を示させていただきます。

大河原さん'sご両親、差し入れありがとうございます。
大量の飲料水の、休憩(兼ミーティング)時間中の活躍により、合宿期間中のクルーザー班は夏バテ知らずで練習に打ち込むことができています。


写真が急造なもので申し訳ございません。
一応、説明させていただくと、24本(500ml)*4ケース(=4種類)=96本もの飲料をいただきました。
重ねてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。



さて、夏です。
自転車の後ろに載せているのは、お米か、ガソリンですね・・。


夏色/ゆず&aiko
(ctrlキーを押したまま、左クリックで開いていただければ幸いです)

クルーザー班の自転車は、前輪のブレーキを握りしめてしまうと、確かにゆっくり坂を下ることが出来ますが・・
ケーブルを直接引っ張るか、ブレーキ接続部のU字部分の間隔を足で広げる等の作業をしない限りブレーキが掛かりっ放しの代物です。
つい先日自転車大臣に就任したnkym(匿名)主将の会見は未だ開かれていませんが、そんなことより早く直してもらいたいものです!!

フジスーパー、頑張ってます。

このスーパーでは、10kg2,980円が最安購入価格だと思われます。
10kg3,500円、5kg1,800円以下ならば許容範囲です。買い出し頑張ってください!


9月7日(8/26-31:練習、9/1,2:全日本外洋帆走連盟のイベント、3-5:練習)までにはヨット部ホームページを更新します。
山中で活躍した名和、随所にセンスを発揮する山崎、そして留学中の万代。
一年生三人の紹介文掲載がメインとなります。

当blogをご覧の皆さま、これからもヨット部をよろしくお願いいたします。

8月16、17日

2010-08-19 17:26:38 | 練習記録
3年の小松です。16、17日の練習について。

8月16日
 仰秀で石川、中山、徳毛、小松、名和、コーチ平出さんで出艇しました。風速は平均5~6メートル位でした。練習は、上下長めの走り(上りではロールタック練も)→ラウンディング→STOP&GO→スタ練→ラウンディング(最後ちょこっと小松ヘルム)をやりました。
 ロールタック練では始めはクルーの息が合わず、ばらばらでしたが、途中からタイミングはそろうようになりました。ロールタックの時は、クルーは意識的に最後までしっかり体重をかけるようにしましょう。(ジェノアがバサッと来る時にライフラインから手を放すとヒールが起きてしまう…by宮本さん)ちなみに、斉藤さんは畠山さんから教えてもらった方法(タック後にジェノアをちょっと動かす?)で舵を使う量が減って減速しなくなったそうです。ヒールが起きて前にすっと出れるんだとか。
 平出さんに指摘されて気付きましたが、潮目に入ると艇速が明らかに遅くなっていました。日ごろから潮を意識する必要があると思いました。
 ダウンは、風が弱くてジャイブの時にフォアステイにひっかかってつぶれることが多かったですが、シートを長めに出してスピンを遠くに飛ばすようにしたら改善されました。ジャイブの時にスピンがつぶれかかったのを直すのにシートを引きすぎになっていることが多いので、すぐ元に戻すように心がけます。
 
8月17日
石川、中山、徳毛、小松、名和でホッパー練。日大からマストを借りて2艇で練習しました。中山さんはタック練、名和は沈起こし練、その他の人々はハンドリング練をしました。
名和は舵も持ちましたが、のぼしおとしの要求にすぐに対応できるようになって良かったと思います。タックとジャイブについては山中ででもじっくり考えてください。

(補足)これからしばらくは2番がスピンホイストをやることになりました。その方がスピンホイストも、ジブカットもはやくできるので。
 
 
 

Bon

2010-08-16 21:30:48 | 練習記録
8月15日(日)

配艇は、
仰秀:石川・中山・牧野・名和・哲 
SN:しゃーさん・ひらいでさん・小松・たかくわさん・徳毛
コンディションは低気圧乱立で、南西の風、6~7mpsのち10~11mpsでうねりあり、波不規則。(リグ2段階アップ →ロワー2周アップ →3段階アップ&ジブチェンジ)
練習内容は、ラウンディングが難しいため走りの練習で、ジェリーフィッシュ、SNと走り合わせをしました。他に、仰秀はストップ&ゴー、SNは小松のヘルム練習をしました。

クローズは波にたたかれないということに集中して走りました。だいぶたたかれなくなってきましたが、間隔が不規則な波や、“ビッグウェーブ”が崩れかかっている波などは若干たたかれてしまいました。波が小さめの海面は上ってかわして角度を稼ぎ、やばい海面はおとして越えて波間のラフでスピードビルドのイメージだったよう。まだ改善の余地がありそうですが、波海面でも多少ポイントモードとドライブモードを意識して走り分けられたのはよかったです。デッキの波に合わせた前後トリムも有効(無効ではない)だったように感じました。
フリーは波にのるということが全てでした。うまくのれている時間帯もある反面、波や風の方向・大きさが変わると、再度コツをつかむのに時間がかかってしまいます。あとは、スピントリムでもっと波に合わせたセールバランスにする必要。
ストップ&ゴーはジブコンディションだと加速は10秒からミスしても14秒くらいで(リーウェイしてしまう、バング?)、むしろストップが波に押され困難でした。

名和は土日とも強風練習で、フネの動きに合わせるだけで大変そうでしたが、強風フリーク目指して頑張ってくらさい。小松も強風・波コンディションのヘルム練はいい経験になったはずだし、ヘルム練をスピンやヒールトリムその他にも生かせるよう。

Anm

2010-08-14 23:29:13 | 練習記録
8月13日 金曜日

配艇
仰秀:石川、中山、牧野、名和、哲

コンディション
予報:南西、MAX10mps、 波2→1.5m
海上での計測では、MAXで6.4mps、南南西~南西、時折西南西から入ってくる風。台風の影響か、風の割に波が高い。

練習内容
長めの上し落とし(出艇直後のセッティング確認含む)、Stop&Go、スタ練。
課題である(特に練習機会が不足している)軽微風の走り、その改善が主題。


上し目で走っているときに、もうほんの少し起こせそうな感じがしましたが気のせいでしょうか‥。
ヒールをつける際、現在の状況でそのヒールで十分なのか、たまに声に出してもらえると理解が早まりまるので‥よろしくお願いします(__;)

風弱く波がありかつ暑かったので、特にヘルムは大変だったと思います。



8月14日 土曜日

配艇
仰秀:石川、中山、小松、徳毛、名和、哲

コンディション
予報:強風・波浪注意報、南西強し、12→15mps、、波1.5→2mps

練習内容
長めの上し下し(リグ3段Up、4レグ)→ジブチェン→再び上し下し(4レグ)

南西の強風、南南西からの波。
他の風域に比べ強風は得意な仰秀ですが、この日はダウンでの減速感が激しかったです(語彙不足ゴメンナサイ)

翌日曜日も同じようなコンディションなので、今日を経て翌日に改善されたこと(主に波対策)はそちらを参照してください。

ジブハリヤード、マーキングが足りないと思います。もっと上まで上げるはず‥


…正直、スタンションを曲げた男性特有の痛みで、走りについてはあまり覚えていません(__;)




ダウンウィンド

2010-08-13 20:45:42 | 練習記録
ダウンを速く走るには何が重要か考えてみました。

・艇速や風速、風向の変化への対応をはやくする
 具体的には、「スピードはまだあるけど、パワーが抜けている」というような状況の時に、はやく上ってもらうなど。

・波のある海面でスピンが揺られないようにする

・適切なヒールトリム
 「適切な」がどれくらいの角度なのかは正直まだよくわからないですが。(今の仰秀のヒール角(微風時)は他の艇に比べて大きすぎるような気がしますが、結構ヒールさせないと微風では走れないので。)
 すぐに練習で解決できそうな点としては、「パワーが抜けた時にすぐに中に入って、パワーがついたら、ヒールをおこす。」をしっかりやることだと思います。これからは私も細かく指示するようにします。

とりあえずは以上です。また何かあったら、つけ加えます。 小松

安全講習会/ファミリーデー

2010-08-07 23:07:16 | ヨット部
3年の大河原です。

今日はディンギー班と合同で、午前に安全講習会、午後にファミリーデーという2つのイベントがありました。

安全講習会では、クルーザー班H13年卒の望月さんにいらしていただき、シミュレーションに即した座学と事故事例についてお話しいただきました。
シミュレーションでは、仰秀のブローチングでの落水および淡青のエンジントラブルという想定で、それぞれ乗員まで決めた上で、トラブル時の実際の動きを順序だてて考えました。仰秀落水シミュレーションについては、普段の落水救助練でやっている手順をイメージしきれず、手順の抜けがありました。イメージレベルでの手順の再現を確実にする必要性を感じました。
印象的だったのがその後の座学で、今までは、落水者救助では風の程度に関わらず「リーウェイで落水者を轢かないように、必ずシモから救助する」「トラブル回避のためジブは上げていたら降ろす」という認識だったのですが、「強風の場合、シモからだとリーウェイして落水者に近付けないから、落水者のカミにつけてリーウェイを利用して落水者につける」「ジブはカミにのぼるためにあげる」「エンジンもセットする」という内容でした。特にカミにつけるというのが意外だったのですが、望月さんに後で確認したところ、轢いてしまうことのリスクはエンジンに巻き込むことだけで、それにさえ気をつければケガをするにしても軽傷でリスクは小さい、回収することを最優先すべき、とのこと。実際に轢いてしまった時の話にどうなるかを具体的には知らなかったので、自分としてはとても新鮮でした。
この件については、基本でありつつまだまだ自分の気づいていない視点がありそうなので、ご意見などありましたらいただけると幸いです。

淡青のシミュレーションでは、遭難時に取りうる多くの手段(手信号・信号紅炎・ホーンなど、法律上は12種類だとか)を学べました。
シミュレーション座学の後にお話いただいた事故事例および冊子の事故事例集は生々しいものが多く、知識としてはもちろん、意識の面でも再認識させられました。

このように、講習会は本当に勉強になることばかりでした。望月さん、ありがとうございました。


ファミリーデーについては、親御さん・LBの方々で賑わいを見せていました。僕の両親も参加したのですが、満足してくれたようでよかったです。
1年に1度はこういう日があるといいな、と思いました。

では、長くなりましたがこの辺で。

大河原

8/2 ホッパー&やまなかの報告

2010-08-05 03:59:29 | 練習記録
中山、牧野、徳毛、大河原でホッパーを2艇出しました。

(マスト貸してくれた日大、ありがとう!)

メインは徳毛と大河原の動作練。
テンダーのまわりをくるくる回ったり、慣れてきたら上下ラウンディングも。
2人とも最初よりはかなりハンドリングは上達したのではないかと思います。

反省点
・全体的に舵使い過ぎ、ヒールで動かさないと
・下回航で間あけすぎ、航跡をもっと意識する←ジャイブのタイミングも含め
・あと、下回航のあとクローズが分からなくてのぼりすぎて即タックしちゃう
・コースは、カバーしたりタックロックしたりとある程度やりたいことはそれぞれ実践していた。けど、思い通りに走らせる技術がついてないのでうまくいかない。セオリーもまだ不足。
・風のふれに合わせてダイヤモンドの変化を意識する(正直、まだまだ先の変化を読んで合わせるレベルにはなっていない…)

大河原はもうちょいセールのパワーに敏感に、細かくトリムできるんじゃないかな?ダウンとか、風弱い時とか。後半改善されてる気はした。
私はクローズに上りきれてないことが多すぎでした。そして落としすぎのせいと単純に反応が遅いので、強いブローが入った時起こしきれない→死亡。これは練習あるのみかな…。あとタックの止まり方が激しい。。

中山と牧野はコース練を少しやってました。レースは1勝1敗(…らしい。)
カバーは大事、だそうです。

早く動作練のレベルは脱して、あるていど自由にフネを動かせるようになって次のレベルのことを考えないと…。

ちなみに、8月1日には山中湖でスナイプでレースに出てました。
レースっていってもお祭りみたいなもんだし、超初心者でスキッパー(武尾)に迷惑掛けまくりでしたが…楽しかった。普段、船動かしながらコース考えて(正直、クルーワークで精いっぱいでほとんど考えてる余裕はなかったが…)ヒールトリムして、というふうにあんなに一度にたくさん考えて乗ることがなかったから。ディンギーでレースにでられたのは本当に良い経験でした。

Jの場合は、「誰が音頭をとるか」は決まってても、頭の中では全員があれと同じレベルにいろいろ考えてなきゃ駄目だよね。当然。デッキに乗ってるとなんとなく乗ってても船は進んでしまうから、ついつい忘れがちなこと。絶対忘れないようにしようと思います。

あともう一日小網代で練習のあと、ファミリーデイで八景島回航してきまーす!!




ルール

2010-08-03 15:51:51 | 練習記録
基本的に“書く”という作業を怠っていました。代交替直後は書いていた報告も途切れがちです。報告という目的を除いても、①みんなが自分を管理する癖をつけること、②アウトプットすることにより前の練習をつぎの練習により生かせること、③有効なアドバイスをもらえ得ること、④一応チームの中でのコミュニケーションの場でもある、ことから活動報告はルール化します(ルール化しないでも書いて欲しかったんだけど、逆に自己管理の癖をつけるという意味ではルール化した方がいいかもしれない)。
また練習の中でみんな気になる点があれば、曖昧な状態での練習は無駄なので一度区切ることを提案してください。
あと、身近なトップセーラーのアドバイスをみんなもっと積極的に求めよう。話を聞くだけで自分のものにできるかは分からないけど、プラスであることは間違いない。またスピード練習や実戦的なラウンディング練習の相手も積極募集していきます。

<ルール案> (罰則案:代わり映えしなくて悪いけど、船底?)
・朝のミーティングで1つだけ、その日できるようになることを具体的に明示すること
・毎週主任を決め活動報告を書くことと、全員何でもいいからレスポンスをすること
・全員1日1回以上、練習の区切りを提案すること(一度くらい気になることあるはず)
・牧野は毎回の練習で2番に管理させる要素を伝え、管理の癖をつけさせること
・トリマーはコミュニケーションを取り続けること(5秒以上沈黙しない)
・原則練習日は天図の裏で、2年生以上はGPSを見ながらコースについて話し合うこと(1日1レース)
・段階的な体重管理設定(これは罰則はいらないかもしれないけど・・・)

長くなったけど、みんな考えましょう。

夏休みの課題とアプローチ

2010-08-03 15:50:45 | 練習記録
夏休みのテーマは“管理”です。今まで大まかな計画はありましたが、現状を考え修正を余儀なくされていることと、そもそも練習量をとってやるべきことをやっていればいいというスタンスでは通用しないことが明白になったからです(自分のミスです、申し訳ありません)。質・量伴った練習をするため、個人・チームで中期・毎度の練習での目標とルールを設定します。練習の種類ごとにポイントをしぼって、目標達成しましょう。9月後半からはチームとしての弱点補強に費やすので、それまでが勝負です。
まずチームの現状分析としては、基本的なハンドリングとクルーワークは一定レベルに達したと考えます(みんなもそのつもりでお願いします)。その上で具体的に足りない部分は、①出たいサイドから一線で出るスタート、②タクティクスを生かせるボートスピード、③フリーのストラテジーの精度、④タクティクスの的確さ(絶対的な情報量・質の少なさとセオリーの共有不足)、⑤レースマネジメント(レース全体での目標とプラン・優先順位の共有不足)だと考えます。

対策として、
①②については上記しましたが、応用として、走りのモードを切り替える練習も(1艇でできる面もあるので)まずは得意な風域で取り入れていきます。③④の対策として、陸でできることは牧野・徳毛による座学や読み物、GPSなどを見ながら実際のパターンを話し合うこと、ホッパー練習でのコース選択やカバー、タクティクスに生かせる走りの感覚の学習。複数艇でラウンディングできる機会を絶対に生かせるように準備すること。
⑤については普段の練習から目的を明確化する癖を全員(特にタクティシャン)がつける、くらいしかないでしょう。

8月の個人の目標として、
石川:波海面でのスピード改善。スタートのマニューバで確実に出たいサイドでラインに並ぶこと。
中山:クローズの改善。スタートのスピードコントロールの調整。ジブトリマーとして必要なセオリーの理解及び風下艇の情報出し。(上回航でスピンを張るのを速くすること。)
小松:フリーの改善。フリーのデッキのヒールトリムを指示できるようになること。タクティクス的なフネの動きにスピンを合わせられること。
牧野:セオリーを実践できるフネにすること。場面ごとに優先順位を共有させること。
徳毛:セオリーを理解して、アウトプットできること。トラブル時に優先順位をつけて対処できること。レイラインは確実に読めるようにすること。
渡辺:クルーワークをこなしながら、ヒールトリムができること。レイラインは確実に読めるようにすること。コースについて、指示された要素は管理できるようになること。
大河原:クルーワークの限界をのばすこと及び回航でのクルーワークを統制すること。ヘッダーとリフトを見分けられること。スタートでラインを正確に把握して、必要と思われる形で伝えること。

一年生:基本的な艤装や作業(ビルジ取り・解装・リペアなど)を覚えること。フネの動き(下回航・タック・上回航・ジャイブ)にそれぞれの風域で適した動きをとれること。指示のもと、スピン回収ができること。
次の段階として、バウマン・マストハンドのクルーワークを指示したとおりにできること。ブローとラルを見分けること。

練習メンバーが特に8月は不定なので練習の優先順位として、
①複数艇での走り合せ(スピード)
②複数艇でのラウンディング(タクティクス、ロックタックやリーバウなど)
③複数艇でのスタート練習(必勝パターンの確認)
④一艇での時間距離の練習(上1、下1)/バウマンのライン読み練習
⑤一艇でのラウンディング(即タック・即ジャイブや回航バリエーション、レイライン、情報管理、トラブルシューティング)
⑥二・三年生のミニホッパーでのレース(コース)
⑦走りのモード切替練習(最初のセッティング確認時に兼ねてもいいかもしれない)
⑧一年生のミニホッパーでのサークリング、ラウンディング(動作、回航)
⑨一艇でのショートラウンディング(一年生クルーワーク)
これとは別に、練習の最初もしくは最後にタック練習とストップ&ゴーをドリル化します。

練習の中で時間を区切ることで、目的と達成度合いを確かめるとともに、同じ練習の中でも細かく目的を分けて時間を使うよう気をつけます。質の高い楽しい練習にしましょう。水分補給など暑さ対策は万全に!

京急サマーレガッタ

2010-08-03 15:49:53 | レース報告
7月24・25日とJ24京急サマーレガッタでした。2日間に渡るレガッタレースは10月の関東選手権までなく、一定の成果を出すべく気合いを入れて臨んだレースでしたが、14-15-10-15-11位/17艇で総合15位と結果的にイイところなしで終わってしまいました。

レースレポートは牧野が書くはずですが、レースの総括として、スタートが一線で出れないことは大きな敗因ですが、タックして(上スタートじゃないと逃げタックのタイミングも難しい・・・)フレッシュブローをつかんだあと、そこから真ん中あたりまで挽回するという展開が一度もできなかったことは今の仰秀の戦う力不足です。大潮かつ軽風で上りも下りもコース・走り共に難しい反面、順位を上げるチャンスもあったはずなのに。

印象として、大まかなストラテジー(左右の海面選択)は無難な気がしますが(ダウンのブローの取り方はもっとうまくなる必要あり)、結局タクティクスで埋もれていってしまっていること(第3レース顕著でした・・・)、ストラテジー(ブロー・シフト・潮・波など)・タクティクス(どの艇に対してカバーかリスクとるか)の優先順位が曖昧(もしくは共有できていない)で艇の動きが鈍かったです。あと、クルー全員がコースに貢献できている状態ではないことが(ベースとなるコースの理解及びアウトプットが足りない)もったいないです。

クローズのボートスピードの反省として、安定して走っていて周りより若干イイ走りをしている局面もある一方、(少なくとも今レガッタのような軽風では)明らかに周りに遅れている時間が長すぎるのが、まずは問題です。
外部要因(潮・波・ブランケ)も考えられますが、頻度的に内部要因の可能性が大きく、ヒールは割とずっとさせており乗艇位置も前だったので、セールトリムと風の当て方がまずいことによるパワー不足な気がします(リグが標準だったことも影響しているかもしれません)。実際、速い艇はもっとヒールを起こせているようでした。特にチョッピー海面で失速してしまうと、中々走りだせません。レース最後の方で、意識的に風を当てて走ってこまめにヒールを起こすようにしたところ、走りが安定した感じがしました。ラルやチョッピー海面では変化を意識して丁寧に走らせるしかありません。
対策として、①クローズもフリーももっと両者でコミュニケーションをとること(何某のルール化も必要でしょう)、②あと特にクローズについては海況とセッティングについてデータ化を試みます。③タック練習をドリル化します。タックがうまくなる+加速の練習になると共に、ヒールやロールを通してデッキが走る感覚を磨くことができるからです。④体重もそろえて練習していく段階でしょう。

課題であったスタートは、全く決められずじまいです。最近練習では、ポートアプローチで並んで上艇にバウを揃えて出るボートコントロールを練習していました。レースではポートアプローチだけではありませんでしたが、①出たいサイドでラインに並ぶことができていない場合、②ラインに並べても最後の加速の段階で遅れてしまう場合 のオンパレードでした。
原因として、①については、マニューバの風位が低いこと、もしくは高すぎるため低くしようとして失敗しています。②については、自分達の中でラインと時間距離を正確に把握できていないため周りに合わせようとするだけでは遅れてしまうこと、加速に向けた微速でのポジション維持(下のルームとブランケ)、練習とレースでの加速の感じが違うこと(海面と風が乱されることもありますし、心理的なものもあると思います。)があると思います。
対策として、①ストップ&ゴーと一艇での時間距離のスタ練はドリル化する共に、②応用ですが、逆に10秒でクローズにのれる微速練というのもしてみようと思います。ハンドリング練に近いかもしれません。③スタートの必勝パターンを作りたいと思います。上サイドと下サイドそれぞれ、2分前や1分前でそこにいられれば必ずスタートできる場所(n艇身前の見通しを取るのもルーティン化しようと思います)を作ります。もちろん他艇や有利サイドによって変化はありますが、スタートの基盤にはなるはずです。
複数艇でスタ練できる機会はもう少ないと思いますが、だからこそそういう機会を生かせるよう一艇でできることは確実につぶしましょう。
<疑問点>
ストップ&ゴーが加速の練習であることは明らかですが、ストップの練習でもあると思います。マークの横で止まるボートコントロールは必要だと思いますが、実践的な練習にするためには、どういうパターンのストップを考えるべきでしょうか。
①マーク手前をめがけてダウンスピードタックでとまるパターン、②クローズ角でアプローチしてセールを抜いてとまるパターン、③風位にたてたり、ダブルタックのような感じ(S字?)でとめて加速の瞬間にクローズ角に戻すパターンなどが考えられますが・・・。
①だとポートアプローチの練習にもなり、②だと時間距離の練習になり、③だとより実戦で使えそうな気がします。

全日本選手権まで残り3ヶ月ちょいで、全日本5位という目標に赤信号が灯っています。ただ夏休みがあり、まずは基本に戻り練習量をとるのはもちろんですが、もっと質の高い練習をしなければ現状的に目標には届きません。むしろ夏休みを正しく利用すれば、絶対に勝てるはず。夏休みの練習でみんな大きく変わらないと後悔することになるので、具体的にどう変わればいいのか考えましょう。(つづく)

ちなみにサマーレガッタに先だって行われたオーナーヘルムレースでは、東大総長の名代として3年生の小松が舵をもちました。ほとんどヘルム経験はなく、どうなるかことかと思いましたが、(2度危ない場面はあったものの)無事に15位フィニッシュを決めました。クローズは割と走れていたけど、基本的にまだボートコントロールができていないよう。