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釋超空のうた (もと電子回路技術者による独断的感想)

文系とは無縁の、独断と偏見による感想と連想と迷想!!

及び釋超空のうたとは無縁の無駄話

13. 『旅を来て 心つつまし・・・』

2011-08-09 07:40:39 | 釋超空の短歌
『旅を来て 
  心 つゝまし。
   秋の雛 買へと乞ふ子の 
顔を見にけり 』
***
旅に出た作者の心は今は静謐なようだ。

たまたま、「秋の雛 買へと乞ふ」子たちに遭遇した。

貧しい身なりの子供たちである。
親が作ったのか自身で作ったのか、稚拙な「秋の雛」だが・・・おそらく、それを売って生計の足しにしているのだろう・・・作者の子供たちを凝視する視線は勁(つよ)い。

哀れみの視線ではない。静謐な心から発せられるその視線は、貧しい子供たち、というより、この世の弱い「いきものたち」への凝視だろう。


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