釋超空のうた (もと電子回路技術者による独断的感想)

文系とは無縁の、独断と偏見による感想と連想と迷想!!

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雑談:ブライアン・イーノの曲と科学

2013-09-21 10:17:43 | 釋超空の短歌
随分前の話だがテレビの或る科学番組で・・・その番組は確か現代物理学の一般庶民向けの解説番組だと記憶しているが・・・ブラアン・イーノの『THE DANCE』がBGMとして流れた。

実はそのとき、私はブライアン・イーノという人を知らなかったが、そのBGMの曲は印象に残った。

その頃、私はNECのPC-VANの会員であったが、その会員の中に大変音楽好きな人がいた。その人は工学部出身の人で例の番組をみたらしかった。

そこで其の番組が話題になったとき、そのBGMはブライアン・イーノという人の曲『THE DANCE』であることを其の人から教えられた。私は其の曲が強く印象に残っていたので早速其の曲のCDを買った。

この曲の私の印象は、なんと表現したら良いか、素粒子が放散しているような感じがあり、そういう意味で現代物理学風であり、そのテレビ番組の内容にマッチしていた。

しかし、同時に其の曲『THE DANCE』は、タイトルどおり、どこかインドあたりの古典舞踊をも私に連想させた。

この頃は・・・'80年代だが・・・いわゆるニュー・サイエンスが時代精神として盛んな頃だった。

フリシチョフ・カプラの『タオ自然学』が此の頃の科学の時代精神の象徴だった。科学において、いわゆる東洋思想が見直され、其れを科学において重視する時代潮流があった。 この本は今でも売られている。

そういう時代精神があったから、現代物理学の解説に使われた『THE DANCE』が、私にインド古典舞踏を連想させたのは当然だったかも知れない。

私が購入したブラアン・イーノのCDには、『THE DANCE』と共に『MEDITATION』という曲も収録されている。
これも東洋風の瞑想』むを連想させる。

***
今世紀に入って科学は'80年代に全盛だったニュー・サイエンスから離れ、それ以前の『分析主義』主流の科学に戻り、ニュー・サイエンスは一時の流行に終わった観がある。

ブラアン・イーノ自身は科学とは何の関連のない人だが・・・彼は自らをノン・ミュージシャンと称しているようだ・・・私は『THE DANCE』や『MEDITATION』を聴くと'80年代の頃を思い出す。

そして、これらの曲は科学云々を離れて、今でも私の好きな音楽の一つであり、今でも繰り返し聴いている。

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