ヴァイオリン ~ 雑音ラプソディ ~

50代後半になって突然始めたヴァイオリン。
ヴァイオリンやピアノなど
音楽に関することを綴っていきます。

9月:ヘンデル「ラルゴ (オンブラ・マイ・フ) 」をバイオリンで弾く

2021-11-04 | ヴァイオリン
「ヴァイオリン名曲31選」の2曲目のレッスンは、ヘンデルの「ラルゴ」。
このタイトルでピンと来なかったのですが、譜読みをしていて「オンブラ・マイ・フ」とわかり懐かしい気分になりました。

「オンブラ・マイ・フ Ombra mai fù」は、ヘンデル作曲のオペラ「セルセ」第1幕の中で、ペルシャ王セルセ(クセルクセス1世)によって歌われるアリアです。

もう何年も前ですが、ニッカウヰスキーのCMで、広大な景色の中で女性歌手がこの歌を歌っているシーンがありました。あの透き通るような歌声はかなり衝撃的で、来日コンサートのチケットを必死で取り、来日した年に2~3年続けて聴きに行った記憶があります。
歌手の名は、キャスリーン・バトル (Kathleen Battle)です。

この曲をヴァイオリンで弾けることが嬉しかったのですが、この曲に対するイメージがすっかり定着しているため、どうしてもきれいに弾きたくて、2回のレッスンでOKは出たのに、出来栄えに納得が行かず、3回目で仕上げることにしました。
3回目の出来栄えは…やはりまだ未熟ですね。
今回はレッスンの話より、キャスリーン・バトルの話がメインになってしまいました。


Ombra mai fu
di vegetabile,
cara ed amabile,
soave più
こんな木陰は今までになかった
どれよりも愛しく、愛らしく
そして優しい


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9月:「マリーの金婚式」を弾く

2021-11-04 | ヴァイオリン
新しい曲集「バイオリン名曲31選」の最初のレッスン曲は、
ガブリエル・マリー(1852-1928)の
「金婚式 (La Cinquantaine)」。
曲集からどれか好きな曲を選びながら進めるという話でしたが、取り敢えず、1番目のこの曲から始めました。

この曲は子供の時にピアノで弾いたことがありますが、確か「マリーの金婚式」というタイトルだったと思います。
元々、チェロとピアノのための2つの小品の2曲目なのだそうですが、チェロよりヴァイオリンで弾かれることが多いとか…

この曲はピアノでは簡単でしたが、ヴァイオリンでは、ポジション移動、強弱表現に気をつけなければならないのと、曲中にフラジオレットが突然現れます。
私の過去の投稿にフラジオレットが出てきますが、フラジオレットとは、ヴァイオリンの場合、弦の半分のところに軽く指を載せて弾くと、開放弦の1オクターブの音がグラスハープのように透き通るように鳴る、その奏法です。

これまで4番の指(小指)をそっと置いて鳴らして単独練習していたのですが、4番の指だけでなく、3番の指(薬指)でという表示に初めてお目にかかり困惑気味。しかも、直前の音からスラーでシュッとフラジオに入るので、指の力加減が難しい。音程を気にしていると、無意識に力が入って、音が透き通らない。
これが上手く弾ければ、結構リズミカルで弾きやすい曲です。
練習して指を慣らすしかありませんね。





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